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ニンジャの…TCG!を追う。第5回「最強ニンジャ決定戦」

初めに

ドーモ、読者の皆さん、発声練習です。
ついに本連載も最終フェーズとなりました。
さる2024年8月24日(土)、ニンジャスレイヤーTCGの全国大会、第一回最強ニンジャ決定戦が開催されました。

私、発声練習も優先参加申し込みをして、無事参戦することができましたので、今回はその模様をお届けできればと思います。

なお、今回の記事では、第2弾環境でのカードの事後評価も、まとめてお届けしちゃおうかと思います。結構なボリュームとなりましたので、会場の様子だけ読みたい方は「最強ニンジャ、誕生」まで、デッキやカード情報だけ読みたい方は「使用デッキ」以降だけ読むとよい、と私は聴いた。第2弾カード事前評価は全く間に合わなかったので、ミラーシェード=サンか誰かが、ケジメとかします。ゴメンナサイ。


バトルフィールド・タカダノババ

最強ニンジャ決定戦。
その開催地は、東京は新宿区、タカダノババ(註:高田馬場)。ネオサイタマよろしくの曇天でもなく、快晴というほどでもない、まあ普通の空模様、そんな日でした。

開場は10:00、タカダノババも乗り込むのは今回が初。ということで、当日は早めに起床。デッキの枚数、ウケミの枚数を最終確認して、家を出ます。最寄り駅のコンビニで、昼食用のスシ(オイナリ=サンとサーモンな。)とチャを購入して電車に乗りました。道中はニンジャスレイヤー・ナラク・ウィズインや、BACK IN BLACK、そしてショスタコーヴィチなどを聴いて、セイシンテキを高めます。
準備は万端です。




セイシンテキを高めすぎて乗換えをミスりました。(1敗)
バカ!ウカツ!言わんことなし!

幸い、時間的には全くの余裕で現地に到着できましたが。。。「注意は一秒、後遺症が死ぬまで」とは、ミヤモト・マサシもよく言ったものです。

思い切り出鼻を挫かれつつ、足を踏み入れたタカダノババ。駅から会場までは登り坂が続き、高低差のある土地です。
年季の入ったビルが並び、新宿らしからぬワビサビを感じる街並みでした。

会場のビルはこんな感じ。

タカダノババ・スコシタカイビル

乗換えミスはあったものの、開場時間よりは早めに到着できました。時間もあったので周辺を散策したところ、会場ビルの裏手に、ひときわ目を惹く建造物!おお、見よ、この大量の鎖をあしらった様を!

ゴウランガ!!マブ!

実際パンクなビジュアルが印象的だったので、これも思わずパチリ。
(日本点字図書館で、知識の滝のイメージとのこと。)

会場の模様

会場はビル内の貸し会議室。その前には、開場前から既に十数人の、イクサに臨むニンジャ達が列をなします。
入場して参加受付をした後、最初に行うのが、デッキリストの記入です。カード名ではなく、カードにふられた番号を記入していきます。
例えばニンジャスレイヤー◆カラテなら、NST1-40が4枚、という風に記入していきます。

↑オレンジのマルの中な。ちなみに採番は五十音順。

筆者にとっては、紙媒体でデッキリストを書くのは初めての経験で、なかなか緊張します。うっかりカード番号や枚数書き損じたら…とドキドキものでした。しかも、よりにもよってニンジャスレイヤー◆カラテを1枚だけ、考えなしに体験版バージョンにしてデッキを組んでいたせいで、ちょっとだけ書くのが大変になったり。(番号が製品版と異なるため。)

記入を終えてエントリーが完了した後、まわりを見渡すと、続々と参加者は増えており、五十数名ほどの規模になっていました。

会場には、ちょくちょく店舗大会にお邪魔していたカードショップ・アジト=サンの出店や、顔なじみの方々の姿もありました。そのほかのプレイヤーの面々を眺めると、ボンドルド(奇しくも中の人がフジキドだ)めいたニンジャ・セッション者、珍しい女性ニンジャの方もおり、多様性重点な会場でした。なかには、大会運営にルール裁定の最終確認を取っておられる方もおり、決定戦にかける熱量が伝わってきます。

本戦開始前で、特に印象的だった場面があります。
プレイヤーの中に、一重の透明スリーブを使用している方がいたのですが、他のプレイヤーの方が「そのままだとルール違反になってしまう。」とアドバイスされたのでした。この問題に関しては、対処方法をジャッジに聴く流れとなり、試合開始前に事なきを得ることとなります。イクサになれば敵であったとしても、同じゲームを愛する者同士のリスペクトが、そこにはあったと思います。ユウジョウ!

イクサフェイズ

エントリー完了から1時間ほど。
マッチングが完了し、ついに最強ニンジャ決定戦の幕が切って落とされました。対戦形式は、BO1(Best of 1)の1回勝負。

本大会、チップ争奪戦のトーナメント、という少し変わった方式がとられておりましたので、そこを補足させていただきます。まず、最強ニンジャ決定戦へのエントリーには、カードパックのボックスに付属の引換券が必須となります。1ボックスにつきチップを1枚、最大で4枚、交換することができます。

対戦を開始する際、お互いのプレイヤーは、手持ちのチップの中から規定の枚数を賭けます。そして対戦後、勝者が賭けられたチップを総取り。第2試合、第3試合と進むごとに賭けチップの枚数も2枚、4枚…と多くなり、賭けられるだけのチップを持たなければ、その時点で脱落もしくは、リエントリー(追加で、引換券とチップを交換し、次のマッチ分のチップが用意できれば決定戦に復帰。)となります。

さて、筆者は最強ニンジャ決定戦の前から、いくらか店舗大会に出てはいたもの、さすがに緊張は否めません。自分のニンジャ不器用さもあり、第1試合からスリーブの端が切れて試合中に交換することになったり、その後の試合でも、うっかり相手ターンがまだ来てないのにドローして巻き戻しになったりと、振り返ってみるとなかなかのヤラカシが。。

しかし、午前中の結果は3-0と相当に好調!
3回戦目は、Xでフォロバさせていただいてた方と、まさかの対面となりました。

自分はニンジャスレイヤー主体のデッキを使っていましたが、お相手は、豊富なコンバットトリックと、ニンジャメタ性能が売りのヤクザ天狗コントロールデッキ。ヤクザ天狗の強烈な圧に軽くピンクの光が見えてきましたが、何とか天狗を突破。今回も紙一重の勝利でした。

打点高い・コンバットトリックでニンジャを殺す・インターラプト持ちと、実際圧がスゴい。

3回戦終了後に、お昼休みとなりました。
会場外のロビーにて、事前に購入していたスシとチャでエネルギーを補給します。ニンジャ耐久力を回復するベスト・ファストフード。遥かにいい。
この炎天下にスシ?ダイジョブダッテ!スメシ・インシデントだって!

スシ補給行為も完了し会場に戻ると、昼休み中にも、ぶっ通しでフリー対戦に勤しむ方々が見えます。イクサやその後のフリートークを経て、集ったニンジャヘッズの絆が深まったのを感じました。ただ、私は恥ずかしながら3回戦終了時点で既にクタクタになっていて、この時間はほぼ観戦と歓談オンリーでしたね。。。

勝利の余韻に浸る間もなく、休憩が終わり、イクサが再開されます。本戦に残ったプレイヤーも少なくなり、午前中の試合以上の激戦が続きます。5戦目はニンジャスレイヤーデッキ対決となり、お相手の方に終始圧倒されていました。形勢としては、ほぼ負け確の状況でした。が、後半に怒涛のウケミラッシュ(4~5枚。正直、自分でもひいた。)にて逆転勝利を得て、5-0。最後まで勝負が分からないところが、このゲームの面白さでもあり、怖いところでもあり、というところを痛感した一幕でした。

そしてこの時点で、まさかのベスト4入りが確定。5試合目終了後にはベスト8入りメンバで記念撮影。クローンヤクザめいてグラサンかけたジャッジに囲まれ、ソウカイヤクザ気分を味わいます。ムッハハハハハハ
※公式サイト参照な。

最後の6戦目は、のちの最強ニンジャである、あんぼう=サンとのニンジャスレイヤーデッキ同士の対決となりました。盤面では一時自分の方が優勢を取りましたが、盤面不利と見るや、ライフ勝負に切り替えてプレイヤー攻撃重点する、というアドバンスド・ショーギめいた試合運びに屈しました。ワザマエ!

最強ニンジャ、誕生

敗退により、筆者の最強ニンジャ決定戦は、幕を下ろしました。試合終了後、上位入賞のプレイヤーは、全員デッキチェックを受けます。
受付後に記入したデッキリスト通りのデッキを使用し、かつ構築ルールを守ったデッキであるかの最終確認になります。リスト記入時に何度も見直しはしてますし、ウケミ札の枚数がルール通りであることも、直前まで入念にカウントはしてきました。それでもやはり緊張の瞬間ではありました。

デッキチェックが完了すると、晴れて賞金とプロモカードの受け取りです。運営の方と、大会の感想など話してたら、「Xアカウント見てます!」と言われて、嬉しいやら、ヘンな汗がでるやらw

いいローダーにいれたい。

受け取り後、間もなく最強ニンジャ決定戦、決勝戦が始まりました。奇しくも、決勝戦はニンジャスレイヤーデッキ同士のマッチアップ。
主人公デッキ同士がぶつかり合うという、あまりに美味しい展開となりました!

最終戦、厳正な勝負のため、事前のデッキチェック、ジャッジによる両選手のスリーブの状態確認(破損したり、汚れていないかの確認。これも不正防止の一環ですね。)が行われました。参加者の皆さんは20人ほど残っており、車座になって観戦。ジャッジの皆さんもグラサン着用でグルリと対戦卓を囲み、どちらかというとエスポワール号の限定ジャンケンめいた光景が広がります。

会場はシン…と静まり返り、カードの擦れる音のみが響きます。皆が固唾をのんで見守るなか、両選手ともニンジャスレイヤーが初手に来ず動けない、静かな立ち上がり。チョーチョー・ハッシの攻防が続く中、攻勢に出たヒマ=サンに対し、あんぼう=サンのウケミで、サワタリ(ナム戦)が2枚捲れ、会場にざわめきが広がります。

大会シーンで最も劇的な瞬間。
※画像はイメージな。

これが決定打となり、初代最強ニンジャが決まりました。会場には拍手が満ち、初代最強ニンジャは再びヤクザ…もといジャッジに囲まれての記念撮影となりました。
※これも公式サイト参照な。

大会終了後は、参加者の方々としばし歓談。あんぼう=サンに、1位の証たる世界で1枚のヤモトさんも間近で拝ませていただきました。話のタネはつきず、会場を出た後も、調整の裏話や環境談義に花が咲きました。
(ちなみに、大会終了予定時刻は17:00でしたが、15:00頃には決勝まで終了してました。このゲームの進行スピードの速さ故かもしれません。)

ここまでに繰り広げた激戦の数々、対戦の合間のニンジャスレイヤー談義などを噛み締めつつ、晴れがましい気分で、タカダノババを後にしました。

使用デッキ

当日使用したデッキはこちらになります。
初期に遊んでいたニンジャスレイヤー&ナンシー 一本槍のデッキとは違い、各種単体性能の高いカードをふんだんに盛り込んだ、忍殺グッドスタッフデッキです。

実際、よく戦ってくれた50枚

■キャラクター 30枚
ニンジャスレイヤー◆フーリンカザン × 4
ナンシーリー◆ヤバイ級ハッカー × 4
ニンジャスレイヤー◆カラテ × 4
インターラプター × 4
ソニックブーム × 3
スーサイド × 3
ノトーリアス × 4
クローンヤクザ × 4
■コトダマ 20枚
ジェロニモ! × 4
ヨロコンデー! × 4
お前を天狗の国へ連れてゆく × 4
TAKE THIS! × 3
聖なるヌンチャク × 1
切り上げる 切り下ろす × 4

身も蓋もないですが、現状「強い!」と思われるカードを片端から入れたデッキになります。以前の記事でご紹介したように、私は元々、ニンジャスレイヤー&ナンシー主軸のデッキを組んでおりました。が、その後ノトーリアス=サンを擁するデッキに盤面を崩壊させられ、火力で圧倒されるシーンが続出。

「これはアカン」ということでノトーリアス=サンをアタッカー兼除去役として採用しつつ、エテルを起こせるニンジャスレイヤー+各種コトダマで防御、というコンセプトで組みなおしたのがこのデッキとなります。

対戦デッキと戦績はこんな感じでした。

1回戦 ソウカイヤ   勝ち
2回戦 ニンジャスレイヤー&ナンシー 勝ち 
3回戦 ヤクザ天狗 勝ち
4回戦 ヤクザ天狗 勝ち
5回戦 ニンジャスレイヤー&ナンシー 勝ち
6回戦 ニンジャスレイヤー&ナンシー 負け

第2弾の活躍カード

ここからは、デッキに採用したカードも含めて、第2弾環境で活躍したカードをご紹介したいと思います。

ニンジャスレイヤー◆フーリンカザン

チャドー、フーリンカザン、そしてチャドー

第2弾はニンジャスレイヤーデッキの強化少なかったな。。という話を聞き、自分もそう思ってました。このカードを使ってみるまでは。

コスト2としては相当かち壊れた性能をしていると思います。まずはアイサツ時にエテルを2枚起こす効果。2コスト帯のキャラクターにしてエテルを起こしながら攻撃できるのがそもそも強く、最速2ターン目からコトダマによる妨害が遂行できます。

なにより強烈なのはジツの方で、ニンジャを殺すとアンタイ・オジギができ、これが実際ツヨイ!!相手ニンジャを壊滅させながら、アイサツした数分、1つ目の効果のおかげで、エテルが起きます。コトダマを構えて相手の攻撃に備えるもよし、ジェロニモ!やヨロコンデー!で追加打点をそろえるもよし、単体で恐るべきアドバンテージを叩き出します。そのうえで、ジツ抜きにしても十分仕事ができる性能なのも嬉しいですね。

ウケミで手札に来るのではなく、アンブッシュするのもワザマエ!私はサワタリ(ナム戦)の枠と入れ替えてデッキに採用しました。

お前を天狗の国へ連れてゆく

結構ヤバイカード

今大会での私的MVPでした。
元々、殺すとなぜか6打点になって帰ってくるノトーリアス=サン対策で入れたカードでしたが、色々な場面で活躍しました。

本デッキ、ニンジャ主体で組んでいるため、ヤクザ天狗を並べられると非常にやりづらいのですが、「切り上げる 切り下ろす」と合わせて強引に突破できます。しかも何故か1ドローもついているので、手札が減りません。
これが実に強力で、手札消費が激しくなりがちな本デッキの継戦力を支えてくれました。ヤマヒロ=サンから押収したドネートでしょうか?ウケミで捲れた際の1ドローも、味これが大好き。

また大会シーンでは、そもそも4コスト以上のキャラクターはあまり出番もなかった(ナム戦くらいでしょうか?)ので、ニンジャも天狗もフリーランスも、まとめて天狗の国に連れて行ってくれる万能除去札として機能しました。

天狗を畏れよ。

ヤンナルネ

【聞け】ダークニンジャ=サンを救いたい

1弾では地味に存在しなかった、オヒガンのキャラクターを手札に回収するカード。「ザイバツ」カードであればコトダマも対象、かつ2枚回収です。

恐ろしいことにこのカード、オヒガンのヤンナルネも回収できてしまいます。そのため、ヤンナルネが手札に1枚、オヒガンに1枚ある状態を作れば、1エテル捻るとオヒガンの好きな「ザイバツ」カードを、手札消費無しで回収できます。

これを用いてリソース差を広げて、ウケミを封殺するロードでじっくり殴るのが、ザイバツデッキの王道パターンのようです。ただ、このデッキについては大会中は当たることはありませんでした。1試合の制限時間的(25分)に、採用がためらわれたのかも?

ムフォーフォーフォー…余は安全に勝ちたい…

ヤクザ天狗◆神々の使者

天狗は二度刺す。

第2弾でやたら関連カードの収録が多かった聖戦士ヤクザ天狗ですが、
その中の最上位種がこの神々の使者になります。スタッツ 5/5 工作力3 でインターラプト・カイゼン持ち、となかなかの盛り盛りスペックを誇ります。

そのうえで、ヤクザ天狗の共通効果である、バトルしたニンジャを殺す効果を持ちます。ニンジャを主軸に使うデッキではこのカードの圧が凄まじく、対面プレイヤーのコトダマの枚数次第では、ヘタに殴るとこちらが一方的にニンジャを討ち取られてしまいます。

また、地味にフリーランスなせいで、ネザークイーンの強化補正も載ります。この上でスタッツが増える。。。終始非公開領域に怯えさせられる、味なカードです。

あいかわらず強かった第1弾のカード

ナンシー・リー◆ヤバイ級ハッカー

ニンジャより強いハッカーがいますか?おかしいと思いませんか、アナタ。

このカードの強さについては前々回記事で触れましたが、やっぱり強いカードでありました。デッキが50枚であることから、ゲームに絡ませられる確率はさほどでもないですが、多重ログインした際の爆発力は他のカードの追随を許しません。

ただ、これの下位種にあたるナンシー・リーは、個人的には評価を低くしていました。ナンシー=サンを踏み倒すのは確かに強力ですが、自然、手札消費が激しくなります。そのため、アイサツ時効果を使う前に殺されてしまうと、アドバンテージの損失がきわめて大きいです。特に、エントリー直後にニンジャスレイヤー共々処理されてしまうと、後続が繋がらないのも痛手です。

もちろんこのカードにも同じリスクは伴いますが、やはり高スタッツ、3打点、1ドローはリターンとして十分すぎると考えて、4枚採用となりました。

(…と当時は考えてましたが、1位・2位飾ったお2人が4投だったので、無印ナンシー=サンは、過小評価だったかも。エントリータイミングを、相手が除去札を切れないタイミングに絞るなど、プレイングでカバーできる面があったかもしれません。)

ヨロコンデー!

ムッハハハハ!ではクローンヤクザを放て!

第1弾最強とも謳われたこのカード。デッキから2コスト以下になるようにカードを1枚、ソウカイヤならなんと2枚もアンブッシュできるヤバカード。

管見の限りでは、もっぱらクローンヤクザ or インターラプター射出装置となっていたと思います。自分もそういう使い方でした。手打ちもそこそこ強いですが、ウケミで捲れた時が強烈です。

Yakuza or Ninja ?

序盤に対戦相手に踏ませると、2打点×2 + 2ドローとかいうヤバめのアドバンテージ差を押し付けられます。また、デッキ圧縮によりデッキ内のウケミ濃度を上げられる点で、カウンター札としては破格の性能でした。

ただ、実はこのカードには対処法もあり、アンブッシュ直後のクローンヤクザに、優先権を使って除去をあてる、というものです。

本ゲームではキャラクターの能力解決時には、そのカードが盤面に残っていないと発動できない裁定となってます。そのため、エントリー直後に「切り上げる 切り下ろす」を当てられると、除去された2体のクローンヤクザのドロー効果は使えません。※1体除去の場合は、1ドロー可能です。

大会中ではこの対処法を喰らって、内心グワッてました。ニンジャに同じヒサツワザは二度通じぬ!?

ノトーリアス

そこにノトーリアスが垂直射出され…

破壊神。
アンブッシュしたターンに3回攻撃ができる、破格の攻撃性能を誇ります。
ライフ10点のゲームにおいて1枚で6打点を叩き出すことの強さは当然として、カラテの高さを活かして相手の盤面のキャラクターを一掃する除去札としても活躍します。

主にはジェロニモ!やバイオインゴットによってアンブッシュしてきます。コスト2なので、前述のヨロコンデー!から垂直射出していきなりリーサルを叩き込むことも可能ですね。この使い方もあるので、自分は4投してました。

ちなみに、プレイヤーへの攻撃を敢えてせず、キャラクター除去だけしてセプクさせ、次ターンにジェロニモで再アンブッシュさせる、というオシャテクもあります。(店舗でのフリー対戦で、お相手の方から学んだ小テクでした。)

強さ自体は事前に知れ渡っていたためか、大会においては最もマークが厳しかったうちの1枚でしょう。アンブッシュ直後に「切り上げる 切り下ろす」で退場させられたり、ナムの戦士に攻撃を止められたり。。かくいう私も、このカードを咎めるために天狗の国に連れてゆくを採用したのでした。

最後に

だいぶ長文の記事となってしまいましたが、以上となります。

発売前からニンジャスレイヤーTCGを追ってきた本連載ですが、今回で完結となります。黎明期からTCGを追う機会というのも、そうそうなく、しかも、あのニンジャスレイヤーのTCGを追うことができたのは、嬉しい限りでした。デッキ構築やプレイがどんどん洗練されていくさま、ニンジャスレイヤー談義に華が咲くさまを、リアルタイムで追えたことは、本当に貴重な経験だったと思います。

それでは、第3弾の発売、第二回の最強ニンジャ決定戦の開催を祈念して、
本連載を締めくくりたいと思います。

皆様、オタッシャデー!!!!





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