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【講演】初のオンライン講演 in北海道 奥尻高校

2020年5月15日(金)、北海道立奥尻高校の全校生徒さんを対象に初のZOOM講演会が行われました。

この記事が....

奥尻のみなさんにとって...
熱い気持ちを思い出す
きっかけになりますように。

他のみなさんにとって...
今後、HASSYADAI.socialとのご縁に繋がる
きっかけになりますように。

勝山の講演会に初参加した、HASSYADAI.social広報担当木村(きむりさ)のリアルな気持ち満載で、お届けしちゃいます...!!
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1.みんなの可能性についての話

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ー勝山の話は、3つの問いから始まった。

「自分の将来に希望はありますか?」
「今の自分に満足していますか?」
「新しいことにチャレンジ出来ていますか?」

(私もまっすぐ手を挙げられないなぁ....と思いながら聞いていました。)

ーこの問いかけから始まった勝山の過去の話には、今の勝山からは絶対に考えられないような姿が次々と浮かび上がってくる。

高校を半年で退学。
未来に対しての希望が持てなかった。

と、ニコニコ語る勝山のスライドには
ヤンキー時代の勝山の写真が。

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(いや、もう誰やねん...!!とエセ関西弁で5回ぐらい心で唱えていました。きっと、奥尻のみなさんもそんな風に思ったよね....?)

将来に対して
マイナスなイメージしかなかった勝山は
19歳の時に子どもを授かる。

初めて自分の人生に向き合った勝山だが
世の中のことを何も知らず、
誰に相談したらいいかすら分からず、
途方に暮れていた。

そんな時、
人生が変わるきっかけとなった大きな出会いが訪れる。

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勝山の今の奥さんの兄との出会いだった。

その人こそ、後に株式会社ハッシャダイの
代表取締役になる久世であった。

「一緒に営業の仕事をやらへん...?」
と誘われた。

「エイギョウ?ナニソレ?」
という段階から営業活動を始めた勝山だが、
4カ月連続で1位を取るような立派な営業マンに。

この話をする勝山がひたすら強調していたこと。
それは「一歩を踏み出す大切さ」だった。

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一歩、踏み出した先から見ると...

今まで自分がいた環境は
「普通」ではないことに初めて気づいた。

今まで自分の周りには
「どうせ無理」と言ってくる人ばかりだったが
自分の可能性を応援してくれる人が
世の中には沢山いることに初めて気づいた。

ー「みんなの可能性についての話」の最後に勝山はこのように語った。

みんなの可能性は無限大だということ。

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人生を変えるには
勇気を出して一歩、踏み出して
「3つの間」を変えることが大事。

・付き合う人間を変える
・時間の使い方を変える
・環境を変える

(真剣にメモを取っている皆さんの姿がとっても印象的でした...!本当に嬉しかったです!)


2.学ぶことについての話

「勉強は好きですか?」

ー新たな問いから始まった第二部では、さらに勝山の人生の深堀りへ。

勝山が勉強を始めた日。
それは、営業の初日の研修だった。

漢字を読むことも、計算をすることも
ままならなかった勝山は
研修中に、相当恥をかいたと言う。

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当時19歳だった
勝山少年がまず始めた勉強は.....
小学校2年生の漢字ドリル・算数ドリル。
そして、本を読むこと。

「分からないことが分かるようになる」
という感覚が、めちゃくちゃ嬉しくて
人生で初めて学ぶことの大切さ・楽しさを知った
と、キラキラした顔で語る勝山。

(あの顔は、奥尻スマイルコンテストなんていうのがあったら、この瞬間の部では確実に優勝していたレベルだった...)


ー学びの楽しさを覚えた勝山は「言葉を知ること」の重要性をこう語った。

言葉を知らない状態と知っている状態では
こんなにも違いが生まれると言う。

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(例) 嫌なことがあったとき...

【言葉を知らなかった過去の勝山】

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→痛い目にあう 

【言葉を沢山知っっている今の勝山】

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→大体仲良くなれる

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つまり、言葉を知らないと
“自分の感情を理解できない・表現すること”すらできないということ。


ー2部「学ぶことについての話」をまとめるとこうなる。

・学ぶことで見える世界は確実に変わる。
・沢山の言葉を知る。
・みんなはこれから学ぶことで何者にでもなれる。

*
普段、高校で”高校の”勉強をしていた
奥尻のみなさんにとって
19歳で生まれて初めて勉強の楽しさに気づいた
勝山少年のお話は、どう映ったのでしょうか。

「言葉を知る」って簡単なようで難しい。
とっても当たり前のように感じるからこそ
普段気づかないようなことを
19歳の勝山少年に
改めて気づかせてもらった気がします。
*

3.人との出会いについての話

今の自分がいるのはハッシャダイのメンバーとの出会いがあったからだ、と笑顔で勝山は語る。

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”小さな出会いで、人生は大きく変わる。"と心から信じているのだ。

もしかしたらチャンスは近くまで来ているけれど、気づけていないだけかもしれない。そのチャンスに気づくか・気づかないかの違いは「ノリの良さ」だと勝山は言う。

とりあえずやってみる。失敗してもやってみる。
最初からできる人なんていない。

自分に自信がない人は
「自分は何もできない、人を幸せにできない」
と思ってしまう。

しかし、
できないことは恥ずかしいことではない。

*

勝山の一つ一つの言葉に込められた等身大の想いが遠く離れた土地で暮らす奥尻の皆さんへ次から次へと伝わっていく...。自然とそんなことを確信していました。

さて、そろそろ….出会いの話も、
終わ......るはずがなかったんです!!

勝山の熱量はここから更に夢の話・自己選択の話・教養の話とヒートアップしていきます。(このnoteも負けじと続きますよ!!)

*

ー"夢"について

現在、ハッシャダイの一員として働く勝山は自分の夢をこのように語る。

可能性と能力があるのにもかかわらず社会の構造によって活かしきれていない若者たちが多くいる。日本の若者たちが未来にワクワクして、だれもが自分の人生を自分で選択できる社会を作っていきたい、と。


ーそして”夢”そのものの考え方についてこのように話した。

憧れや夢は、未来へのパワーになる。

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やりたいことがあるならば、
想いがあるならば
大々的に色々な人に話そう。発信しよう。

そして、全国の高校を回る勝山の経験から
「夢は変わっちゃダメだ」
と思っている人が多いと言うが
夢は変わって良いということを
奥尻の皆さんに伝える。

学び続ければ、夢が変わるのは
むしろ、当たり前だということ。


ー高校生のみんなへメッセージ

諦めや消去法ではなく、
自分の意志で自分の人生を選んでほしい。

成長を見越したうえで
自分のキャリアを選択した方が良い。

「今できないから....」という理由で進路を決めるのではなく、"1年後にはできるようになっているか"で考えよう。

自分の人生の責任を取れるのは、自分だけです」と語る勝山は
ここで、奥尻の生徒のみなさんに
勝山の好きな言葉を伝えた。

「自灯明」
他のだれかがつけてくれた明かりに進むのではなく、自らがあかりとなれ。


ー自己選択をするには

自分で考えて、進路を選択するには
”考える枠組み”が必要だ、と勝山は語る。

その枠組みこそが教養である。

教養の役割は
”他の見方や考え方があり得ることを示すこと”

社会には正解のない答えがたくさん存在するし、
人それぞれ、意見を持っている。

色々な生き方を知ったうえで
自分の最善の選択をすることが大切だ。

ーこの後も質疑応答や生徒からの言葉など熱い想いがぶつかりあう。

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(最初から最後まで熱い話ばかりで、編集のきむりさもどこを切り取ればいいのか困ってしまうほどでしたが、今回はここまで...!!!)

奥尻高校のみなさん、本当にありがとうございました!
今後ともよろしくお願い致します!!

勝山のTwitterより▼

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4.メディア掲載情報

おかげさまで、このオンライン講演について奥尻高校のFacebookページ、
そして北海道新聞さま・日本教育新聞さまに取り上げていただきました。
本当にありがとうございました!

(詳細はこちらから!)

奥尻高校のFacebookページ
北海道新聞掲載について
日本教育新聞掲載について

5.編集後記 

written by きむりさ

この記事はあくまでも講演の一部分ですが
奥尻のみなさんは
どのような言葉が胸に残りましたか?

この記事を読んで、
少しでもあの時のメモを
引き出しから引っ張りだしてくれたのなら
これ以上ないほど、嬉しいです。

オンラインでの講演という初の試み、
そして私自身も初めての講演会参加ということで
この日がやって来るのを緊張しながらも、
とても楽しみにしていました。

記事を書くために
何度も動画を見返しては、ちょっと泣きました。
マジです。

奥尻高校のみなさんの真剣に
真剣に、時には笑顔で聞いてくれる姿。

学年を問わず質問をたくさんする姿。

また、終始笑顔だった先生方のお顔。

オンラインで離れているはずなのに
みなさんの「頑張りたい」という想いや
先生方の生徒さんへの想いが
ズドンッと伝わってきて、とても胸が熱くなりました。

また奥尻高校のみなさんとお会いできる日を
そして、こうした熱い繋がりが
また新しい繋がりを生むことを
願ってやみません。

一言一句残さず、
まるごと記事にしたかったぐらい
素敵すぎる時間でした。

本当にありがとうございました。

今後もこういった風に
熱い空間の一部を切り取っていくので
よろしくお願いします....!

おわり。

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