【新カード考察】黒馬/白馬バドレックス
こんにちは、Hatoba(はとば)と申します。
今回は4/23に登場する新弾から、こくばバドレックスとはくばバドレックスを、実際に使ってみた使用感も含めて考察していきたいと思います。
まだ新弾の情報が確定していないため、未公開の新カードによって少し変わる可能性もありますが、考察の大筋は変わらないと思うので参考になれば幸いです。
カード評価の目安
1:ストレージの肥やし
2:わざわざ使う必要もない
3:環境次第で使えるかも?
4:環境で使えるパワーがある
5:強い。環境トップ
・こくばバドレックスVMAX
評価:5
・長所 リソースでありエネ加速でもある強特性
青天井火力による多彩なダメージプラン
・短所 最初の火力が低い
特性が雪道で止まる
効果については優秀過ぎて特に言うことがないです。
三神を2ターン目に倒すことができないため、そこをどう克服するかが構築の焦点になっていくと思います。
・こくばバドレックスV
評価:5
・ポイント 上技で特殊エネ主体のデッキを大きく阻害
下技でベンチに逃げたポケモンも刈り取れる
特にれんげきウーラオスに対しては上技を連打してるだけでイージーウィンを取れる可能性すらあります。
また、雪道をそもそも貼られなくすることができるので、上の弱点を補完することもできます。
進化元にしてはとても優秀なスペックと言えるでしょう。
・霧の水晶
評価:5
・ポイント 序盤から終盤まで腐りにくい
超デッキの優秀なサーチ札
強いことしか書いてないです。
序盤はたねポケモン、中盤以降はエネルギーを持ってきたりとゲームを通して腐りにくくデッキの安定性を高めることができます。
今後の超タイプデッキでは必ず目にすることになるカードになると思います。
・クレセリア
評価:5
・ポイント 後攻でも強い動きができる
自身もそこそこ打点を作れる
超タイプ版フレアスターターといった性能の上技。
VMAXデッキの弱くなりがちな後攻の強い動きとして1枚採用するだけで一気に幅が広がるカードと言えます。
2エネ120火力は、弱点込みでウーラオスの下を倒せる、小回りの効く技でとても優秀なカードです。
・はくばバドレックスVMAX
評価:4
・長所 手貼りのみで2ターン目に250火力
上技で打点調整も行える
・短所 連打が難しい、要求値が高い
痛すぎる鋼弱点
HP260以上の相手にもたつく
このカードは使ってみてどんどん弱さが見つかっていきました。
まず、最大火力を出そうとするとエネをトラッシュするため連打が難しいこと。
仮に相手を倒したところで次のターンは棒立ちになったり、メロンを使うとボスの指令が使えないため連続でサイドを取れなかったりで扱いにくい性能になっています。
そして何よりの短所が鋼弱点。
三神ザシアンがいる環境で使うにしては前述の理由であまりにピーキー過ぎます。
よって評価は4としました。
未発表のカードによって強化されるかもしれませんが、現状では環境トップを狙えるカードではないと判断しています。
・はくばバドレックスV
評価:4
・ポイント 1エネ40で打点調整が可能
こくばの方は下が単体でも優秀でしたが、こちらは打点調整という最低限のスペックしかありません。
上ありきのカードなので上に合わせて一応4で評価しておきましたが、正直3をつけたいくらいです。
・メロン
評価:4
・長所 水タイプの貴重なエネ加速兼リソース札
・短所 カードパワーが絶妙に低い
どうしても溶接工と比べてしまうこのカード。
トラッシュにエネを落とす必要があり、ポケモンVのみ対象でなおかつ1枚しか加速できず引ける枚数は溶接工と同じ3枚。
全てが絶妙に弱いです。
序盤からバンバン打つというよりは後半に使ってエネを間に合わせるカード、という風に捉えた方がいいでしょう。
とはいえ他に代用が効かない性能なので、水のVMAXデッキには入るカードになると思います。
・頂への雪道
評価:4
事前評価は間違いなく5。
しかし、使ってみると思ったより刺さる対面が少なく、なおかつ刺さる対面は簡単に対策されてしまうため、貼るだけで勝てるカードではないと結論付けました。
ただ、色んなデッキに入る可能性があるカードなので研究が進むにつれ評価が5になることも十分ありえます。
例えば、三神ザシアン。
自分だけ特性を使ってデッキをブン回した後に貼って相手の動きを妨害する、エクストラレギュレーションでのオカルトマニアのような状況を再現することが可能です。
他にも無人発電所入りのれんげきウーラオスだったり、ルカメタといった耐久デッキに入って活躍することもあるかもしれません。
絶対に4枚は持っておきたいカードといえます。
デッキ考察 こくば サンプルリスト
現在調整で使用しているリストです。
黒バドレックスの弱点である、「初速が遅い」点をミュウミュウからホラーハウスGXを打つことでカバーするのがコンセプト。
ターンが経過するにつれてどんどん盤面を加速できる黒バドとは非常に相性がいいカードと言えます。
また、序盤の低い火力をマリィ+ナイトウォッチャーという妨害で補うなどミュウミュウとの噛み合いの良さから、新弾登場後のテンプレに近い形になっていると思います。
頂への雪道に対しても、霧の水晶のおかげで自然とリセットホールのマーシャドーが入るため簡単に対応することが可能で、間違いなく環境トップに食い込むパワーを持ったデッキです。
目下の課題はやはり弱点をつかれる悪パーフェクションでしょうか。
この対面は勝てて3割、明確に不利がついています。
頂への雪道の登場により数を減らすかもしれませんが、パーフェクション側がグズマ&ハラを投入するだけで簡単に対策できてしまうので減らない気もします。
デッキのポケモンのほとんどが悪弱点なので、対策が難しいのが使う上では気がかりになるポイントですかね。
この辺りは実際に発売後の大会の結果を見てみないことには始まらないので、心に留めておくくらいでいいと思います。
デッキ考察 はくば サンプルリスト
こちらはこくばに比べて大分難産だったリスト。
雪道で妨害しながら「うらこうさく」を使ってデッキを回していくのがコンセプトになっています。
ジメレオンラインを引けないと話にならないので、ポケモンに触れるカードを13枚と厚めに採用しました。
後1でのこのことバトル場に居座ってきた三神をワンパンできるダンデがオシャレポイントです。
「うらこうさく」から持ってくることができるので、打点をタッグチームワンパンラインまで引き上げてくれるダンデは噛み合いが良いと思います。
メロンは、打ちたいタイミングが3ターン目以降になる場合が多くそれ以前に引いても腐りやすいので3投で抑えました。
このデッキは課題が山積みで、まず三神ザシアンに勝てないこと。
ザシアンにワンパンされて4-2でサイドを取り切られて負けます。
なんならクチートにもワンパンされたりするので、いかに鋼弱点が重いかを思い知らされました。
次に、マリィが重いこと。
進化ラインを2つ扱う都合上手札に抱えておきながら次のプランを立てるのが普通ですが、そこにぶち当てられると後続を引けないことが多発しめちゃくちゃキツいです。
こくばとの対戦で、マリィを打たれただけで事故死した試合が数回ありました。
そして、後続が育ちにくいこと。
はくばバドレックスで最大火力を連打するには毎ターン手貼り+メロンをする必要があり、他のポケモンにエネルギーを貼るヒマがありません。
また、この毎ターン手貼り+メロンも要求値が高いので攻撃ができないターンが生まれることも多々あります。
これを克服するには別のアタッカーを用意する必要がありますが、悲しいことに水タイプにはサブアタッカーを張れるほどのスペックを持ったたねポケモンがいないんです。
今後の情報発表次第ではありますが、現状だと僕にははくばバドレックスの強みを活かしきれる構築を組むのは無理でした。
幸いなことにデッキの構築の拡張性は広いので、三神と組み合わせたり、ブリザードヴェールのフリーザーを入れてみたりと工夫の余地は十分にありそうなのでこれからも考えてはみますが、やはり三神に勝てない以上環境での立ち位置は良くないと思います。
おわりに
こくば/はくばバドレックスの考察をしていきましたが、どうだったでしょうか。
まだ全体のカードリストが公開されていないので未確定な部分もありますが、両カードへの所感はあますとこなく書けたのではないかと思います。
新カードの登場が環境にどんな影響をもたらすのか。
これを読んだ皆様の参考になれば幸いです。
Hatoba
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