世界はコロナでよりデジタル化する。
こんにちは。発信プロデューサーの村越慎司です。コロナで日常が変化してしまいましたが、一番の変化はリアルでできないことがデジタル化したことだと思います。
ミーティングはオンラインになり、テレワークでデジタルデバイス無しでは仕事ができない状態になりました。アーティストはデジタルでの発信やコンテンツ作りにはげみ、飲み会さえもデジタル化しています。
このデジタル化は何を意味するのでしょうか。
僕は今までよりも世界の出来事が脳の中で起こり始めていることだと思っています。リアルに会っていないのにミーティングや飲み会をしているのは、実は情報を目と耳でデバイスから受け取って、情報を脳の中で処理しているだけです。
つまり、脳の中に同じ時間に同じ情報をインプットすることで、あたかも一緒にいるような感覚を味わおうとしています。コロナによってリアルが減った分をデジタルで補おうとしているわけです。
さらに、コロナでデジタル化した世界を見ていると、デジタルは脳の延長機能になりはじめ、インターネットで脳が繋がることにより、より人間は個人よりも集団としてどう動くかが問われる時代になってきていると感じます。今までの人間は、個人の権利をとても大切にしてきましたが、今後は集団としての目標などがとても大切になっていきます。
自然界の中で例えると、ライオンぐらいの家族構成で守っていればよかった時代から、アリやハチのように集団での行動が求められるようになるのではないかと思っているのです。それはオンラインで集団としての脳がゆるやかに繋がったために、集団的な規律が必要になってくるからです。
もちろん、今までも会社組織などの組織体系はあったのですが、それよりもさらに広範囲での集団的行動がインターネットによって形作られると思っています。最初は使っている言語や信じている宗教などで集団がデジタルで形成されていくと思います。
今までは国の人口が経済の発展に一番重要なファクターでした。それは人間のリアルな生活や仕事で経済が回るからです。しかし、コロナによって世界がデジタル化した今、今まで以上にデジタルのコンテンツやサービスが経済を回すようになります。そうすると、デジタル技術が得意な国民がコンテンツやサービスをより産み出し、圧倒的に世界で有利な立場になると思っています。
さらにAIが人間の脳と同じようにコンテンツやサービスを作り出した時、世界はAIによって規律が生まれてくる時がくるでしょう。映画のようにAIが人間を殺すのではなく、AIが無限に作り出す快適で心地よいコンテンツやサービス無しでは生きていけなくなる時代がもうすぐ訪れる気がしています。
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