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#Analyse
Bartok String Quartet No.5 Movt. 2
第二楽章は上からと下からと離れた音域から徐々に歩み寄ってきて始まる。そのあと、もろに協和的な三和音が出てくるところ。ただし、第一バイオリンのメロディーラインは原則的に協和音にはならず(青の○で囲んだ音だけ例外)第二バイオリン以下の和音を踏まないように慎重に探りを入れながら歩いているような。
Bartok String Quartet No.1 Movt. 1
バルトークの弦楽四重奏第1番を聞いていると、ドビュッシーやラヴェルのフランス音楽と直接つながっているような印象を受けるところがある。例えば45小節目からの次の部分。音はこちら。
45-46小節目はほとんどモーダルであり、さらに一つ一つの和音も極めてオーセンティックな長三和音であったり短三和音であったりして、耳に厳しいところがひとつもない。47小節目はそれまでGbであったものがGナチュラルになって
Prokofiev Symphony No.1 Movt.1
もともとこの部分は気になっていたんですが、何が気になるのかがわからなかったのできっちりスコアを勉強させていただきました。(尊敬の眼差し>プロコフィエフさん)
第一楽章の主部の終りとその再現ですが、まず主部の終わりの部分。音はこちら。
3-4小節目、7-8小節目いずれも7度の音は鳴っても次で解決しないというような近代和声になっている部分はありますが、特に妙な感じはしない。
ところがこれが再現す