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諦めという名の鎖を身をよじってほどいてゆく

私が10歳の時、アザミ嬢のララバイでデビューした中島みゆきは日本を代表する唯一無二の歌姫。

彼女の歌は全て好きだ。一人暮らしの時、彼女がオールナイトニッポンのパーソナリティをしていたので毎週聴いていた。軽妙なトークの合間にかかる彼女の曲。そのギャップが凄かった。

中島みゆきの歌の中で一番好きな歌はライブバージョンの「ファイト」だ。高校生だった長男が聴くように勧めてくれた。

特にこの部分が来ると必ず泣く。今歌詞を見ただけで涙ぐんでしまった。

ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えてゆく
諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

ライブバージョンのファイトを聴く度、大学を中退し東京でブラジリアン柔術で生きていくと言った長男を思い出す。

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