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ケービックス✖︎ハッシャダイソーシャル 3日間の”choose your life Boot Camp“

ハッシャダイソーシャルは学校でのワークショップだけではなく、企業研修や行政との取り組みなど様々な形で、若者の自己選択力を育むサポートをしています。

今回のnoteではハッシャダイソーシャルがケービックス株式会社様に行った「若手社員向け研修」が若手社員の方たちにどのようなキャリア観の変化をもたらしたのか、をインタビューしました!


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はじめに、この「若手社員向け研修」を企画してくださったケービックス株式会社様の志村さん(以下、志村)に、どうしてこの企画をしようと思ったのかなどの経緯を聞きました。

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若い人が行う研修は
いい意味でギャップを感じた。
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──どうしてこの企画をしようと思ったのでしょうか?

志村:この企画をしたいと思った理由は、ハッシャダイソーシャルさんの取り組みに常日頃から刺激を受けているからです。株式会社ハッシャダイさんの方にも何度か会社説明会に参加させていただいているのですが、一緒に参加している社内のメンバーも行く度に元気をもらって帰ってきたり、こういった“活気あふれる環境”が50周年を迎える弊社でも欲しいなと思っていました。

 また、ハッシャダイソーシャルの勝山さんや三浦さんの活動もお聞きしており、弊社は自主性を育む環境づくりを目指していたので、是非、うちの若手社員にも研修をしていただきたいと思ったことが、企画のきっかけですね。

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──実際に活動をやってみて感想などはございますか?

 そうですね。世の中には色々な研修があって、結局は研修を受ける側の人たちが“どういう意気込みで臨むのか”といったことが大事だと思います。

 研修を受けた人の中には、既にハッシャダイさんのことを知っている人もいたのですが、他の人達は「何をさせられるんだろう」という不安な思いが表情にあらわれていて、「受け身」の体制で臨んでいたと思います。

 そういった若手社員たちが勝山さんや三浦さんの3日間の研修を受けている内に、どんどん乗り気になってきたのが目に見えて分かり、発言内容や表情が全く変わっていたんです。「やって良かった」と思いましたね!

 勝山さんや三浦さんが若手社員に年齢が近いこともあると思いますが、やらされている感が強かった社員たちの「やる気」の上昇度が想定を遥かに超え、”良い意味でのギャップ”を感じたのを覚えています。

 若い人たちから受ける研修の良さを改めて感じられた素晴らしい研修でした。

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ここからは、実際に“若手社員向け研修”を行った未来を背負う若手社員2名の方にインタビューし、キャリア観の変化などを時系列順に聞いていきたいと思います。

まずは鹿児島県出身で、株式会社ハッシャダイが行なっているヤンキーインターンの卒業生である末廣悠也さんにインタビューしました。元々インバウンド系に興味があり、目標を明確に持っていた末廣さん(以下、末廣)が“若手社員向け研修”を経てどのようなキャリア観の変化があったのでしょうか?

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夢は温浴業界。目標が明確だった僕は
夢をかなえるプロセスが見えました。
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──研修前の仕事に対する考え方はどうでしたか?

末廣:自分の仕事に対する考え方は、自分の夢と友達の夢を叶えるために今の仕事があるという風に考えていました。

 自分と友達の夢というのは高校生の時から持っているもので、将来温浴関係で事業をしたいなと考えています。

 自分は鹿児島県出身で温泉が有名ということもあったのですが、今の温浴業界を担っている人たちがどんどん高齢化していく中で、果たして誰がインバウンド業界を背負っていくのだろうか、という疑問から友達と共に夢を立てました。

 そしてその夢を叶えるプロセスに“仕事”があると思っています。

──素晴らしい考え方ですね。実際にケービックス様ではどのような仕事をしているのですか?

 ケービックスに入ってからは東京都内の銭湯に対して事業を起こしたいという気持ちが芽生え、実際にその事業をやらしていただいてるという状況になります。主に営業ですね。

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──なるほど。そんなキャリア観を持っている中で3日間の研修を受けたと思いますが、印象に残っているワークなどはございますか?

 特に印象に残っているのは壁に個人の目標や目標達成のプロセスを細分化したものをぺたぺた貼った活動ですね。

 自分は事業を起こしたいという思いはあったのですが、どういったフレームワークや考え方で行なっていくのかが曖昧な状態でした。

 そんな時に今回のワークを通して、目標達成のフレームワークや個人としてのキャリアに対する考え方を改めて気づき、目標達成のプロセスがどんどん明確になっていくことができました。

──目標達成のプロセスが明確になったと。他に印象的なワークなどはありますか?

 あります。自分の価値観を“色”で表すワークがありまして、そのワークのおかげで自分の内面を知ることや改めて自分の人生の原点に気づくことができました。

 自分の価値観や性格を改めて気づけたことは良い機会だったと思います。

──ちなみに末廣さんの“色”は何色だったのですか?

 僕は...1色ではなかったですね。2色選びました。選んだ色は赤色と青色です。自分自身、冷静で落ち着いている一面もありながら、温浴関係で事業をやりたいという熱い気持ちがあるので、赤色と青色が自分にぴったりだと思います。

 自分は元々目標が明確だった分、目標達成のプロセスや自分自身のことを改めて考える機会を研修でいただけて本当に良かったと思っています。

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──では、研修後の心境の変化を教えていただきたいです。

 そうですね。研修を通じて、自分の夢を叶えるというのは変わらなかったのですが、現状は自分の夢を達成するためにも“会社の利益を出す”ということが将来に繋がるという認識になりました。

 会社には様々なサポートをしていただいているので、その恩を利益を出すことで還元していきたいという思いが、ワーク全体を通して沸々と湧き上がってきました。

 今、自分の仕事の7、8割は銭湯に関する仕事をしており、自分がやりたいことをさせてもらっているという点でも感謝しているので、改めて仕事に尽力しようと思います。

 将来的には、銭湯を全面的にサポートできる人になりたいです。

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──最後にこれから若手社員向け研修をする人たちに向けて一言お願いします。

 僕のように既に夢を持っている方はこの研修で夢を達成するための手順が明らかになると思います。そして、夢がない人や何がしたいかわからないといった方には自分がどういう性格でどういった事に興味があるか明確になります。

 また、このワークを通じて夢を見つける人もいたので、将来の自分の目標がわかるというのがこのワークのメリットだと思います。個人のキャリアが豊かになる人生のためにぜひやってみてください!満足度は120%です!ありがとうございました。

──こちらこそありがとうございました。

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続いて、もう一人の若手社員の方を紹介します。今回インタビューしたのは入社一年目の上野真依さんです。上野さんは東京の大学を卒業後、地元である群馬県のケービックス様に入社しました。あまり夢や目標がなかったと語る上野さん(以下、上野)は研修を通してどのように変わったのでしょうか?

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夢や目標がなかった私が
小さな目標を立てるようになるまで。
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──早速なのですが、研修前の仕事に対する考え方を教えてください!

上野:そうですね。特に何も考えていなかったように思います。何をしたいとか、どう生きたいとかは特になくて、ただただ働く毎日でした。

 ケービックスに入った理由も、特にここがよかったというわけではなくて、私は東京の観光系の大学に行っていたのですが、最初は東京の観光系を中心に就活をしていました。

 就活途中で、勤務日数やいろいろな福利厚生を考えた結果、地元である群馬で就活をすることに決め、群馬で観光系を取り扱っているケービックスに入社しようと決意しました。

──なるほど。。研修前はキャリアプランも描いたことがなかったんですね。

 そうですね。全くなかったですね。

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──では、研修を実際にやってみて印象に残ったワークはありますか?

 色々ありましたね。特に”色”のワークは印象に残っています。自分が思った色と、周りから見た自分の色が結構違っていて、自分の見られ方というのをはじめて意識しました。

 私は主に営業をやっているので、どう見られているかはとても大切だと思います。そういった自分のセルフイメージがあることを初めて知り、これからは意識していこうと思いました。

 また、自分を知るワークが多かったです。自分はどうありたいか、そのためにどうしていきたいか、を壁に貼る活動を通して、目標の立て方や目標に対する具体的なアクションの立て方を学ぶことができました。今までそういったことを考えてこなかった分、いい機会になりました。

 後は、研修中周りから褒められることがとても多かったので、自己肯定感がとても上がりました。

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──上野さんは今まで色々な研修を受けてきたと思いますが、今までの研修と今回の研修で違ったことなどはありましたか?

 研修と聞くと、結構一方的なものが多い気がします。ただ話を聞くとか、説明してくれるのを聞くだけとか。。

 それに対して今回の研修は、自分で考える機会がとても多かったように思います。自分で考えて、自分の考えを言葉にする機会はあまりなかったのですが、今回の研修を通して、自分の考えを持つことの大切さや伝えることの重要さを再認識できたと思います。

 研修の初日などは自分の意見がスラスラと出てこなかったのですが、研修を受けているうちにどんどん話しやすい空気ができてきて、自分の思っていることを言葉にすることがスムーズにできた研修でした。


──研修後の心境の変化はありましたか?

 そうですね。一番は目標を立てようと思いました。だらだらと毎日を過ごすのではなくて、目標を立て、自分がどうなりたいのかを考えて、目標達成のために今の自分は何をすべきかを考えるようになりました。

 今まで仕事を淡々と過ごしていたのですが、これからは仕事一つ一つが何に繋がるのかを考え、目標を立てることで、自分で仕事を考えて行動を起こすようになりました。

──いいことですね。研修をやってみて具体的な目標は見つかりましたか?

 私は、周りから信頼される人になりたいと書きました。研修をしたタイミングがちょうど営業を一人で初めて行く時期で、一人で営業に行くためには何をすべきかを考えた結果、わからないことをなくす努力をすべきという結論にいたりました。上司に聞けることは聞き、自分でも調べられることは調べてみようと思いました。

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──最後にこれから若手社員向け研修をする人たちに向けて一言お願いします。

 私は研修を通して、小さいことでも目標になることが分かりました。これから研修を受けられる方に伝えたいのは、夢や目標がない方でも小さいことから始めることで、目標を立てる習慣が身に付き、人生がいい方向に進むということです。研修に対する満足度は150%です!ありがとうございました。

──こちらこそありがとうございました。

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最後に、ハッシャダイソーシャル代表理事である“勝山恵一”から、若手社員向け研修を受けた経緯と、ハッシャダイソーシャルとしてどんな価値を見出すことができたのか、についてお話ししていただきます。

──ソーシャルとしてなぜこの取り組みを引き受けたのですか?

勝山:今回ケービックス様からお話を頂く中で、少しでも社会に出たあとの若手社会人の方々が自分の目的と自分の意思を持ってキャリアを歩んでいけるキッカケを作りたいと思い実施をさせて頂きました。

 ハッシャダイソーシャルとして3日間の社会人向けの研修を行う事は初めてだったのですが、ケービックス様とは3年前からお付き合いをさせて頂いており、ヤンキーインターンの生徒たちも卒業後多く就職している素晴らしい企業様なので、初めての若手社員向け研修をケービックス様で行えて良かったと感じています。


──今回の研修でハッシャダイソーシャルは何を目指しましたか?また実際にやってみてどんな価値を見出すことができましたか?

 今回の研修では参加した方々一人一人が自分自身の内面にある価値観や感情、想いを言語化して、チームで対話をしていき お互いの理解を深めながら自分自身をより深く知っていくコンテンツを多く用意しました。

 インタビューにもありましたが、研修と聞くと一方的なものであったり、聞いた上で何をしたらいいのかが分からないといった悩みを持つこともあると思います。

 今回の研修を通して私たちが目指したのは、自分を知るワークを通して自己の内面と対話し、今後のキャリアを双方向的に学んでいくことです。

 決して一方的なものではなく、若手社員の方達が今後のより良いキャリアを歩めるよう、一緒に考え、発表し、具体的に明日からできる行動にまで落としこむことができました

 その結果、若手社員の方達に、満足度の高い研修と言っていただけたこともあり、今後もこういった形で社内研修を行えたらと思います。

──インタビューありがとうございました!

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今回は研修を実際に行った若手社員のお二人方にインタビューを行いました。研修後に行った満足度のアンケートでも高評価を頂き、これからもこういった機会を増やしていこうと思います。

今回の研修では、ハッシャダイソーシャルとして企業研修をするのが初めてだったのですが、若者に自己選択力を育むといった点でこれからも若手社員向け研修を行っていきます。

インタビューにもありましたが、研修と聞くと一方的なものを想像するかもしれません。しかし、ハッシャダイソーシャルが行っているのは研修を通して、個人のキャリアを考える機会を与えることで、これからの自己成長を促すものです。

ハッシャダイソーシャルは今後も若者たちの自己選択力を育むサポートを続けてまいります。


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<執筆、森本瑛/AkiMorimoto>



 

 


 

 


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