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徒歩圏内でたべものをつくる #畑日記

「自分の手でたべものを作って食べる。そんなゆたかな暮らしをしたい。」
そう大学生のときに思って、50歳くらいまでに実現できればと思っていましたが、20代で叶っちゃいました。

うちは蓮根農家なので蓮根しか出荷していません。でも、家で自分たち夫婦が食べるためのお野菜を、3月くらいから小さな畑でつくっています。わたしは農家になってまだ2年ですが、畑は完全に初心者。

そんな畑ビギナーの私が野菜を育てる上のモットーは

・難しく考えない。楽をしてもOK。
・楽しむことをたいせつに。
・おいしく食べることが何よりも大切。自分も、プレゼントする人にも。

プロの農家からしたら「えっ?」となるような、ゆるーいモットーです。(モットーと言えるのかどうか…)

春に植えたもの

きゅうり、ピーマン、なす、それからロメインレタスとサニーレタスも植えました。種から自分で植えて苗に…と思っていたのですが、夏野菜をいつ植えるのかあまりわかっていなかったので(笑)気づいたらあったかい季節になってしまい、今回はすべて苗を近所の方から分けていただきました。おかげで、季節が夏になる前に、夏野菜の準備ができました。

それから枝豆も。ビールはほとんど飲まないけど、夏はやっぱり枝豆食べたいよね!と思い、たくさん植えました!鳥に食べられないように防虫ネットで覆いました。おかげで横取りされることもなく、無事に大きく育ってきました。

5月に入ってから、里芋としょうが、オクラとかりもり(下の写真)も植えました。特にかりもりは、愛知県に引っ越して初めて食べた「かりもりの粕漬け」に感動し、自分で育てて漬けたいと願って植えました。あ、忘れていたけどさつまいもも、植えました!秋になったらお芋掘りイベントをやりたいと思ってます。

そして夏になった

野菜たちは本当にたくましくて、日に日に大きくなりました。
最初のきゅうり、なすが採れたときはとっても嬉しかったのですが、今は夏野菜の収穫スピードに自分たちの胃袋がついていけないくらいです…。
ほんの数株植えただけで夫婦二人では食べきれなくなってしまい、自給率が300%をゆうに越えています…。

そこで、最近はお裾分けを始めました。祖父母、実家の親、近所の人など…。孫から祖母への野菜のお届けものは、とても好評みたいです。届いた日に祖母にライン電話をして、どんなふうにお料理し、食べるかを一緒にお話できるのも楽しい時間。おいしく食べてもらえるとうれしいですね。

モットーは忘れずに。「できた!」ことを喜ぶ。

いざ畑をやってみると、もっとうまく作りたい!とか、虫や病気の害を出さずに完璧につくりたい!という思いが出てきますが、当初のモットーは忘れずに。もちろん工夫はしていきますが、「楽しい!」という純粋な気持ちを、ずっと抱いていたいのです。

きゅうりは連日の雨続きや突然の猛暑で体調を崩していて、病気になってしまっているのですが、それでも毎日食べきれないくらい採れます。冷蔵庫の中は、いまはきゅうりが半分くらいを占めているほど(笑)。里芋も、最初黒い芋虫に葉っぱを食べ付くされてしまって、これからは負けぬ!と毎日芋虫を取り除くようになったのですが、今は何事もなかったかのように葉っぱが再生。ものすごい生命力に、ただただ救われています。

こんな感じでゆるーく畑を楽しんでいますが、自分の手で暮らしをつくることが少しずつ形になっているのかな?と思います。

雨が降り続く毎日ですが、雨がやんだら大豆ととうもろこしを植えよう。
そんな感じで季節がめぐります。


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