朗らかさは、主語を譲与できる環境に宿る。 私は、彼は、あるいは他者は、人は そういったヒト的なものから、 非主人公的なものに語体を委ねる。 土は、空は、あるいは妖精は、虫は 人を主体にすると途端に視界が濁って狭くなる。