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比べると分かるし、比べられない様にする事も大事

【1月3日(日)22:00の大橋亮介】

前から思っていて、これはあくまでも僕の考えであって…
和太鼓ってプロアマチュア関係なく、目の前で演奏を聴くと、受け取られる感情はあんまり変わらないんです。

全く和太鼓が知らない人が、地域のアマチュアチームさんの演奏を目の前で観ると「迫力すごい!」「かっこいい!」って思うし、プロの演者でもそれは同じ。残酷だけどね。

“そんな事ないでしょ!”

…って思う人はもちろんいて、否定はしないけど、現実は和太鼓を知っている人・好きな人であって、結構少数派だったりする。

「じゃあプロって何なの?」

という所はまたいつかの機会に話すとして、それを分かった上で僕はプロとして舞台に立つし、演出をしたりします。

ただ、比べる環境があると差は生まれちゃいますよね。

お母さんのカレーが最高。
ここのレストランのカレーが最高。

どちらも同じ感情ですが、食べ比べると比較しちゃいますよね。

先日12月に行ったコンサート。
滋賀の合同チーム(びわこ和太鼓楽団)と、愛知の合同チーム(まといの会)の出演。
30分ずつの演奏で、同じ合同チームだけど技術で負ける事は最初から分かっていました。
勝負じゃないし、勝ち負けでは無いのですが、同じ所で競ってもダメで、勝てそうな所を狙わないとお客さんの感情は動かない。
勝たなきゃいけない!

お客さんの感想は好みになっちゃうんですが、

「びわこ和太鼓楽団が良かった」
「技術はまといの会の方が上だけどびわこ和太鼓楽団も良かった」

そんな感情を狙わないといけなくて、だから約3ヶ月間の練習では技術練習は殆どしていません。

“じゃあ何を狙っていたのか?”

と言われると、

①シニア層のお客さんには
「同年代の人が楽しそうに頑張っている!元気をもらえる」

②息子・娘を持つお母さんのお客さんには
「弟がんばれ!お兄さんと一緒に演奏できてよかったね。兄弟愛」

③全てのお客さんには
「太鼓好きな人が年齢・性別問わずめっちゃ楽しんでいる、楽しそう!」

③に関しては、曲の始まる前に合唱団風の掛け声をやりました。
動画載せます!
細かなストーリーはメンバーの意見も入りつつ、

楽しさ伝わります?

僕のイメージは、ブルーズブラザーズの二人がどこかで音楽が聞こえてきて、段々踊りだすイメージ。

練習から本当に楽しかった!

そんなこんなで、11月に行う10周年&20周年合同記念コンサート。
2チームが出演するが記念コンサートなので、

「こっちのチームの方が良かったよね」

という感情を出来るだけ減らす内容にしなきゃいけないなと思いました。

色々と楽しみです!


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