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短所があっても、それ以上の長所を生かせばいい。ソフトバンク有原投手が安定感抜群の投球で今季完投勝利。「完全試合男」ロッテの佐々木投手に投げ勝つ
短所があっても、それ以上の長所を生かせばいい。ソフトバンクの有原航平投手(31)のピッチングを見ながら、そう思った。ロッテの「完全試合男」佐々木朗希投手(22)との対決となったが、投げ勝った。ホームランを打たれやすい短所が出たが、安定感漂う投球を披露し今季初完投勝利。メジャーを経験するなど豊富な野球経験を生かした形だ。 アウェーの千葉で23日に行われたロッテ戦。有原投手は今季4試合目の先発マウンドだ。広島の広陵高校から早稲田大学を経て、ドラフト1位で日本ハムに入団。メジャー
新記録は新たな挑戦への号砲。ドジャース大谷選手が日本選手単独最多のメジャー176本塁打。ゴジラ松井さんの記録を塗り替えた。その先にあるのは「世界一に導く一発」
人は歴史に名を残すことに憧れるものだ。ドジャースの大谷翔平選手(29)が日本選手単独最多となるメジャー176本塁打を放った。「ゴジラ」松井秀喜さん(49)の記録を塗り替えたのだ。新たな記録を打ち立てた大谷選手。その先にあるのは、「世界一に導く一発」だろう。大谷選手がワールドシリーズ優勝へいざなうホームラン。そんな一撃を見たい。 21日(日本時間22日)にホームのロサンゼルスで行われたメッツ戦。大谷選手は2番指名打者で先発出場した。そして三回の第2打席で新たな記録を樹立した。
勢いのある時は運も引き寄せる。セリーグ首位攻防戦。阪神が降雨コールドで中日を下し首位浮上。引き分け挟んで6連勝。中日は痛い4連敗
勢いのある時は運も引き寄せる。そう思いたくなるゲームだった。セリーグ首位攻防戦。雨が結果を左右した。開幕ダッシュに失敗したものの復調気配の2位阪神。一方、首位の中日は3連敗中。チーム状態そのままに、阪神が降雨コールドゲームで中日を下して、首位に浮上した。阪神にとっては恵みの雨。中日にとっては涙雨となった。 21日に甲子園で行われた首位攻防戦。雨の影響で試合開始が1時間近く遅れた。阪神の先発は才木浩人投手、中日は松葉貴大投手だった。試合が進むにつれて、雨は激しさを増す。マウン
期待値の低かった人の成長は組織全体を活性化させる。日本ハムのプロ3年目北山投手がプロ初完投初完封勝利。ドラフト8位からの凄まじい成長曲線
期待値の低かった人が成長すれば、組織全体が活性化する。日本ハムのプロ3年目、北山亘基投手(25)がプロ初完投初完封勝利を挙げた。ドラフト8位で入団してから、凄まじい成長曲線を描いている。この日の勝利で、日本ハムは2位に浮上した。北山投手の成長がチームの好調へと導いている。「ドラ8」の3年目。北山投手の活躍に注目だ。 20日にホームの北海道で行われたロッテ戦。先発には今季3試合目の登板となる北山投手が送り込まれた。 北山投手は初回に先頭打者にヒットを許し走者を抱えた。2死を
意地があるから底力が生まれる。昨季日本一の自負。ホーム甲子園での「伝統の一戦」。阪神がライバル巨人に2勝1分けと勝ち越し。接戦の強さが際立つ
意地があるから底力が生まれる。今季の阪神に力強さが戻ってきた。そこには昨季日本一に輝いたプライドがある。ホーム甲子園での「伝統の一戦」。永遠のライバル巨人相手に3連戦を2勝1分けと勝ち越した。何よりも接戦の強さが際立つ。「地位が人を作る」というならば、やはりチャンピオンチームとしての自負が好結果となったように思われた。 昨季、38年ぶりの日本一に輝いた阪神。今年は球団初となるV2が目標だ。ただオープン戦では散々な成績だった。18試合を行い3勝14敗1分け。12球団で最下位の
最後まであきらめない。何が起こるか分からないから。2点を追う延長十一回2死走者なし。日本ハムが2連打で九死に一生を得る同点劇。ソフトバンクは白星するり
最後まで絶対にあきらめないことだ。何が起こるか分からないから。2点を追う日本ハムは延長十一回2死走者なしと絶体絶命のピンチに陥っていた。もう無理。そう考えてしまうものだが、ここから2連打で同点に追いついた。九死に一生を得る同点劇となった。一方のソフトバンクは白星がするりと逃げていった。「野球は2死から」。格言通りの熱戦だった。 17日に北海道で行われた日本ハム対ソフトバンク。上位チーム同士の戦いとあって、試合は九回を終えて2-2と決着がつかず、延長戦にもつれこんだ。 十一
格差社会が固定化するのは寂しすぎる。プロ野球のパリーグ。昨年のAクラス組が今季も上位3位を占める。セリーグは昨季最下位の中日が今季トップなのに
格差社会が固定化するのは、あまりに寂しすぎる。プロ野球は各チームが今季13~15試合を終えている。シーズンの10分の1を終えた計算だ。その中で、昨季のパリーグAクラス組が、今季も上位3位を占めている。格差社会が固定化しているようにも思われる。一方でセリーグでは昨季最下位の中日が、今季首位に立つ健闘ぶりだ。パの下位組よ、奮起せよ! 昨シーズンのパリーグは、オリックスがリーグ3連覇を達成した。86勝53敗4分けで勝率6割1分9厘と圧倒的な強さを見せつけた。15.5ゲーム離されて
苦しい時こそ、自分でリズムを作る。広島が好守連発。外野陣のファインプレーで、最終回の決勝打につなげた。阪神との手に汗握る投手戦を制す
苦しい時こそ、自分でリズムを作る。それが好結果を生み出すのだと思う。広島の外野陣が好守を連発した。ファインプレーの連続で流れを引き寄せて、最終回に決勝打が生まれた。守備からリズムを生んだ広島。昨季の日本一に輝いた阪神との投手戦を制した。 11日に甲子園で行われた試合。広島の守備陣が、先発の大瀬良大地投手(32)を盛り立てた。 初回に2死二塁のピンチ。阪神の大山悠輔選手がレフトへ大きな当たりを放つ。外野を越えそうな勢いだったが、レフトの秋山翔吾選手(35)がジャンプ一番、打
夢にチャレンジしたことは、きっと人生の糧になる。元メジャーリーガーの筒香選手が古巣DeNAに5年ぶり復帰。経験をチームと共有できれば、大きな力になる
夢にチャレンジしたことは、きっと人生の糧になる。メジャーリーグのレイズなどでプレーした筒香嘉智選手(32)のことを思う。古巣DeNAに5年ぶりに復帰することが決まった。移籍1年目にワールドシリーズに出場する一方、昨季以降はメジャーでプレーできずにいた。酸いも甘いもかみ分けた経験を、古巣の選手と共有できれば、大きな力になるはずだ。 筒香選手の米球界への挑戦について、人によって評価は分かれるかもしれない。移籍1年目でメジャーの頂上決戦であるワールドシリーズに出場した経験は「プラ
ライバルの存在は自分を大きく飛躍させる。J1で16年ぶりの「東京ダービー」。劣勢のFC東京が終盤に追いつき、東京Vとドロー
ライバルの存在は自分を大きく飛躍させる。そう思わせるゲーム内容だった。J1で16年ぶりに行われた「東京ダービー」。FC東京は0-2とリードされた上に、退場者を出す劣勢に立たされたが、後半に怒涛の追い上げを見せて、ドローに持ち込んだ。ライバルの東京ヴェルディ相手に負けられない。その思いが力となって生んだ同点劇だった。 首都決戦が16年ぶりに帰ってきた。名門の東京ヴェルディが長くJ2生活を送ってきたが、今季16季ぶりにJ1へ復帰。久しぶりの東京対決。13日に味の素スタジアムで行
新天地で人はきっと輝ける。オリックスへトレードされた吉田輝星投手が連日の好投。日本ハム時代の苦悩が消えた。「輝」きを取り戻し、チームの「星」に
4月は進学や就職、人事異動などで新天地に飛び込んだ人が多いだろう。その場所で、人はきっと輝ける。オリックスに移籍して1年目の吉田輝星投手(23)が自らの好投で、実証しようとしている。鳴り物入りで入団した日本ハムからの電撃トレード。古巣にいた頃は苦悩した日が長かったが、環境が変わって連日の好投。まぶしいまでの光を放っている。 秋田の金足農業高時代は、甲子園の星となって、第100回の全国選手権で準優勝に輝いた。「カナノウ旋風」の立役者だった。剛速球の魅力を評価されて、2018年