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プロセスをコンテンツにしたほうがいいよね。

ここ2、3年くらいで、ものを売るマーケティングでは、発売前から開発のストーリーを発信して、発売前の過程を惜しげもなく公開しているものが売れると言われてます。

これカラコンで言うと指原さんでやった時のやつとか、最近だとゆうこすのモデルです。
なんで開発ストーリーを出していくのかって言うと、ぶっちゃけものだけでは勝負にならないわけです。同じようなものが溢れすぎていて、既存のユーザーのスイッチになる動機がなかなかない。

だから物以外に価値をつけているわけですね。
なんで作ったのか誰のために誰が作っているのかどこがオススメなのか苦労した点とか。
そこのストーリーに人々は差別化と価値を感じるわけです。

似ているパターンで言うとスーパーで売っている野菜に生産者さんの写真付きメッセージがあるのと同じ原理です。

で、これ仕事にも言えるんじゃないかなと言うことを書きます。

前提として言っておくと、自分の「取り分」を多くしたい上司という人は世の中には少なくありません。
部下の成果だけを抽出して上にあたかも自分の成果として報告する人です。

部下にやらせるだけやらして、ポイントだけは自分に入るような人です。
部でやっているのであれば、それは部を率いている上司が評価されるのもまあわからなくはないですが、あたかも自分だけの成果だけのようにしちゃう人もいるわけですね。

俺に関して言えばそんなものに全く興味がありません。
できることなら他の個人やチームが評価される方が嬉しく思います。

ただし、これはどのようにしたら自分たちにポイントが入るのかを、自分たちでも考えておく必要があるわけです。
結果の報告だけになってしまうと、自分たちに入るポイントというのは、どうしても少なくなってしまうものです。だってそこしか切り取ってないから。 
苦労したプロセスもあるんだからちゃんと感じとってよ、なんてのはちょっと人任せすぎですよね。

これ結構みんなやりがちなんだけど、
例えばスラックや何かでクローズドであれやこれやと意見を出し合って、そこそこ時間をかけた議論をして、ちょっと結果が出たとします。
で、クローズドでやっているので、俺に報告が来る頃には、ちょっとの結果のみを報告をする人が少なくないわけですね。
俺からしてみると、そこそこ時間かけてたよね?
その時間何に使ってたのよ?とならざるをえないわけです。

ただ、後でよく聞いてみると、これこれこういう話をして自分たちで考えてやってみたんです。話してるスラックの中身をみてみると、そこそこちゃんと考えて頑張っていたんだなというのがやっとわかります。

そういうのを見ていると、もったいないなー、自分に入るポイントを逃しているなーと思うわけです。
結果までの過程にいいコンテンツがあったのにそれを表に出さないがために、自分に入るポイントを少なくしちゃってるなーと。
ここでやらないといけなかったことは、
誰もが見ているオープンな場所で議論をすることです。

スラックでやるのであれば全てのログを公開することです。
そうすればたとえ結果を出すことができなかったとしても、プロセスに対ししてもきちんと評価されて自分たちにポイントがもらえます。

そりゃクローズドで愚痴や悪口言っちゃうこともあるでしょう。それは隠しておいてね。
さらに、オープンにすることで何が起きるのかというと、自分が何をしている人なのか、何を知っている人なのか、何を解決したいのかというのが認知されます。

認知されることにより、助けを差し伸べてくれる人が現れたり、間違っていることを正してもらえたり、こういうことはあの人に聞けばいいのねとか、こんな情報はあの人に教えてあげようと、情報が集まってくるようなります。

俺にECやWeb関連の相談や情報が集まってくるのは、なんの人なのか認知されているからなんですね。
そういう見せ方も、自分にポイントが入る活動ということです。

もちろん俺がみてたら途中でアドバイスができることがあるかもしれない。 

自分たちがやっていることや知っていることはどんどん発信したほうがいいわけです。

これ、リモートする人なんかは、成果だけでポイントをもらう自信がないのであれば確実にやっておいた方がいいです。

なんかやけに時間かけたのに、成果はこれですか。。なんてことになりかねないです。
俺はちゃんとやっていくれているなというのは分かってはいますが、どうせならもっとオープンに積極的に公開して、自分に入るポイントをもっと増やした方がいいのです。

プロセスでも自分にポイントが入る設計にした方がいいです。
そのために、たとえチャット上であってもオープンな場所で活動した方がいいわけですね。

ただし、これが通じるのは30歳くらいまでかなあ。
俺くらいの歳になって、結果一つ出せないと結構厳しくなってきます。

若手が時間をかけた割にそこそこの結果しか出せないなんてのは、会社だってまあわかっているわけです。

もちろん、ビジネスをする人間ならば数字で結果を出さないといけないのですが、それに加えて踏まえておかなければいけないのは時間です。

例えば、会社に入って結果出してすぐやめます!とうなら結果がすべてというのはわかるんだけども、くれぐれも自分たちは何年間と続く仕事生活をするわけです。 

だったら費やしている時間の費用対効果が大きい方がいいに決まっているじゃないですか。
であれば、ビジネスをやる上では、常に自分の活動がどこにポイントが入るかを考えることが非常に重要です。結果もそうだけどプロセスもツールになるわけです。

費やしている労力や時間と、自分に入るポイントを天秤にかけたとき、ちゃんと自分たちにポイントが入るかを、周りに対してどのように設計をするのか。
損失ににならない方法は何かを考えるといいです。

せっかくちゃんと考えてやってくれているので、もっと最大化するためには、自分たちの活動がどこにポイントが入っているかを一度考えてみてみると、もっといいことを引き寄せられると思います。

こういうことができるようになると、自分たちに情報が集まるようになり、より規模が大きな仕事をイニシアチブを握ってできるようになったり、嫌ーな上司に当たった時でも成果だけを横取りされることもないし、処世術なわけではないですけど周りに対しての見え方もよくなるわけですね。

最初に書いたマーケティングじゃないけども、プロセスもコンテンツにしたほうが自分たちの取り分を増やすことができるよね。って話でした。

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