コパアメリカ解説 with 五百蔵容 OWL magazine&ニコニコ生放送コラボのお知らせ!!
大注目のコパアメリカが始まろうとしています。
大好評だったニコニコ生放送での裏・実況解説ですが、コパアメリカでもやります。今回は、サッカー戦術分析家・シナリオライター・Perfume愛好家の五百蔵容(@500zoo)と、作家の中村慎太郎(@_shintaro_)の二人でお送りします。
試合時間が変則的なので、放送時間も変則的ではありますが、熱戦間違いなしのコパアメリカを味わい尽くせるように、森保ジャパンの「戦術」と「戦略」を読み解いていこうと思います。
今回は、「ニコニコ生放送」と「旅とサッカーをつむぐOWL magazine」との共同放送です。放送は基本的にはYoutube(OWL)とニコニコ生放送に同時配信します。お好みのメディアでお楽しみください(あ、ニコ生派の方もOWLのチャンネル登録だけは何卒……!登録はこちらから)
放送予定(変更の可能性あり)
出演:五百蔵容(戦術分析家・シナリオライター)、中村慎太郎(作家)
6月14日(金) 22時半から 「コパアメリカのプレビュー 」
・Youtube(OWL magazine)
OWL_Channelのみ。ニコ生の配信はありません
6月18日(火) 日本vsチリ 22時半から 「チリ戦を徹底レビュー」
・ニコ生(放送URL)
・Youtube(OWL magazine)
試合は朝の8時から。出勤&帰宅後、試合を観た後にレビューを見るイメージです。
6月21日(金) 日本vsウルグアイ 7時半〜10時ほど
・ニコ生(放送URL)
・Youtube(OWL magazine)
この日だけ朝の生放送にあわせて、ライブで裏実況・解説をします。※夜の放送はありません(中村が一人で何か喋る可能性はあります)。
6月25日(火)日本vsエクアドル 22時半から
・ニコ生(放送URL)
・Youtube(OWL magazine)
6月27日(木)19時半予定 リアルイベント『コパアメリカグループステージ総括。日本は南米と戦えたのか?!』 開催場所:高円寺のスポーツ居酒屋Kiten
チケットはこちらから
懇親会もやります!
※イベントの様子を配信するかどうかは未定です
ノックアウトステージ以降
進出が決まり次第判断しますがなるだけやる方向で考えています。
というわけで大注目のコパアメリカについて、全力でレビューしていきま
す。
え?注目してないって?
何をおっしゃいますか。コパアメリカに出ることこそ日本代表の悲願でした。どうしてかというと、日本は南米のチームを苦手としていると言われています。
いわゆる南米らしさ。時には秩序よりもカオスとパッションを優先するようなエネルギッシュなサッカーを前に、「いい子ちゃん」である日本は為す術もなく崩壊してしまうことが多々ありました。
sdブラジルに0−4で負けたというニュースが流れた時、そこには4点差以上の差があるのです。W杯で勝ち上がっていくためには南米のチームに対して打ち勝つことがどうしても必要です。
先のロシアW杯では、C・サンチェスの退場というアクシデントにも助けられコロンビアに勝利しましたが、その前のブラジルW杯では1−4の歴史的な大敗を喫しています。
今大会は2大会連続で優勝しているチリ、ウルグアイという強豪と戦う必要があります。
え?ウルグアイなら勝てそうって?
ええ?去年埼スタでやったときに勝ってるから次も楽勝だって?
そうでしょう、そうでしょうとも。
地球の裏側である日本まで呼び出して、親善試合を組めば、ウルグアイでも、アルゼンチンでも勝てるときは勝てます。相手チームは移動などで疲労しているし、勝ったところで大きな名誉もないので無理はしません。もちろん負けるつもりはないでしょうが、石にしがみついてでも勝とうという気迫はありません。
しかし、南米開催の時は別です。
南米勢にとって、南米での試合はガチ中のガチなのです。
ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、チリ……。どんな国かわからないと思います。でも、アジアでいうとこんな感じです。
日本、韓国、北朝鮮、中国……。
負けられんう゛ぁい!!!!
こうなります。もちろん、歴史や外交関係などは日本と東アジア諸国とはまったく違っています。しかし、近隣国との戦いには常に負けられないのです。
アルゼンチン人は、ブラジルをディスり続けます。おまえらはイタリアW杯で俺らに泣いてからずっと泣いているんだろう!と。イタリア大会は29年前の1990年です。
1回負けただけで30年もディスられ続けたらたまったもんではないわけですが、それが南米のリアルです(それが、アルゼンチンのやんちゃさです)。
そして、南米で開かれる大会には、多くのサポーターが押し寄せてきます。ブラジルW杯の時には、チリ人の大群がホテルを占拠し……。そういえば、ブラジル人のギャングにホテルごと根こそぎ強盗されていたような気がしますが、とにかく、多数訪れます。地続きなので車でやってくるわけです。
車で行けるということは、所得がそれほど高くない層でも気合いさえ入っていたら辿り着くということです。
そして2戦目のウルグアイ戦が行われるポルトアレグレは、ウルグアイのすぐ隣です。なんと首都のモンテビデオから車で10時間ちょっと!時間距離としては東京から鳥取くらいの感覚です。南米の感覚だとすぐ隣です。何せブラジルの国内移動に、72時間の長距離バスがあるくらいです。
というわけで、チリ、ウルグアイ、エクアドルとも、地元の大応援団が見守るスーパーアウェーでの対戦になります。また、日本では「野次はよくない」とか「中指立てるな」とか「相手チームの選手を傷つけるようなことはやめよう」という言説がよく出ます。
しかし、南米では、対戦相手など犯罪者のようなものです。っと、それは言い過ぎですかね?え?言いすぎじゃない?人によって考え方は違うことでしょう。
まるで中世の闘技場のように、観客がサッカーに熱狂する場所が南米です。そんなスーパーアウェーで戦い抜けるかどうかは、日本サッカーの今後を占う上での試金石になります。また、試合に負けてしまったとしても、これ以上ないほどの経験を積むことが出来るでしょう。
そして、コパアメリカへの出場はようやく達成できる悲願です。
2011年に開催されたコパアメリカは、東日本大震災と、それに伴うスケジュール変更の余波で出場が出来ませんでした。
次の2015年の大会も、招待はされていたのですがアジアカップと同年の開催であったことから出場できませんでした。そして2019年、3度目の正直で招待された日本はついに出場することを決意します。
そのへんの経緯は、いぶし銀のベテランライター藤江さんの記事に詳しいです。
選手が揃わない森保ジャパンの来年6月南米選手権参戦に意味はあるのか?
そんなコパアメリカへと日本代表が挑みます。メンバーは以下の通り。
GK
川島永嗣(ストラスブール)
小島亨介(大分トリニータ)
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
DF
植田直通(セルクル・ブルージュ)
冨安健洋(シント=トロイデン)
板倉 滉(フローニンヘン)
岩田智輝(大分トリニータ)
立田悠悟(清水エスパルス)
原 輝綺(サガン鳥栖)
杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
菅 大輝(北海道コンサドーレ札幌)
MF
柴崎 岳(ヘタフェ)
中島翔哉(アル・ドゥハイル)
久保建英(FC東京)
中山雄太(ズヴォレ)
三好康児(横浜F・マリノス)
伊藤達哉(ハンブルク)
松本泰志(サンフレッチェ広島)
渡辺皓太(東京ヴェルディ)
安部裕葵(鹿島アントラーズ)
FW
岡崎慎司(レスター)
前田大然(松本山雅FC)
上田綺世(法政大)
メンバー紹介についてもいぶし銀藤江さんの良記事があるのでこちらをご参照下さい。
超強豪国との真剣勝負へ! コパ・アメリカに臨む日本代表23名を徹底紹介!
というわけで、ニコ生&OWL magazine共催のコパアメリカレビュー!!請うご期待!!
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↑エクアドル戦(表示が変ですがリンク先は問題ありません)
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