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家族

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2021年6月の記事一覧

日記コンプレックスとnoteによる贖罪

日記コンプレックスとnoteによる贖罪

私には歳の離れた兄と姉がいる。母は3人の子ども達の日記を保管してくれていた。兄や姉の日記は大人になり読み返しても読み応えのある内容だ。私の日記はサボり気味で内容も乏しい。読み返してみる気力が起きない日記だ。私の子どもの頃の日記が今どこにあるのか分からないし知りたくもない。日記を真面目に書かなかったことは私のコンプレックスだった。

人生を振り返ると、サボりの自分を思い出し嫌になってくる。今になって

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眠れない夜に乾杯🥂

眠れない夜に乾杯🥂

私は寝付きの悪い子どもだった。私以外の家族は皆寝付きが良かった。父のいびきや母、兄、姉の寝息を聞きながら暗闇で目を開けてじっとしているは凄く嫌だった。親戚の家で泊まる時も従姉妹達が先に寝てしまい、ひとり暗闇で枕を涙で濡らしていた。

高校生になりひとり暮らしになった。いくら夜更かししても叱られなくなった。眠たくなった時に寝たら良い生活は最高だ。遅刻することは増えたが眠れず、暗闇で悲しい気持ちになる

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老後のひとり暮らしを妄想してみた

老後のひとり暮らしを妄想してみた

小学1年まで7人家族で暮らした。祖父母、父母、兄姉と私だ。小学2年になり父が単身赴任、兄は下宿、姉は寮で生活するようになった。一気に4人家族になった。祖父母は別棟の家で暮らしていたので夕食後は実質母と私2人の生活だった。父に叱られることも兄妹喧嘩もなくなった。毎日が静かな暮らしになった。

週末には父や姉が帰ってきていたし、兄も時々帰ってきた。日曜日の夕方兄や姉が家からいなくなると寂しくてたまらな

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サクランボを初めて買った日

サクランボを初めて買った日

サクランボは高級品だ。若い頃は高額なサクランボを買うことが出来なかった。結婚し子どもができた。保育園にお迎えに行った帰り、近所の八百屋さんに寄った。美味しそうな旬のさくらんぼが置かれていた。突然娘が「サクランボ食べたい食べたい!」と大きな声を出した。近所の八百屋のおじさんは「サクランボ美味しいよ〜」と娘に笑顔で声をかけた。大きなスーパーなら娘の手を引っ張って逃げ去りたかった。しかし近所の同じ町内会

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大江戸温泉物語閉店を知り感傷に浸る夜…

大江戸温泉物語閉店を知り感傷に浸る夜…

6年前の夏、私はリフレッシュ休暇を取得し東京で5日程過ごした。私と長女は関東で住む姉宅に泊まり、次男は東京で住む長男宅に泊まった。姉と子ども達3人と一緒に東京ディズニーランド、美術館、大江戸温泉物語、グルメなど毎日楽しく遊んだ。気の合う5人で遊ぶのは最高に楽しかった。

今日仕事帰り、姉からのLINEで「東京お台場の大江戸温泉物語が今年9月に営業を終了する」というニュース知った。6年前に一回行った

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テレビにも感動と笑いが溢れていた!

テレビにも感動と笑いが溢れていた!

最近映画を観ることが増えテレビを見る時間が減った。

昨日NHK「映像の世紀プレミアム」を見た。第14集は「運命の恋人たち」がテーマ。このドキュメンタリーでは世界的に話題になった恋愛に関わる人間が紹介されていた。中でも一番印象に残ったのがハリウッド女優イングリッド・バーグマンとグレース・ケリーだった。

イングリッド・バーグマンは若くして結婚し夫と娘がいた。しかしイタリアの映画監督ロベルト・ロッセ

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私の得意のブランコ遊び🔥

私の得意のブランコ遊び🔥

今日娘と昭和公園に行った。久しぶりにブランコで遊んだ。

娘が「お母さんのブランコ遊びが一番楽しかった」と言った。そのブランコ遊びはスリル満点の激しいブランコ遊びだったらしい。

娘が私の真似をして激しいブランコ遊びを実演してくれた。だんだん記憶が蘇ってきたので久しぶりにやってみた。久々にやってみたら意外と上手く出来た。すっかり忘れてたが私の身体はちゃんと覚えていたみたいだ。嬉しかった😆

今日ふと思い出したこと

今日ふと思い出したこと

約15年前に家を新築した。長男が中学1年生、長女が小学5年生、次男が6歳の頃だった。子ども3人を抱えながら、古い家を片付けたり、大量の不要な荷物を廃棄したり、引っ越したり、思い出すのも嫌になる記憶だ。

いろいろ大変な思いをしながら、やっと新しい家が出来た。仮住まいの家から引っ越しする2週間前くらいに長男が突然「今日から僕は新しい家に住む」と言い出した。私は調理器具も冷蔵庫も家具も何も無いからやめ

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里帰りと秘密基地探し

里帰りと秘密基地探し

今日バスに乗って里帰りした。里帰りはバスが一番味わいがある。懐かしく美しい山々や川を眺めながら実家へ向かった。バスを降りると母が優しい笑顔で迎えに来てくれていた。

遅めの母の日と早めの父の日のプレゼントを渡した。2人とも喜んでくれた。3人で昼ごはんを食べた。父は食欲がなさそうだったが、買ってきた焼き鳥を美味しいと食べてくれた。食後は母が大好きな金星ベーカリーのコッペパンと父の大好きなあんぱんを食

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我が子への感情を一言で表すと

我が子への感情を一言で表すと

現在私に孫はいない。孫を持ったことがないから孫に対する感情が想像できない。孫を持つ方から「孫は子と違って責任がないから腹も立たないし可愛くて仕方がない」という発言をよく聞くことがある。この発言からすると孫は子よりも可愛いらしい。
子に対して責任があると思ったことはないが、子育て中はやたら腹を立ててよく怒っていた記憶がある。
我が子への感情を説明することは難しい。自分の感情を考える暇も無く、ただ毎日

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