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中国武術の流派の発生!!八極拳の門派(流派)と戦闘法!!

中国武術には、多くの門派(流派)が存在します。

各門派(流派)は、同じ「戦闘法」である事は、ほとんどありません。


八極拳の違い


同じ門派(流派)や、同じ名称の武術であっても、「戦闘法」は同じではありません。

例えば、同じ「八極拳」という名前の武術であっても、系統によって違いがあり、全く別物だと言えます。

また、同じ門派(流派)や系統を学んだ人間であっても、同じ「技術」や「戦闘法」になるとは限りません。

それには、いくつか理由が考えられます。

「技術」の相違点が生まれる理由の一部ですが、考えてみたいと思います。


教授者の違い


一つの理由は、同じ門派(流派)内でも、主に誰から学んだかです。

これは、各門派(流派)や道場、組織において、常に「師」が直接教授するとは限らず、「指導員」が教授する場合などがあります。

この場合、主に教授をした人間の影響を強く受ける事が多々あります。

これが、「戦闘法」や「考え方」の違いを生む要因の一つになります。


「正式弟子」(拝師弟子)と学生


二つ目の理由は、「正式弟子」(拝師弟子)か、「学生」かです。

この「正式弟子」(拝師弟子)と「学生」については、「教授内容」自体が違う場合があります。

昔の教授法では、「正式弟子」と「学生」では、学ぶ内容に明確な差がありました。


練習期間


三つ目の理由は、学んだ期間の長さです。

この期間においては、同じ「師」より学んだとしても、学んだ期間が短い人間と長い人間では、「技術」や「戦闘法」の理解の深さは違ってきます。


教習密度


四つ目の理由は、実際にどれだけ手解きを受けたかです。

これは、同じ「師」から同じ期間を学んだとしても、毎日のように「師」と顔を合わせて学んだ者と、年に1度程しか学んでいないものでは、大きな差となります。

現代では、電話、メール、インターネットなどの通信機器が発達していますが、通信教育のような状況で、学ぶ事は難しいと思います。


練習量


五つ目の理由は、訓練量や研究の度合いです。

これは、主に一人稽古などをどれだけの「質」と「量」で行ったかです。

仮に、学んだ内容が同じでも、受け取る側に差があれば、「理解力」や「技術」、「能力」に違いが生まれます。


個人による差異


六つ目の理由は、個人的な性格や、体格の違いです。

これは、学ぶ側の人間の体格、性格などが「戦闘法」や「技術」に影響を与えるという事です。


門派(流派)の発生


これらのような要因によって、「技術」や「戦闘法」に大きな違いが生まれ、教える場合の相違点ともなります。

このような事が、極端になった場合、新しい門派(流派)が誕生するのではないでしょうか。


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