燃やして探してツアー

橋本絵莉子

燃やして探してツアー

ツアーが終わったから、感想文を書きます。
ワンマンライブがこんなに特別なライブだとは、思ってなかった。
3本だけど、ちゃんとツアーでした。

ツアーをすると決めてからは、いろんなことを考えた。演奏できる曲は、物理的に少ない。アルバム1枚分と、数曲の新曲たち。あとは、チャットを好きな人たちがたくさんいるのだから、チャットの曲をやるかどうか。やるとしたら、何の曲だったらやれるのか、やりたいのか、今やっても輝くのか。

メンバーにやりたい曲や仮の曲順を打ち明けてからは、練習、練習、練習。頭で考えなくても口からぽろぽろ歌詞が出てくるように、何回も何回も歌う毎日。いうても、今の4人でライブをしたのは、1月の恵比寿のワンマンライブから数えて、4回だけ。なのに、10月だけでイベントも合わせて5回もライブがあるのだから、まだまだ未知の世界。自分の気持ちがどう動いていくのかわからない。
ただ、メンバーの出す音の中に立って、歌い、ギターを弾くことは、素晴らしい時間だということは、もうわかっていました。

結局、ツアーは最高だった。ワンマンライブって、そうか、私を、私たちを好きな人たちだけが見に来てくれるんだから、それは、最高やわ。余計なことは考えず、シンプルに、音に身をあずけるのみ。そうすると、ライブがはじまってしばらくしたら、ナチュラルに、目覚める。マリオのスター状態。
「今日がインフィニティ」の”もうバンドは組まない”を歌いながら、やっぱり嘘です嘘です、今すぐ組みたい、これバンドですって言いたい! と思ったり、
「ワンオブゼム」の”見えないものがあふれる”を歌うと、毎回泣きそうになって、ぐっとこらえる。
「恋愛スピリッツ」は、時を越えて、ソロになった自分のことを歌った曲のような気がした。特に”今までひとりでは探せないものってあったかな”のあたり。

もちろんまだまだ気になる点はたくさんあるし、課題も見つかったけど、単純に、もっともっと音楽に身を委ねたいと思った。好きな曲を作り、姿がなくなっていくような演奏をしてみたい。
音楽はとてもシンプルなんだった。難しく考えるものじゃないんだった。
私はこのツアーで無事に、燃やせたし、探せた。

最後になりました、燃やして探してツアーを見に来てくれたみなさま、遠くから見守ってくれたみなさま、ほんとにありがとうございました。
またどこかで元気に会えますように。