2021/04/02 気になる女の鞄の中身②
なぜ、鞄の中身が気になるのか? 小説『赤いモレスキンの女』を読んで、物語を動かすアイテムになったハンドバッグを通じ、考えてみるコラムの2回目。
他の人の有り様を知りたいのは、肌身離さず持ち歩く物には、その人の価値観や哲学、センスが凝縮されて詰まっているからだと思う。女性誌『マリソル』で連載中の【働くアラフォーのバッグの中身】は、職業別に持ち物の違いがあり、興味深い。物がただ多ければいいというものでもない。いかに厳選してコンパクトに収納し、軽量におさえているかがポイント。
一番気になるのは、やはりメイクグッズだ。化粧直しだけにファンデーションやリップ、アイブローだけの人もいるし、静電気防止スプレーや眠気を覚ますハッカ油を愛用する人も。リップとチーク兼用のグッズを見つければ、メモメモメモ…。私は以前から、おしろい付きのあぶらとり紙を持ち歩き、ファンデーション分をなくしたけれど、バッグの重さは一向に軽くならない。Why? 使わない小物もたくさんあるのに、「もしかしたら?」が頭をよぎって、どうしても家に置いておけない。大地震もきっとあると思うので、携帯用の防災グッズはどうすればいいか、思案中だ。
通勤バッグは常に悩みの種。もっと機能性の高いバッグはないものかと毎日探している。