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化粧の悲しい思い出

私は化粧映えしない顔だ。毎日の化粧にかける時間は5分以内。日焼け止め塗ってパウダーファンデーションささっと塗って最後口紅塗って終了。たまに目とか化粧したらと勧められるが絶対しない。目の化粧には悲しい思い出がある。

就職して4年目のある日会社の役員さんに昼休み地元の百貨店に連れていかれた。役員さんは自分の美人秘書と私を化粧品売り場に連れて行き売り子さんに2人の顔を綺麗にしてくれみたいな指示を出した。結婚式以来2回目のマスカラ、アイシャドー、頬紅などが顔に施された。出来上がって鏡を見たがイマイチだった。役員の美人秘書はますます美しくなっていた。役員は満足そうに笑っていた。

その後会社に戻ったら同僚の男性達に爆笑された。ガッカリしてトイレに行きマスカラやアイシャドーを落とそうとしたがネバネバしたマスカラは全くまつ毛から離れなかった。その日の午後はネバネバのマスカラにイライラし続けた。もう2度と目の化粧はしないと誓った。

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