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「旅とサッカーが二重封印されたこんな世の中じゃ、ポイズン」なんて言わないよ絶対零度オーロラエクスキューション!!


タイトルがあまりにもわかりづらいので、説明から始める。

ご存じの通り、現在はサッカーの試合が開催されていない。もしかしたらアマチュアレベルではやっているものもあるのかもしれないが、フットサル場も休止しているような状況なので、よほど注意深く探さないと見つけられないだろう。

つまり、サッカーは封印されている。

そして仮に開催されている試合を見つけたとしても、そこに行くことが出来ない。サッカーを観に行くための移動は、不要不急と考えられるためである。近所のスタジアムやサッカー場に行くことも、アウェー旅をして他の地域のスタジアムへと行くことも出来ない。

つまり、旅も封印されている。

というわけで、旅とサッカーのマガジンであるOWL magazineは二重封印をされているのである。

???「ククク……。我の力をよほど恐れているようだな……。いいだろう。今は大人しく封印されておいてやる。ただし、我が復活したときは……。ククククク……。」

こんな世の中じゃ駄目だと毒づいて、反町隆史よろしくポイズンをまき散らしたところで状況はよくならない。そう、二重封印されるということは価値が高いということ。

二重封印をされているということは、逆に言うと封印でもしなければ、人々はサッカー場に集まってきてしまう。サッカーを観るために全国各地へと散ってしまう。

というわけで、サッカーには魅力があるし、旅にも魅力がある。しかしながら、二重封印されているこんな世の中なのである。しかし、毒づくことなんてしないよ絶対。絶対零度オーロラエクスキューション byキグナスの氷河!!

最後の所だけロジックが繋がらないのを許して欲しい。私の力にも限界があるのだ。

というわけで、サッカーも旅も駄目なのである。

そんな中、10万円が給付されることが決まるそうだ。1人当たりに対する給付なので我が家は50万円ももらえる計算になる。ぼく、妻、長男、長女、長猫の5人家族だからだ。住民基本台帳に猫の名前があるかどうかは調べていないのだが、多分大丈夫だろう。

だって、猫は大切な家族だから。

さておき、10万の用途である。我が家は50万円もらえるのだが、これを何に使うか。

タクシードライバーを始めたパパの収入であるが、手取りで月額25〜35万程度を見込んでいた。歩合制なので、努力と能力次第ではあるのだが、ドライバーによっては月収が70万円を超えることもあるようだ。とすると、年収は800万円を超える計算になる。

という業界なので、35万円程度なら十分に狙える範囲であった。しかしながら、コロナショックにより外出者が大幅に減少した。具体的に言うと、テレワークが推奨され、「お金がある会社員ほど」自宅で仕事をするようになった。

つまり、朝の通勤や、昼間の移動、夕方の帰宅などでタクシーを使うお客様が大幅に減ったことになる。さらに、夜の会食などが激減した。そのため飲食店にも多大な影響があるのだが、会食からタクシーで帰宅するお客様も減少してしまった。

従って、朝、昼、夕、夜のお客様が激減した状態になってしまった。町を見ると空車のタクシーが溢れ、お客様が手を上げると「よーいどん!」と多数のタクシーが押し寄せる。スクリーンアウトばりにポジションをとっておかないと、お客様まで辿り着けないのだ。

というわけで、タクシーは出庫するだけ赤字という状況になり、廃業する会社、1ヶ月休業する会社、出勤を半分にする会社が増えている。というよりも大半である。中には、今がチャンスと通常通り営業しているところもあるようだが、少数派だ。

細々とした話はいいのだけど、タクシー業界も大不況に陥っているということと、先行きが見えないということは間違いない。場合によっては月収が手取り10万円程度になる可能性すら覚悟しなければならない状況となっている。どれだけ赤字でも最低時給くらいは、法律上出るはずなので、時給1000円強で160時間働いて、社会保険を引いたらそんなものになるはずだ。

流石にそんな給料で、事故や感染のリスクもある仕事はしていられないと、退職する人も目立っているようだ。

一方で、今退職したところで次の職が見つかる保証はない。というよりも、よほどコロナ禍に適応した職種ではない限り、現在求人は行っていないのではないだろうか。

というわけで、先行きは不安定なのである。

だから、そこで給付される10万円はまずは生活のために使うべきだろう。生活が安定していて、貯蓄も十分あり、雇用も確保できているため先行きに何の不安もない人で、かつ、お金を払ってでも維持したいものがJリーグという組織という人はJリーグに寄付すればいい。応援しているクラブだという人はクラブに寄付すればいい。

ただ、サポーターが一人あたり23000円を寄付すれば、入場料収入分がペイできるなんて試算をしているスポーツビジネスの方がいて、これには怒りを覚えた。

ぼくの愛する新宿ゴールデン街の名店ポヨさんでは、通常営業は出来ないながらもお弁当を一生懸命作っていて、味つけには一切手抜きがなく、赤字なんじゃないかと心配したくなるほど量も多い。そういう努力に対しては気持ちよくお金を払いたい。

ただ、特に何か施策をするでもなく、サポーターが全員、無条件で23000円支払うという試算はまったくもってありえない。サポーターに甘えている。サポーターはサッカーに寄付がしたいのではない。サッカーが観たいのだ。

サッカーが観れない状態にも関わらず、通常時と同じ収入が得られるわけがないではないか。思えば、サポーターは、サッカーが観たいがためにお金を使ってきた。多少サービスに不備はあっても、サッカーが観たいから、サッカーを応援する仲間と会いたいからという理由で、スタジアムに趣いてきた。

しかしながら、それはあくまでも「サッカー」に対してお金を払っているのであって、サッカー業界の現状維持のためにお金を払うかどうかはまた別の問題である。

誤解を恐れずに言うが、サッカークラブがプロでやっていけなくなってアマチュアに戻ったとしても、ぼくには何の影響もない。むしろ、アマチュアの試合の方が、チケットを取るのも、座席を確保するのも苦労せず、今のご時世でいうならば三密も避けられるわけだから歓迎してもいいくらいだ。

誤解を恐れずに言うが、FC東京がアマチュアに戻って、江東区の猿江公園で練習し、江戸川陸上競技場で試合をするようになったとしても、ぼくは何ら不便を感じない。それどころか近くなった上に、チケット料が安くなって喜ぶくらいかもしれない。

プロサッカークラブのアイデンティティとは何なのか。

サッカーを見せるために運営をすることだけなのだろうか。

今問われているのはそこだ。サポーターだからといって無条件でクラブにお布施はしない。もちろん寄付をしてくれるサポーターもいるだろう。しかし、サポーター全員が、特に何のサービスも受けていないのにお金を払うわけがない。

エンターテイメントの担い手ならば、サッカーの試合が組めず、3密が禁じられている中でも実施できる企画をするべきだろう。そして、その上で寄付を募るべきだ。

我々はサッカーが好きだと常日頃から言っているが、サッカーへ行くための電車や飛行機、宿泊、食事、友人達のとの語らいなど、様々なサッカー以外の要素に価値を感じて、お金を払っている。

だから、サッカー興行をになうサッカークラブに無条件にお布施を払って存続を願うということはないのだよ。もちろん、そういう人もいると思う。けど、そうじゃない人のほうが多いんじゃないだろうか。

主要な商品が出せないのはわかるんだけど、せめてこういう事態で不安になっている人々を安心させたり、楽しませたり、あるいは明るい未来の展望を描いたりするくらいはしてもいいんじゃないだろうか?

せめてお金を払いたくなるような何らかのストーリーくらいはつけて欲しいものだが、それすらもない。何の努力もしていないのに(少なくとも努力の様子が見えないのに)、サポーターはお金を払って支えるだろうと考えている。これが甘えと言わずに何だろうか。

大津祐樹選手は、今だから出来ることを模索し、選手主導で6時間のオンラインイベントを立ち上げた。

こういうイベントを行いながら、その中で用途を明瞭にした上で、寄付を呼びかけるならわからなくもない。

なに?大手クラブだから出来るイベント?

バリューはさておき、6時間のオンラインイベントの開催はスマホだけあれば出来る。オンラインで多数の人が出演するようなものでも、パソコンと光ファイバーがあれば出来る。

トークライブ中心なので企画力もそれほど必要なわけではない。汗をかくだけで出来るイベントなのだ。

もちろん、やってみたらやってみたで難しいこともあるのだろうと思う。ただ、応援するFC東京がこういったイベントをしてくれたら視聴するだろうし、その場で寄付を呼びかけられたら、生活苦であっても5000円から1万円くらいならぼくでも出すかもしれない。人によって10万円支払うこともあるだろう。

そこで大事なのは、「うちが持ってるスター様を見せてあげるよ」という上からの視線ではなく、みんな一緒にこの困難を乗り越えていこう、サッカーファミリーの団結力で社会の役に立とうという公共に対する視線である。

選手が生活苦だと聞いたら、体力を活かしてUberEatsでもやったら?と言いたくなる。ZOOMを使ってサポーターと1on1カウンセリングをすることだって出来るだろう。1時間1万円の価格であっても払ってくれるサポーターはいるはずだ。もちろん、完全に1対1だと問題もあるかもしれないので、クラブ関係者がオンラインで立ち会うことは大事かもしれないが。

今だから出来るエンターテイメントは間違いなくあるし、今だからサッカーに求められる役割もあるのではないかと思う。少なくとも、ぼくのような人間もいるのだから。すなわち、サッカーの試合がやっていないのにも関わらずサッカーのことを考えてしまうような人間が。

Jリーグの試合は無観客で7月を目処に再開しようとしている。ただ、これには条件がある。第二波のパンデミックが起こらず、順調に収束に向かっていることだ。スペイン風邪では第二波が強烈で、多数の死者が出たという。

自粛には限界がある。閉じ込められたら抜け出したくなるのが人間の性なのだ。それを抑え続けるのは困難だ。

第二波なんぞ来ないことを心の底から祈っているが、来ないことを前提にして楽観的なシナリオを組むのと同時に、悲観的なシナリオも描いておく必要がある。

スペイン風邪については、1918年の3月に第一波が起こり、10〜11月に第二波が起こった。第三波は1919年の初頭から始まったとのことだ。そして、第二波は致死率が非常に高く、しかも若年層を中心に多数の死者が出たとのことだ。そして、1年が経過した後、スペイン風邪という名のインフルエンザは突然消えた。

SARSというウィルスも、数ヶ月で突然消えたという。ウィルスの世界ではそういうこともあるらしい。だから、今回の新型コロナも消えるかもしれない。でも、消えないかもしれない。突然致死性が高い凶悪なウィルスになるかもしれないし、逆に致死性がさがってただの風邪になるかもしれない。

ぼくが座右の銘のように大事にしている言葉は(座右の銘を作ったことはないのだが)、一寸先は闇である。不確定なこの人生、先に何があるかはわからない。だからこそ生きるのだ。闇に向かって全力で飛び込んでいくのだ。

それが全力で足掻いた結果なら、必ずどこかにぶつかる。そして運命は変わる。闇が怖いからといって座って待っているだけでは何も起こらないのだ。黙って人知れず死んでいくだけだろう。

Jリーグが7月に再開できる保証はないし、再開したところで第二波によって再び休止されるかもしれない。ぼくは今のような状況でスタジアムに行けるとなったとしても多分行かない。サッカーは当然見たい。しかし、家族にウィルスを感染させ、仕事も出来なくなるリスクを超えてまでサッカーに行こうとは思わない。

代わりに公園でボールを蹴るかもしれない。それもまたサッカーだ。ぼくにとってはプロの行うエンターテイメントとしてのサッカーも、自分が取り組む生涯スポーツとしてのサッカーも、同じ価値付けなのだ。

あるいは、ゲームのサッカーを選ぶ人もいるかもしれない。この状況でも競技可能な将棋やチェスをサッカーの代替にする人もいるかもしれない。

夜は短し走れよアスリート。

サッカー業界よ。頼むからみっともないことをするな。

おまえのアイデンティティは格好いいことだ。

格好よくて人の憧れになるのが存在価値なのだ。

色男なら色男らしくふるまってくれ。

戦えよ。どんな状況でも。

おまえらは戦うのが仕事だろ?


ぼくは大津祐樹は本当に格好いいと思った。まだスポーツ記事を書く前に、すぐにすってんころりんするプリマドンナとかいって、よく知りもしないのにからかっていたこともあった。どうせ、チャラ男で遊んでいるんだろという偏見を持ったこともあった。

しかし、見ているうちに気骨のある男だと思うようになった。いつか君と一緒にダンスを踊りたい。

何のことだかわからなくなったのでこのへんで。

というわけでOWL magazineは、コロナで旅もサッカーも出来ないので寄付を募集しますとは言わない。我々は、どんな状況でも楽しむことが出来るし、それを表現することが出来る。

旅が出来ないなら、旅を作ってしまえばいいじゃないかというのがぼくの今の考えだ。それが何なのかというのはお楽しみに。

いやいや、ちらっと見せよう。土地土地の話をサポーターに聞いて、それをラジオとして放送すれば、擬似的な旅ができるんじゃないだろうかと考えた。ただ、ラジオの収益化は難しい。ある程度収益化が成立しないと、原稿料が支払えなくなるため、メディアとして死んでしまう。

OWL magazineは規模は小さいくせに、本職のライターが感心するようなちゃんとしたギャラを払っているのだ。もっとも、育成中の未経験者は流石に安め。円子文佳氏は富豪なので1記事100円。

現在展開しているOWL's Forestというオンラインコミュニティをnoteの新機能であるサークルへと移管させ、「みんなで旅を作る、移動しないでも旅をする」ことを再現したいと思っている。

続報は近日!!4月中にて!!


というわけで、燃えてきた。逆境こそ燃えるタイプなのである。

ただ、ここで問題店が1つ。有料コンテンツを作るのを忘れていた……。

よろしい、本気を出そう。Jクラブが確実に稼げるプランを開発しようではないか。ただし、ぼくのプランは人道的には問題があるので実現は難しいだろうと思う。ただ、エッセンスを使うことは可能だ。

では書こうではないか。
Jクラブが本気で稼ぐためのZOOM大戦術!!

試合を開催していなくても十分な現金収入を確保する方法を!!!

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作家・Youtuber。偏差値30からの大学受験を経て東京大学文科Ⅱ類(経済系)→文学部に進学(宮沢賢治の生命観)→大学院は理転して農学系(アワビ類の行動生態および繁殖生態の比較)→自主退学しスポーツ系の物書きに。著書『サポーターをめぐる冒険』がサッカー本大賞2015を受賞。

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