こどもと「こじれない親子関係」 4象限のフレームを活用
https://alu.jp/series/SPY×FAMILY/crop/elE24yEYEGqw4JyezLfv
こんにちは。ワーママしてます、さやかです。
自粛期間中、小学3年生の息子とこつこつ毎日家庭学習を続けていました。
家庭という領域に本来学校の授業で学ぶ量(時間)をぶち込むのは、「家庭と仕事の切り替えがうまくいかなくてリモートワークが難しい…」とおっしゃられている大人の方々と同じく、難しいと感じるものです。
息子の様子…
・勉強開始後すぐ「疲れた…」と言い始めて、休憩に入ろうとする
・自分で割り当てた勉強内容に対して「えー、こんなにやるのー(´з`)」
我が家の状況を整理します
・勉強する時間
我が家は朝食を食べて着替え等の身支度を整えたら、9時頃から勉強スタート。30分ごとに10分休憩をはさんで、長くても2時間くらいの勉強時間(5月11日までは、一日30分くらいの勉強時間でした)。
・勉強する内容
小学校から、6月1日に提出しなければいけない課題が、5教科分。5月12日に渡されて急いで取り組んでいる(もっと早くにお知らせしてくれー!)。
※詳細は、過去記事 小学3年生×「家庭学習」をご覧ください👇
https://note.com/hatarakumama/n/n978c5a184213
・周りの環境
同居する4歳の妹は、勉強中でももれなく乱入してきます。
「ねえ、ねえ、お兄ちゃん遊ぼうー。」
「みて、みて!(おもちゃを持ってくる)」などなど…。
私は、息子と娘の間を行ったり来たり…しながら、「お兄ちゃんお勉強中だから、シー🤫、だよ。」と言っておりました。
テレビや電子機器系はOFFにしています。
5月12日を皮切りに、3月から今までずっとマイペース自習モードで行っていた勉強の速度を一気に上げなくてはいけなくなり、時間も量も圧倒的に増えました。
なのに、家庭内の環境はあまり変わっていない…。
息子のダルくなる気持ち、とてもわかります。
わかる…が、このままダラダラやってると後で困るだろうなー、という老婆心も働いてくるわけで。
私は家庭教師のように息子の隣に立って、算数の「かけ算のきまりを説明しなさい」について解き方を一緒に考えているとき、当の息子は消しカス集めに集中しているわけです。
ついつい、ムッとした表情と口調で「休憩ばっかりして、やる気ないの?」と言ってしまいました…
そもそも宿題終わらせなくちゃに対する気持ちは、さやか(母)と息子で一致していない…気がする。
モヤモヤ……
「勉強すること」について今の気持ちをどうやったら可視化できるだろうか?
私 「学校から決められた量を期日までに終わらせるのは当然だ。」
息子 「っていうか勉強する時間を、工作したりユーチューブ見たりする時間に長く充てたい。」
これ、お互い本音なんですけど、言い続けてもずっと平行線です。
息子だって、モチベーションが上がるわけでもありません。
そんな折、Voicyアプリでラジオを聴いていたところ、「西野亮廣エンタメ研究所」の西野亮廣さん「キミの意見は何故通らないのか?」という放送回で、
・「4象限のフレーム作成」して、状況の整理。
・わかりあえないことをわかりあうために活用。
という内容のことを話されていて、なるほど…このフレームワークは使えるかも。
と思い、さっそく試してみました。
さやか(母) 「ちょっとこれ作ったからやってみない?」
息子「ええー…。いいけど…。」
さやか(母)「二つ質問するよ。勉強はした方がいいと思う?するのはよくないと思う?」
息子「しないと学校始まったら困るから、しなくちゃいけない。」
さやか(母)「じゃあ、勉強はスキ?キライ?」
息子「キライ」 ※即答www
さやか(母)「オッケー、ありがとう。」
↑ こんな感じにできました。
まとめると
息子→ 勉強しなくちゃいけない(正しい)、けど面倒くさい(キライ)。
自分の趣味の時間に充てたい。
さやか(母)→ 勉強しなくちゃいけない(正しい)、勉強するのは(スキ)な方。将来のためにも自分から進んでやってほしい。
「スキとキライの差」が、親子の温度差になっていて並行線なんだなーということが、はっきりとでました。
薄々わかってはいたけど…、図にして可視化すると頭が整理できます。
図を見ながら改めて話し合い
全ての教科が好きな小学生って、なかなかいないですよね。
好きって感情は、興味だったり好印象だったりといった、様々な好条件が揃って好きに繋がると思います。
だから、義務や強制で好きにならないです。
気合いとか、精神論的な感じでも、好きにならないです。
ダイエットや、運動と一緒です。
なので図を見ながらさやか(母)は、息子が自身を客観的に見つめられるように努めました。
遠い先かもしれませんが、感情はキライでも優先順位が上位なら、要するにやらなくちゃいけないことを先にやるスイッチ、を見つける道のりを作るためにです。
さやか(母)「勉強、キライだなー、面倒くさいなーって気持ちになっているみたいだね。お母さんは好きになってほしい、とは思っていないよ。でもあなたの中でやることは正しいことだとも思っている。」
息子「そう。なんか、やりたくなくなっちゃう…。でもさー、やらないと学校で困るし…。」
さやか(母)「そうだね、あなたが困る可能性は高いかも。」
息子「先にユーチューブとか、ゲームとかしたくなっちゃう。」
さやか(母)「マイクラで新しい建物作りたいもんね(息子はマイクラにはまってました)。じゃあ、がんばらなくちゃいけないことと、楽しいこと、あなたの中でこの2つがあるわけだね。」
息子「うん。がんばろうと思ってるけどさ…。」
※息子はここで思案中…。
さやか(母)「いきなりたくさんの宿題が出されて、うわっ…てビックリもしてるよね。」
息子「うん! こんなにやるの?って思った。」
※出てきた、出てきた。息子の気持ち。
息子「でも、あとこれだけ残ってるから……。あと2コマやる!」
突如、息子は頭の中でスイッチを入れたようですwww
・ポイントは、「スキとキライ」感情の部分です。
私は心理学を勉強してきたわけではなく、ただの主婦なので専門的なことはわかりませんが、自分の感情を聞いてもらえるってやっぱり嬉しいじゃないですか。「わかってくれた」って。
今後、成長していく息子とこじれない関係になるためには、どんな時にどんなことをどんな相手を「スキとキライ」と思うのか、わかってあげられたらいいんじゃないのかな。
私はそう思います。
まとめ
誰かと「このまま話しててもらちがあかない…こじれるだけじゃん!」と思ったときは
①まずは、可視化
4象限のフレームは活用できると思います。紙とペンがあれば、あとは十字を引くだけの簡単な図です。
②図をみながら、まとめる
それぞれの人物のポイントや自分との差はどこにあるのか?を話し合いながらまとめていく。
③相手の話しを聞く
ポイントは、「スキとキライ」感情の部分です。
なるべく、”私の主観”は入れない。
相手の感情を探って、客観的にです。
以上です。
これからも、体系的な育児論?的なことを投稿します。
おもしろいから、もっと詳しく知りたいなって方は、
☆子育て「ひみつきち」サロン Facebookイベントページ
立ちあげましたので、こちらも覗いてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。