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①今までのわたし~農家になるまで~

静岡生まれ、横浜育ちです。家は農家ではありません。そんな私がなぜ蓮根に関わることになってしまったのか?について紹介します。

原点にあるもの?

野菜は何でも好きでよく食べる理由の一つは、たぶん畑の存在。私の祖父が静岡で畑をやっていて、小さい頃から祖父の畑でとれた野菜を食べるのがとってもスキでした。特に今でも思い出すのは、畑の横にあった様々な果樹。甘くておいしいイチジク、かりんの木もあって、咳止めの手作りかりんシロップを祖母にもらったっけ。(その頃は飲まなかったけど…。)いつか果樹園を持ちたいという長年の夢はたぶんその記憶から発生している。

山歩きとファームステイ

農業とは無縁のまま大学生に。美しい自然を見たい、どこか遠いところに行きたい。そんな旅人精神から、ハイキングができると勘違いしてワンダーフォーゲル部に入ってしまう。重たくてデカいザックを背負い、へとへとになりながら山を歩くという、あまり華のない大学生活を送ることに。お陰様で体力はついたかもしれない。そんな時に、スリランカに旅し、果物が豊富で木に登れれば飢えない豊かな農村や、地域のコミュニティがしっかりと残る暮らしの豊かさを知る。一方で都市のスラムや広大なお茶プランテーションで低賃金で働く人々の姿も見た。なぜ貧困が生まれるのか、なぜ農村に住み続けられないのか?と疑問を抱き、経済や社会問題に興味を抱く。

やっぱり農業だよね!(頭で考えすぎ…)

そして面白いと思ったのが、農の世界だった。
食べ物を自国で持続可能な形で作っていくことや、自分の暮らしを自分で作ることはこれからの社会に必要なことだと感じた。そして大学在学中は日本だけでなくタイ、ラオス、オーストラリア、ニュージーランドへ一人旅をし、ファームステイをして自給的な農のある暮らしを体験。何よりも思い出に残るのは、オーストラリアで滞在した農場で、イチジク食べ放題だったこと(一番上の画像)。やっぱり小さな果樹園をいつか作ろうと思う。


卒業後、ご縁があって、オーガニック食品宅配会社に就職。農家・田舎暮らしへの淡い憧れはあったが、すぐに移住をしようと考えることはなく、東京での仕事を通じていろいろな場所に行き、いろいろな経験をしてみたいと思っていた。
しかし、結婚することになり、もう少し長く仕事を続けたいという気持ちもあったが愛知県への引っ越しと農業に挑戦してみようという気持ちになり…

憧れの果樹園ではなく、蓮根!?に関わることに。

というわけで、今に繋がっています。


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