見出し画像

子供のリモート授業が相当難しそうだと思う理由と実際に子供達とZoomをやった感想。

 こんにちは。発信ラボの村越慎司です。今日はコロナ禍で議論されているリモート授業に関して思うところを話したいと思います。

 リモート授業に関しては、「なぜやらないんだ?」とか「教科書の著作権の問題がある」など色々議論が進んでいるとは思いますが、実際にたくさんの子供を交えてZoomで交流したことある人って、何人ぐらいいるのでしょうか?たぶん、あんまり「やってみよう」っていう人いないと思うんですよね。なのでやってみました。

 結果なんですが、「会話にならないし、話もできない」状態でした。しかも1時間半。小学生中学生あたりで、元気な子がわーっと騒いだら授業にならないじゃないですか?あれがリモート授業だとさらに大きな声になる感じです。子供の声を拾う状態でやったら凄いカオスでした。ホストが何を言っても聞こえない状態になりました。たぶん、凄い統率されて私語一切なし!みたいなクラスだったら大丈夫だと思います。でも、子供に私語を許さないで授業するのって教育的に凄いダメなことだと思うんですよね。

 さらに、子供のネット環境ですが、「Zoomはスマホでも出来るだろ!」と思うかもしれません。しかし、スマホだと地方の通信環境が悪い家庭では途切れる問題が発生したり、先生がPCの画面を黒板に見立てて画面共有してもスマホの画面が小さくて文字が見えない問題、親のスマホだと親が仕事にいったら使えない問題などなど、『子供にリモート授業環境を作らせる』ってことだけでも問題山積なわけです。

 先生のデジタルリテラシー問題でもそうで、若い先生だったらパパッとZoomインストールして、画面共有のために授業の内容をプレゼンソフトなんかで作って用意しておいて、子供の通信環境を気にしながら、全員に授業の内容をわからせることが出来るかもしれません。いや、ここまで出来る先生なら、他の仕事をしても超有能な人だろうと思います。

 でも、結構PC触ることがほとんどできない先生とかもいると思うんですよね。Zoomって何?その前にPCが立ち上がらないんですけど!Wifiにどうやってつなげるの?イルカが画面から消えない!みたいな。

 「なんでリモート授業やらないんだ!」って僕も思ってたんですが、ルールをしらない人達に野球をやらせようとして、バットもミットも持ってない状態なのに、「なんで野球やらないんだ!」って言うのと同じかもしれないと反省した次第です。

 読んでいただいてありがとうございます。こういった動画や発信の未来の記事を今後もアップしていくので、よかったらフォローしてください。 

よろしければサポートをお願いします!