
地域の人の助け合いで生まれるつながり
こんにちは。はたらこらぼの長内です。
弊社が運営サポートしているしごとコンビニは、地域の人と仕事を発掘しつなげる仕組みです。この仕事は、企業や事業所だけでなく個人の方からの仕事も多くあります。
今回は、北海道の奈井江町しごとコンビニで行っている雪かきの仕事を例に、地域の人の助け合いで生まれるつながりについてお話しします。
地域の課題としごとコンビニ
しごとコンビニでは、地域の課題やニーズに合わせて、さまざまな仕事を発掘しています。
奈井江町しごとコンビニでは、雪かきを手伝ってほしい人から依頼を受け、それを手伝える人につなぎます。依頼される方の多くは高齢者で、これまで自分で行っていた雪かきが年齢を重ねるにつれて、かなりの重労働になっています。
そこで、しごとコンビニがハブとなり、電話等で依頼を受け付け、手伝ってくれる人を LINE WORKS というアプリを使って募集します。しごとコンビニには高校生から80代まで、さまざまな年齢の人が登録しており、時間や体調に合わせて雪かきの仕事を実施しています。
※しごとコンビニでの LINE WORKS の活用方法は、こちらをご覧ください。
(動画は、高取町しごとコンビニとなっています。)
地域の人たちが協力することで生まれた変化
しごとコンビニには、高校生から80代まで幅広い年代の方が活躍されていますが、雪かきの仕事では高校生が活発に活動しているとのこと。
しごとコンビニの導入する地域というのは、人口規模が1万人程度のまちを主としており、今回取り上げている奈井江町も5,000人程度のまちです。そのため、高校生が冬休みでアルバイトをしようとしても選べる仕事が多くない状況でした。
そこで、しごとコンビニで地域内の仕事を発掘することで、高校生が徒歩圏内で通えるしごとができ、たくさんの高校生が参加できるようになりました。
また、高校生が雪かきを手伝うことで、地域には新しい活気が生まれています。高校生にとっては短い時間でお金を得られる機会になり、高齢者にとっては重労働を手伝ってもらえるので、お互いに良い効果が生まれています。
この活動を通じて、若い世代と高齢者の交流も生まれ、地域に新しいつながりができています。
まとめ
しごとコンビニの地域の人と仕事を発掘しつなげる仕組みを使って、地域の人たちが力を合わせて助け合うことができています。
この取り組みにより、仕事を通じて高齢者を支えながら、安心して暮らせる環境が作られ、地域内の新たなつながりを生むことにもつながっています。
編集後記
今回は、奈井江町しごとコンビニの雪かきの仕事を例に、地域の人の助け合いで生まれるつながりについてお話ししました。
私ごとですが、出身が青森県つがる市という場所で、年末年始の帰省の際に改めて雪かきの大変さを痛感しました。現在、青森県は記録的な大雪となっており、帰省中も高齢の方が高い雪山に登って雪かきをすることもしばしば目にします。
自治体に対して、もっと除雪ができないのかという声もありますが、私の知り合いにも朝2時から起きて除雪をしている友達もいて、手いっぱいで働いています。
大きな動きはできないかもしれませんが、地域の人同士で助け合うつながることで、少しでも生活が楽にならないのかなと思い、お話しさせていただきました。

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