『すごい』に気をつけろ(1)
これまでに「『すごいおいしい』は市民権を得るか?」というお話と、「漢字で書けない・書かない言葉その1 『すごい』」という投稿をしました。
今回も(しつこく)「すごい」についてです。
皆さんは「すごい」という言葉をどのようなときに使いますか?
目の前の光景が初めて目にするものだったり、想像を上回るような規模で圧倒されたりすると、「すごい」という言葉が口をついて出ることが多いのではないでしょうか?
この「すごい」は、どちらかと言えば肯定的に評価している場合が多いようです。
何か自慢したい特技などがあって、それについて他人が「すごい!」と言ってくれると、ちょっと嬉しいですよね。
ところが、災害が起きた時など、被害が出ている状況なのに「すごい」という言葉を使ってしまう場合があります。
例えば火災で建物が燃えているとか、水害で街が水浸しになっているときなどです。
個人的に言うのは自由なんですが、テレビ放送で「すごい」と言ってしまうことがあって、特に生放送だと取り消すこともできないので、問題になりがちです。
その火災や水害の当事者にしてみれば、「すごい!」って言われると腹が立ちますよね。
ということで、普段から「すごい」という言葉の使い方には気をつけたいものです。
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