天皇賞秋 出走馬個別メモ ノースブリッジ


ノースブリッジ

【競走馬特性面】

SM1 【SP持続力・一瞬加速型】【後半型】【前後半型】【持続型】【重馬場】【要所加速型】
【専用メモ】時計面課題 位置取りカギ
【所感メモ】最後1F甘くなる傾向あり
【最終更新日】2023.1.23

【前走結果・レース展開】

オールカマー・7着(0.5秒差)
S(スロー)後半型 SP持続・失速型 61.1-58.5
  
前半はスローの流れで前半1000mは61.1秒。しかし後半5F目から急激にペースが上がってそれがゴール前まで持続する形で後半1000mは58.5秒。流石に最後1Fでガクッと落ちる形になるが、後半5Fのロングスパート戦という展開

【前走予想コメント】

【休み明け初戦】鉄砲巧者適鞍・期待と不安が半々
【調教】久々も好仕上がり
【事前予想】タイプ的には怖い馬だが時計面の課題があってここでは推しにくい存在。週末の雨の影響が残れば浮上しても良いが…

【前走決め手】

好位追走、3~4角内通す・G前脚色鈍る・距離微妙に長い?

【前走個別レース回顧】

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【前走関係者コメント】

(岩田康誠騎手)「今日は攻めた結果です。休み明けの分はあったかもしれません。ここを使ってどう変わってくるかですね」

【2走前結果・レース展開】 

大阪杯・8着(0.7秒差)
M(ミドル)平均型 後半SP持続型 58.9-58.5

平均ペースの後半SP持続力勝負の展開。向こう正面中ほどでグンとペースが引き上げられていて、かなり高い次元のSP持続力になった。最後1Fは12.5秒とかなり落としていて最後は持続力を問われた形になる

【2走前予想コメント】

相手強化して・色々噛み合えば
【調教】万全の態勢整う
★阪神初コース対応カギ ある程度前目の位置なら 脚の使い処次第で

【2走前決め手】

3~4角内通す・最後1F脚止まる・時計面で限界?

【2走前個別レース回顧】

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【2走前関係者コメント】

(岩田康誠騎手)「完璧に折り合いはついていた。G1の壁なのかなあ。悪いところはなかったけど…」

【3走前結果・レース展開】

アメリカJCC・1着(-0.1秒差)
S(スロー)後半型 瞬発力・一瞬型 61.3-60.2

61.3-60.2秒なので平均寄りのスローという展開だが、後半は3F勝負になっていて4角から直線での加速を強めに問われた形

【3走前予想コメント】

中山問題なく・成長窺える
【調教】馬体充実動き目立つ
★相手関係は楽に 先行、機動力を生かせる形なら

【3走前決め手】

特性面と展開面が噛み合う形・直線序盤の加速で勝負決める

【3走前個別レース回顧】

出負け気味で隣の馬との接触もあったが序盤でリカバーが効いて好位の内目を追走。道中は好位内で折り合いに専念するような感じだが、それでも若干掛かり気味。そんな中で3角で内目から馬なりでジワッと進出を開始してから、4角で一気に動いて直線入口から序盤で内目から鋭い脚を使って抜け出して来る。半ばで先頭に立つと最後の1Fでもさらに伸び続けて後続を突き放す形。坂を上り切ってから脚色が鈍った感じだったが、2着馬以下の追撃を3/4馬身振り切ってゴール。

道中少し掛かり気味という要素があったにもかかわらず、勝負所から内々から上手く進出出来たし直線入口から序盤での加速で一気に勝負を決めた。スロー寄りの流れの中で思ったほど持続力を問われない形の中で、4角から直線序盤での加速を目一杯引き出す形が奏功した印象。今回の出走メンバーの中で数少ない要所加速型でもあり、持ち味と展開面が見事に嵌り切った形だろう。

ただ今回はG2の中では比較的手薄なメンバー構成でもあったし、得意要素が綺麗に噛み合った中での勝利。最後の1Fの甘くなる傾向や、根本的な持続力を問われた場合にどう対応できるかという面が課題は残ったままである。しかし鞍上の岩田康騎手がこのテの一瞬加速型の扱いがかなり上手いのも事実。この鞍上を迎え続けている間はどのレースでも上手く対応してくるかもしれない。

【3走前関係者コメント】

(岩田康誠騎手)「本当に厩舎であり、奥村武先生であり、この馬に対してずっと滞在(在厩)することをやってきて、結果が出たのは本当によかったです。(前走の)去年の天皇賞・秋(11着)は敗因はありましたけど、心機一転、2023年にアメリカJCCで勝利できたのは、この馬にとって一歩踏み出して、G1に届くようになれるレースだったと思います。(レースは)なだめながら、本当に中山の2200メートルというすごい難関なコースで向こう正面から動きがあったなか、この馬自身が冷静でいたからこそ、ラスト3ハロンで自分の進路を見いだしてファイトしてくれたと思います。本当に奥村厩舎にお世話になっているので、恩返しするのが自分の使命。G1の舞台に行って、勝利できる騎乗であり、パフォーマンスを見せたい」

【天皇賞秋に向けてのポイント】

このメンバーに入るとどうしても後半要素で見劣りしてしまう感は強く、ある程度前後半のバランスが取れた形に持ち込む事が理想になる。ただ最後1Fで甘くなる傾向は強いし、さらに現状では時計面を問われると厳しい印象。よほど嵌らない事には…。

【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。

また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。

☆競走馬特性面についての注意事項


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