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発信の教育は子供の未来を広げる

 こんにちは。発信プロデューサーの村越慎司です。今日は、子供の発信の教育について書こうと思います。

 発信の教育とはなんだろう?と思う方もいるかもしれません。発信とは、「外部に向かって自分の意見や考えを伝えること。送ること。」です。この発信の技術があるかないかで子供の未来はとても大きく変わっていくと思っています。

 古くなる学校教育の中身

 日本の学校で学ぶ教科はどんどん古くなっているにもかかわらず、何十年も変わっていない状態です。僕も小学校の子供が、学校で「地図」を学んでいたのですが、いまだに畑のマークとか、消防署のマークとかを勉強していて愕然としました。2020年ですよ!畑のマークや消防署のマークを教える必要ってどこにあるんでしょうか。

 今後、彼らが紙の地図を見ることはあるかもしれません。しかし、確実にGoogle Mapや車に搭載されたナビの地図を見ることが大半の人生になると思います。昭和生まれの僕ですら畑のマークや消防署のマークがある地図を社会に出てから一度も、たったの一度も見たことがありません。Google Mapの使い方を教えるほうが本当は理にかなっているはずです。

 受験勉強でも、「漢文は社会に出てから役にたつのか」などの議論は時々見かけます。「知識は無駄にならない。いつか役に立つ」という意見もわかるのですが、もっと学ばなければいけない教養は今の時代には沢山あるはずです。僕が思うのは、漢文や昔の地図の勉強があってもいいが、今の時代に必要な知識をしっかりと教えることが重要だと思うのです。

 その1つが発信の教育です。ここで言う発信はオールドメディアも含む、個人がどのような方法でどんな内容のものを発信するかを子供の頃から教えるべきだと思っています。

 発信の教育が子供の未来に必要な理由

 発信の教育は子供に必ず必要になります。その理由なのですが、人とのコミュニケーションがデジタル化した今、1対1のコミュニケーションよりも個人から多数の人への発信のコミュニケーションの方が人間は多くなっているからです。

 発信は動画や画像をクリエイトする技術だけじゃありません。そこには、考える力や自分の意見をまとめる力も必要ですし、人から悪く言われたりした時の考え方や対処の仕方、社会的にしてはいけない発信を覚えたりすることも必要です。

 大学生が一度、コンビニの冷蔵庫の中に入り炎上しただけで、その情報は何年も何年もインターネット上に残ります。名前や住所、大学名を晒されて、内定していた会社にまで電話でクレームが入ります。もちろんコンビニの被害も大きいとは思いますが、発信の教育をしていれば彼の人生は救われたかもしれません。

 それは、「発信を勉強していれば、冷蔵庫に入る動画をアップしなかった」のではなく、「発信を勉強していれば、そのヤンチャは発信できないほど悪いことだからしない」という考えにいきつくと思うのです。自分の行為が人の目に晒された時に、人にどう思われるかを教えることが発信の教育で必ず取り組まなければいけない課題の1つになります。

発信の教育が行われた時の未来

 発信の教育が進むと何が起こるのでしょうか。僕は、建設的な意見をしっかりと言える時代に突入すると思います。現代のデジタルの発信は感情的で極端な意見の方が好まれる傾向があります。その感情的で極端な意見を発信した人がどのようになるかと言うと、そのバズった感情的で極端な意見にみんなが賛同しているために、その後も感情的で極端な意見を言い続けるようになります。

 子供達が建設的で、とても上手な発信方法を覚えると、意見がしっかりと整理され、問題の解決が簡単に出来るようになります。動画で、画像で、文章で、音で、子供たちが自分たちの意見や思い、考えをしっかりと発信できるようになることは、日本の未来にも、子供の未来にもとても重要なことです。

発信の教育のために親がするべきこと

 それでは親として、学校では発信の教育を教えてもらえない今、子供に何をしてあげるべきでしょうか。

 まず、YoutubeやTwitterなどの発信に興味を持ったら、絶対に否定しないであげてください。そして機会があったらやらせてあげましょう。発信をやらせてあげることで彼らが学ぶことは沢山あります。発信せずに学ぶよりも発信して学ぶことが多いです。それは、どんなに運動の仕方を勉強で学んでも、体が覚えるわけではないのと同じように、発信も発信してみなければ分からないことが沢山あります。

 また、発信をさせながら、発信リテラシーを覚えさせましょう。「知らない人と意見を交わしてもいいが、現実では会わない」「自分が道でして恥ずかしいことは絶対に発信しない。それは友達同士や恋人同士でも発信してはいけない。」「インターネットはパブリックなスペースで、プライベートなスペースではない。」など、沢山あると思いますが、この発信リテラシーを覚えさせることは、本当に大事です。

 その上で、技術を上げることを手助けしましょう。動画の作り方、写真の撮り方、文章の書き方、音の録音の仕方など、興味のある分野でのデジタルのクリエイティブな技術は確実に今後の未来で必要になってきます。

With&Afterコロナの世界でハッキリした大事な事

 With&Afterコロナの世界でハッキリとした事があります。それは、デジタルリテラシーが低いと仕事ができないことです。発信の勉強はデジタルリテラシーの勉強とイコールと言っていいと思います。会社員になるにしても、起業するにしても、デジタルリテラシーが高い人が確実に有利です。あえて言うと、大学の受験勉強が出来るかどうかよりも、今後はデジタルリテラシーが高い人の方が社会にとって必要な人になっていくと思います。

 コロナで世界が混乱して、勉強がオンラインになった時、オンラインで授業出来る先生はすぐにオンラインで授業を始めています。オンラインで授業を受けられる子供は授業を受けています。オンラインでショップを作れる起業家はすぐにショップを作っています。デジタルリテラシーが高い会社員はオンラインミーティングでもたもたしていません。

終わりに

 是非、お子さんがYoutubeなどに興味を持った時は否定せずに、一緒に動画を作るようなことから始めてみてください。

 読んでいただいてありがとうございます。こういった動画や発信の未来の記事を今後もアップしていくので、よかったらフォローしてください。

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