
猫と人ノンフィクション大賞
昨日、論壇フェス に参加しました。私はノンフィクションライターの安田浩一さんと、ジャーナリストの構二葵さんと3人で(上の写真)、

というタイトルのトークを行いました。
そこでのお話は、安田さんの新著にして大著である「地震と虐殺1923-2024」を軸にしたもの。関東大震災の後に起こった朝鮮人・中国人の虐殺のこと、そこからガザでの虐殺(構さんが取材してきたもの)などを話しました。
安田さんのこの本は日本中に読んでもらいたいもので、本当にハッとさせられまくりで、何度も辛くてページをめくる手が止まり、息が苦しくなります。
【日本社会には、朝鮮人に敵意が向けられるための「大仕掛け」があった。それこそが「差別」である。】
その大仕掛けが何かを読んでいくと分かる。今は似た時代状況だと気づく。とてつもない危機感を抱く。
【朝鮮人虐殺は偶然でも天災でもない】
この言葉が本当にそのとおりで、頷くしかない。
安田さんはこういうことを足を使い、日本各地を歩いて、取材し、コツコツとまとめあげた。すごい。本当にすごい。尊敬する。これぞ、書く仕事だ。本当にすごい。
だから安田さんに素晴らしい!ということを伝えたくて、賞を作ることにした。私が作るノンフィクション賞。猫と人ノンフィクション大賞。賞金もなくて、色紙1枚。たはっ。でも、思いを伝えました。渡すことが出来て、よかった!
そして本日、和田静香さんより「第1回猫と人ノンフィクション大賞」(和田静香ノンフィクション賞)をいただきました。受賞作は新刊『地震と虐殺1923-2024』(中央公論新社)。刊行して1ヶ月あまりでのスピード受賞です。 pic.twitter.com/CnuWUjV9cV
— 安田浩一 (@yasudakoichi) August 4, 2024
受賞の瞬間😻😸😽 pic.twitter.com/76n635aQeN
— 和田靜香#遅フェミな石ころ (@wadashizuka) August 4, 2024
トークでは私はほとんど発言もなくぅ~~。爪痕は、ここだけに残してきました。あはっ。
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