じいちゃん消えてしまえ！は楽 《畑日記153 2019/03/12》

畑に行くとき、
じいちゃんにわざわざ挨拶しに行ったりとかしない。

行きの車で好きな音楽聞いたりして、
気持ちをつくってるから。

つくった気持ちが壊れるのがいやなんだ。

まだまだ他の人に会っていいほど
私の気持ちはフカフカじゃない。

作業をはじめて
15分ぐらい動くと疲れて休憩。

作業進行が自分で見積もってたよりも早くて。
30分ぐらいかかったかな？ と思っても
15分だったりして拍子抜けするんだ。

時間はかかってなくとも、体は疲れてて。

作業と作業の隙間に、
わざと空白の時間をつくる。
意識的に。

私は畑の空間を味わいに来たんだ。
作業だけを忙しくしにきたわけじゃないから。

畑の空気を吸おう。

そんなとき、

深呼吸できない。

て気付く。

人の気配が気になってしまうんだ。


今日は１時間半畑にいて、
郵便屋さん、ガスメーターの人、トラクター
が通った。

じいちゃんに会う人もいる。

すーーーーーごい気になる。

相手から自分がどう見られてるか気にしてる。

そんなのどうでもいいのにね。

特にじいちゃんに見られると恥ずかしい。

なんで？

よからぬことをしてるから？

上手じゃないから？


だから、思い切りサボれないし、
深呼吸できないんだ。

じいちゃん消えてしまえ！
て　思うのは楽じゃん？

でも実際じいちゃんが畑に住まなくなったりしても、
次は隣家の人を気にしだすのだ。

だから私は、
慣れるために、いろいろすることにした。

畑で踊ったりね。

恥ずかしさを超えるのだ。

呼吸できないまま、呼吸する

踊れないまま、踊る。
（比喩じゃなくて、ほんとに踊るときもある）

自分のペースがつかめるといいなぁ。