江戸の独身男たちが生んだ居酒屋誕生秘話

江戸の独身男たちが生んだ居酒屋誕生秘話

飲食サービスの支出減といってますが、確かにそうなんですが、その中でもファストフードだけは前年100とはいわないまでも、それほど落ち込んではいません。酒を出す居酒屋業態だけが大打撃。 これは、テイクアウトのあるファストフードとない居酒屋との差もあります。が、元々、居酒屋というのは、テイクアウト専門店でした。というより、今でいうただの酒屋です。樽から量り売りで一杯いくらで売っていたわけです。 居酒屋発祥は江戸時代です。戦国時代の1570年代にもあったという説もありますが、商売

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江戸文字って知ってる?  <勘亭流・寄席文字・籠文字>

江戸文字って知ってる? <勘亭流・寄席文字・籠文字>

私たちが普段の生活で目にするのは明朝体とゴシック体ですが、ほんの百数十年前までは筆の手書き文字しか存在していませんでした。 たとえば浅草の町を出歩くといろんな筆文字に出会います。 これらの筆文字は一筆書きのものだけでなく、加筆修正をして字形を整えるものやレタリングに近い工程を経て制作している描き文字もあります。 これら江戸文字と呼ばれる書体のルーツに迫りたいと思います。 江戸文字ってなに?江戸文字の起源は御家流という書風がはじまりといわれています。 もともと日本の書とい

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「あつまれ どうぶつの森」で太田記念美術館の浮世絵を飾ってみよう

「あつまれ どうぶつの森」で太田記念美術館の浮世絵を飾ってみよう

 Nintendo Switchの人気ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」。世界中の美術館や博物館が、部屋の中で飾ることができるよう、自分たちのコレクションの画像データを公開しています。原宿の太田記念美術館でも、三菱一号館美術館さんに便乗し、「#あつ森で飾ろう」と題して、北斎や広重、動物や妖怪などの画像データをtwitterで紹介してきました。数もたまってきましたので、今回、見やすいようにnoteの記事としてまとめました。作品の見どころも追加しましたので、合わせてお楽しみく

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恋を読み解くー鈴木春信「つれびき」

恋を読み解くー鈴木春信「つれびき」

カキツバタが咲く池のほとりで、若い男女が体を寄せ合い、一棹の三味線を2人で弾いている。顔だけでは判別しづらいだろうが、右側が男性である。 見極めるポイントは髪型だ。前髪を残したまま頭頂部を剃る若衆髷という髪型で、女性のように櫛をささないことを知っておくと覚えやすい。元服前の男性特有の髪型なので、この2人は若い10代のカップルということになるだろう。 男性が弦を指で押さえ、女性がばちで音を鳴らしている。奇麗な音色を出すには、よほど呼吸を合わせなければならない。 2人で

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#333 歌川広重が雨を「線」で表現する前の、雨の表現を見に行く。

#333 歌川広重が雨を「線」で表現する前の、雨の表現を見に行く。

浮世絵作家の歌川広重が世界で初めて雨を「線」で表現する前の世界、雨はどう表現されていたのか、見に行ってきたので、メモ。 1、世界で初めて雨を「線」で表現したのは歌川広重。絵で雨を表現するなら、「線」で表現するのは今や「常識」です。 この表現を世界の「常識」にしたのが、浮世絵作家の歌川広重の名所江戸百景の一枚、「大はしあたけの夕立」とされています。 実は、広重が雨を「線」で表現したのはこの作品が初めてではありません。名所江戸百景より前の東海道五十三次ですでに雨を「線」で表

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捧ぐ

捧ぐ

あるきれいな月の夜にビードロのお猪口で日本酒をのみました。 「トポトポトポ…」日本酒を注ぐ音が部屋じゅうをかけ巡り 月の光が溢れます。 藤色と朱色と白色と海色。 それぞれにかんぱい。 朝になって一杯は飲み干して あとはすこしだけ飲みました。 藤色はそのままのやや辛口で、一晩晒していたからか後味の甘みが増していました。 朱色はなぜだか上品な甘みをほんのり感じました。どこか水のようです。 白色はリンゴのような酸が増し口の中に広がりました。 海色は白色よりも酸が

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やっぱり青が好き
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やっぱり青が好き

私が結婚する時に 母から貰ったものの1つに 九谷焼の夫婦茶碗があります。 それは青九谷という 九谷焼の再興派の 作品でした。 九谷焼 九谷焼(くたにやき)は、石川県南部の金沢市、小松市、加賀市、能美市で生産される色絵の磁器。五彩手(通称「九谷五彩」)という色鮮やかな上絵付けが特徴である。江戸時代、加賀藩支藩である大聖寺藩領の九谷村(現在の石川県加賀市)で良質の陶石が発見されたのを機に、藩士の後藤才次郎を有田へ技能の習得に赴かせ、帰藩後の明暦初期(1655年頃)、藩の殖産

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江戸時代の経済入門#34(不定期更新)
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江戸時代の経済入門#34(不定期更新)

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浮世絵のウサギたちをご紹介します

浮世絵のウサギたちをご紹介します

浮世絵にはいろいろな動物たちが登場します。キツネは以前にご紹介しましたが、他にもネコやイヌを筆頭に、哺乳類から鳥類、爬虫類、魚類と、その種類はいろいろ。今回は、浮世絵の動物シリーズ第2弾として、ウサギをご紹介します。 広重と北斎のウサギまずは、風景画の名手、歌川広重の「月に兎」から。満月の光に照らされた2匹のウサギ。1匹は満月を眺めていますが、もう1匹は月に関心がないのか、うずくまっています。 画面上部の隅っこが白くなっていますが、この浮世絵は団扇に貼り付けるために作られ

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江戸っ子たちに人気の日本酒を探してみた

江戸っ子たちに人気の日本酒を探してみた

東海道や中山道など、五街道の起点となる日本橋。北側に魚市場があったこともあって、日本橋を描いた浮世絵を見てみると、江戸時代の食文化に関するさまざまな情報を発見できます。 こちらは溪斎英泉の「江戸八景 日本橋の晴嵐」。大勢の人々で密になっている日本橋のにぎわいが描かれています。 マグロやカツオなどの鮮魚を運ぶ人。 大根を運ぶ人もいます。 なにか食べ物らしきものを売っている人も。 そんな中、酒の入った菰樽を積んでいる大八車を、懸命に運んでいる男たちがいます。 こちらの

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