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子どもの場所。

立川市にある昭和記念公園にいってきた。

ぼくは立川市出身なので昭和記念公園は、子どものころになんども行った場所だ。子どものころになんども行った場所というのは、大人になるとあまり行かなくなる。

行動範囲が広くなったことが理由なのか、行動圏内から外れてしまうのか、昭和記念公園でフラれたとか、とくにイヤな思い出があるというわけなじゃないのに、行かなくなる。

子どもがいると自分の子ども時代をなぞるように、自分の子どものころの場所に行くことが増えるので、息子を昭和記念公園につれていってるようで、じつは息子につれてもらっているような気持ちだ。

久しぶりに電車で出かけた、息子は電車と駅員さんが好きだ。
JRの駅員さんは子どもに優しい。
シールをくれたり、手を振る息子に車掌さんは笑顔で手を振ってくれる。

息子は電車の造形美に心ひかれて、駅員さんの優しさに心つかまれている。
きっと息子のなかで駅はたのしさのかたまりで、駅員さんはヒーローなんだとおもう。

息子の手にはスイカではなくて、東海地域で使用されるイコカを持っていた。
ぼくは地方に行ったとき、お土産に悩むと電子マネーカードを買う。
北海道のキタカや九州のスゴカなど、可愛いのでとてもよろこばれる。
たぶん息子が手にしているイコカもぼくが買ってきたお土産だろう。

子どもをつれて電車で移動すると、SPのように周囲に注意を配るのでやはり疲れる。出かけるときにお父さんとお揃いの上着だったけど、歩いて暑くなったのかすぐに脱いだ。

子どものころ遊んだ場所で、自分の子どもが遊ぶ光景というのはおもしろい。

トランポリンで遊んだり、本来の使用用途ではないほぼ日のアースボールで遊んだり、すべり台で遊んだり、アンパンマンの凧をあげた。
やってることはぼくが子どものころとだいたい一緒だ。

だからといって息子にたいして先輩風をふかすつもりはないのだけど、子どもの遊びって大人には退屈って思われがちだけど、大人には大人の子どもの遊びの楽しみ方があるとおもう。

子どものころになんども行った場所に、大人になるとあまり行かなくなるのは、楽しみ方にあきてしまったのか、わからなくなるからなのかもしれない。一緒に行く相手を変えただけでまた楽しくなる。

おひるねの時間に合わせて帰宅した。
家が近くなると息子の足が遅くなる、きっと帰りたくないのだ。
どこかさみしそうな顔をする。

大好きなソフトクリームを食べて休憩していても、帰宅途中はすこしさみしそうな表情だ。もしかしたらすごくマズいソフトクリームなのかとおもって、一口もらったけど、しっかりと美味しいソフトクリームだった。好きなものは、美味しそうに食べてほしい。

家についてもおひるねしないで遊ぶと頑張ってしたけど、気づいたらイスによりかかって寝ていた、また遊びに行こうね。

“ ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。”
韓国、ベトナム、台湾で翻訳、出版が決まりました。

韓国は初めての海外ロケでの撮影、ベトナムはいちばん好きな国、台湾は妻と新婚旅行にいって離婚を考えた国。
それぞれの国でたくさんの人に助けられて優しくされて、離婚をとめてくれた、とにかくまた行きたいとおもう国ばかりなのでうれしいです。

国内では6回目の重版が決まりました、本当にありがとうございます。

今日からネパールにいます、出発するとき息子がグズるかと心配してたけど、笛を吹きながら手には茶こしをもってよくわからない踊りをしながら行ってこいと応援されました。

妻にくれぐれも気をつけるように言ったら“そっくりそのままお返しします。”とかえされた、そりゃそうか。

行ってきます。

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幡野広志

サポートされた資金で新しい経験をして、それをまたみなさまに共有したいと考えています。

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写真家、元狩猟家、血液がん患者。 お仕事のご相談はこちらに hatanohiroshi0301@gmail.com