長編の1章

創作・「恋心」(真偉の夢占い)より

 初対面で打ち解ける。 その場にいる誰も彼もが、初子に好感を持った。

 札幌に初子が戻ったのは、2月の半ば過ぎ。 真偉の家の大きさに驚き、初子は門の所で、門柱の表札を確認して、『本郷』に間違いなく、きっと、旅館かもしれないと、そこは、初子らしく、真偉さんの家は、旅館に違いないと思いこんでしまった。

 初子は、夕方6時近くに札幌駅に降り立ち。真偉さんからのメールに添付されていた地図に沿って、地

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嬉しい!! ありがとうございます!
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創作・「特殊能力」(真偉の夢占い)より

 気になって仕方ない、何かすっきりしない、それが、何からきているのか。
K男は、夢占いをしてもらい、一時的にはすっきりして、学生専門の1DKのマンションに住むようになり、鳥の夢も見なくなった。先輩に紹介してもらった旗振りのバイトも始めた。 しかし、気になる。

 K男は、北海道の東に位置する、港町である釧路の平均的なサラリーマン家庭の息子。医大には、親が病院経営の裕福な家庭の学生も多い中で、K男

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ありがとうございます。
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創作・「帽子の夢」

 初めての経験だった。 同じ人と、毎日メールのやり取りをすることは。
真偉も初めてだったけれど、初子も初めてだった。

夢占いに行って、宝くじの事を指摘されて。それから、毎日、毎日、夢占いをしてくれた女の子にメールをした。

幸福の女神さまのようにも思い。自分にとっての赤い糸で前世から結ばれている人とも思い。
自分より、いくつか年下だと思っていたら、同い年と知り驚き。
名前はマイさんと知り。

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ありがとうございます。嬉しいです!
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