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小学6年の頃のいじめについて〜いじめの原因と対処法、母からかけられて救われた言葉〜

私は小学6年生の時にクラスメイトからのいじめに合いました。

その時、泣いて家に帰ったときに母からかけられた言葉に救われた経験があります。

私自身これから自分の娘たちが大きくなって、こういう問題も起きてくるのかなと最近は思うようになり、振り返ってみることにしました。

いじめの原因、どんないじめだったのか、そこからどう対処したのか、そこで母からかけられて救われた言葉について書いてみます。

小学生のいじめについて親ができることについて考えてみた記事です。

いじめの原因(小学生のいじめの始まり)

いじめられている時は、全く原因が分からなかったのですが、後に友人から知ることができました。

いじめの原因は恋心から来ていました。

クラスのボス的な女の子が好きだった男子と私は仲良しで、図工の席が隣になり楽しく過ごしていたのが気に入らなかったとのことでした。

今になったら、そんなことで?と笑ってしまいますが、6年生女子は多感な時期ですよね。

こういうことも起きるのだと思います。

ですが、当時の私には寝耳に水状態でした。

どんないじめだったのか

ある日突然学校へ行くと、仲良かった女子達がいきなり話をしてくれなくなりました。

話しかけても無視。

そして、一番打撃を受けたのは、一番の親友だと思っていた女の子からもう話が出来ない。ごめんね。と手紙をもらったのでした。

図工の授業で男子達から粘土を投げつけられた日もありました。

もう訳が分からず、気にしないふりをしていましたが、周りの男子達も笑っていてとても傷ついたのを覚えています。

それでも数人の女の子は話をしてくれていたので、まだ学校に行っていました。

そんなある日、ある女の子に「今日遊ぼう?」と誘ったときに、今日は予定があるから・・と断られました。

でも、雰囲気から何かがおかしい。そう思って、その子の家に行ってみると、家の前に複数台の自転車が置いてありました。

私は、何を思ったのか、その子の家のピンポンを押しました。

すると、中ではドタバタという音がして、その子が出てきました。

どうやらみんなの靴を隠していたようです。その子は嘘を突き通そうとしました。

私は、みんながグルになって私をハブいていることがとても悲しかった。

そして、その子達には、「わかった、もう誘わないから」といって泣きながら家に帰りました。

いじめが辛くて小学校の先生のところへ

どうしていいか分からない私は、小学校の担任の先生に相談にいき、一部始終を話しました。

すると、その先生は「お前が何かしたんじゃないのか?」と言ったのです。

絶対に一生許さないと心に誓いました。

その先生は新卒2年目くらいの若い男の先生でした。

今思えば、そのくらいの男の子ならこういう軽率な発言をしてもおかしくないなと思いますが、その当時の私にとっては立派な大人。

先生も味方になってくれない。この事実が私をさらに悲しみの底へと突き落としました。

最終的に、いじめを母に相談することに

クラスの全員が敵だし、先生もあっちの味方だし、どうしたらいいか分からない私は泣きながら母にもう学校には行きたくないといいました。

今思うと、小6の私は母には心配かけたくないとか、いじめられてるなんて知ったら、お友達に何か言ってしまうかもしれないとか、いろんな気持ちがあって、言わないでいたのだと思います。

でも、もう自分で抱えているのが辛くなって、涙が止まらなかった。

母にはすぐにバレて、何があったの?言いなさいと言われて、話すことに。

いじめに悲しむ私に母が言った言葉

母は、私の話をちゃんと聞いてくれました。

なぜ、この問題が起きているのか。原因は何か。を聞かれました。

私は「全く分からない」と答えました。

誰が主犯なのかを聞かれました。

私は「ボスである○○ちゃんだと思う」と答えました。

すると、私の母は、「じゃぁちゃんとその○○ちゃんと1対1で話しなさい」と言いました。

「なぜ、こういうことをしているのかを聞いて、もしあなたに原因があるならちゃんと謝りなさい。原因がないのであれば、こんな酷いことはやめてと言ってきなさい」と。

また、母は鋭い人です。

「あなたが一番悲しいのは、親友の△△ちゃんにも裏切られたことじゃないの?」と聞いてきました。

全くその通りでした。

それまでボスの子にいじめられても、親友の子が話してくれていたのでなんとか学校に行けていました。

親友だと思っていた子もあっちのグルになって、私を笑っていたのかと思うだけで悲しかったのです。

母は、「親友の△△ちゃんにも、ちゃんとあなたが感じたこと、これからどうしていきたいのか、をしっかり話しにいきなさい」と言いました。

この冷静さ、私も母になった今、見習いたいと思います。きっと自分の娘が悲しい気持ちになっているのは、母にとっても悲しいことだったと思います。

でも、誰かを責めることもせず、冷静にすべきことを伝えてくれた母には、感謝しかありません。

母に相談してからとった私の行動

私は、母に相談して、もうやってみるしかないな、と思い、ボスの女の子を屋上手前の階段に呼び出しました。

そこで「私何かしちゃったのかな?」とボスの子に聞きました。

すると、その子はぶっきらぼうに「べつに。」といいました。

「別に何も無いのに、粘土を投げたり無視したりしているの?」と聞きました。

すると、その子は「そうだけど。」といいました。

私は、「私はとても悲しかったし、辛かった。何も原因が無いならこんなことするのは、もうやめて。」と言いました。

その子は「分かった」といいました。


次に、親友の女の子を屋上に呼び出しました。

もう話せないと言われて、私が何よりも一番ショックだったこと。

親友の△△ちゃんとだけとは、そういう関係になりたくなかったこと。

もし、私が△△ちゃんに何かをしてしまったのでないのであれば、これからは今まで通りに接してほしいこともしっかり伝えました。

その子もちゃんと謝ってくれました。

そして、次の日から何も無かったかのように、親友ちゃんが話してくれるようになり、

すぐにではないですが、徐々にいつも通りに戻っていきました。

このいじめの件を振り返って、対処法を考えてみる

この話は、ほんの1週間程度に起こった話でした。私にとってはすごく長い時間でしたが、今思うとほんの1週間の話。

だからこそ、これくらいのことで解決出来たのだと思っています。

子供を持つ親になった今思うことは、いかに早期発見してあげられるか。

また、いかにしっかりと対策案を一緒に考えてあげられるか。

なのかもしれないと思っています。

私は、このイジメの一件から、少し強くなれたのかもしれません。

自分に原因があれば謝らないといけないし、無ければ謝らなくてもいい。

自分をちゃんと強くもっていかなければいけないことも学びました。

また、母に学んだことは、しっかり自分の気持ちを相手に伝えるということ。

そして、それでもダメなら必ず味方になってくれる親がいるという安心感。

私も親になり、子供には以下のことを伝えています。

・ 嫌なことがあったら、親には何でも話をしてほしい
・ 絶対に、必ず味方になる
・ いじめは、いじめる方が絶対悪いから恥ずかしいことではない
・ どうにもならない時は、一緒に逃げてあげる

定期的に、こんな事を話をしています。

女子3人を育てる今、子供がいじめられる日もあるかもしれない。そんな時は、しっかり味方になって一緒に考えてあげられる親でありたいと思っています。

さいごに

この親友ちゃんとは、いまだに親友です。

お互い子供をもった今でも、2人だけでランチしたり唯一無二の存在です。

だから、娘にも大切にしたい子がいたら、ちゃんとその気持ちを伝えることの大切さを説ける大人でいたいと思っています。

きっと娘達もこういう問題に直面する日もそう遠くはないのかもしれません。

そんなとき、仕事をしていてもちゃんと向き合える余裕だけは残しておきたい。

ちゃんと一緒に悩んであげられる母でありたい。そう思っています。

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