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知床と阿寒湖の旅。

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いつもよりもすこしはやめに搭乗手続きをすませる、子どもがいるときはいつもよりも2倍以上の時間を余裕をもたせている。息子はじめての飛行機だ。

“いつも”というのは一人で移動するときのことだ。出張だったり一人旅だったりと、今年もいろんなところにいった。行動力がある病人だとわれながらおもう。でも病人になって急に行動力が上がったわけじゃなくて、健康なときからそういう生活をおくっていたつもりだ。

ラウンジの窓側で休憩をしているときに息子が飛行機をうれしそうに眺めていた。カメラをかまえると、すこし真剣な表情になっていた。だんだんと息子の撮る写真が上手になってきた。

カメラをおろして今度は双眼鏡をのぞく。目が見えないけど、口がわらってるからたぶんまたうれしそうだ。

搭乗する飛行機がしまじろう飛行機だと航空会社のお姉さんが息子におしえてくれた。機内でもらった飛行機のおもちゃと機内雑誌で飛行機のイラストや航路の地図で勉強する。飛行機って子どもに優しい。

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知床にきた、気温は−8度くらい。ダウンのしたはロンT、そのしたに脂肪をたくわえているのでそんなに寒くない。冬に動物が脂肪をたくわえる理由がなんとなくわかった。

ただ、わらうと歯が寒い。寒い地域の人が温暖な地域の人にくらべてあまりしゃべらない理由もなんとなくわかった。

知床にいくことを東京出身の友人に話したら、美味しいジンギスカン屋さんをおしえてくれた。知床から400km離れた札幌のお店だった。北海道は広いけど、それはあまり認知されていない。

妻にたくさん写真を撮ってもらった、妻の撮る写真がとても良い。高確率でピントを外しているからうまいわけじゃないけど、とても良い。ピントの合わせかたを教えようかともおもうけど、このままのほうが良いような気もする。

今年もたくさん取材をうけてプロカメラマンに撮影してもらったけど、うちの妻はいまのところどの取材カメラマンよりも良い写真を撮ってる。被写体であるぼくにストレスを与えず、いい写真を残してくれる。

来年から取材を受けるときは、妻の写真を記事に提供するようにしたい。というか下手なプロカメラマンに撮られるのって、ストレスなんだよね。これは相手の技量がわかってしまうというのもあるんだけど、写真についてなにも考えていないバイト感覚のプロカメラマンに撮られることほどつらいものはない。

誰だって自分よりも料理が下手なレストランにわざわざいかないし、医者だって自分が病気になったらいい医者にみてもらうだろうし、自分よりも運転が圧倒的に下手なタクシーなんていやだろうし、写真家だってわざわざ写真が下手なカメラマンには撮られたくはないのだ。

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阿寒湖にきた、阿寒湖は凍っていた。

ぼくは雑誌BRUTUSの「心を開く旅・本・音楽」という企画で阿寒湖を訪れている。このときの原稿に「今度は家族で旅をしたい」と書いた。ずっと家族でいきたいなとおもっていた、それを実現できた。

ぼくは2回目の阿寒湖だけど、妻と息子ははじめてなので「いつもは湖なんだよ」って教えることができる。阿寒湖までくる途中で何度もキタキツネをみかけた、雪原にジャンプしてネズミを狩る姿をみてわらう息子に教えることができる。

薄く広くだけど、日本中のいろんな場所にぼくはいったことがある、いろんな人に会うので狭くて浅い知識もある。

妻と息子がつぎに北海道にきたら、2回目の旅になる。そのときに一緒にいる誰かに何かを教えられるように、いまのうちにいろんなところにいって、ぼくが教えてあげたい。

来年もたくさん旅にでかけよう。

サポートされた資金で新しい経験をして、それをまたみなさまに共有したいと考えています。