たぬきち ビギンの因果応報〜こっちの水は甘いぞ〜
たぬきちを乗せて徳島の実家へ帰ってきました。
たぬきちには「扉が開いたらとりあえず出る」という脱走癖があるので、たぬきちが行く時は玄関にフェンスを取り付けてもらいます。普段は設置していないからビギンも気づいていたでしょう。またあいつがやって来るのかと。
１日目はひどかった。ビギンの怒り具合が。
吠える、唸る、追いかける。これは前回よりやばいかもと思いました。でも前回も１日目はやばかったけど２日目から少しずつ落ち着いて、人間が忘れた頃に吠えるくらいの怒りの頻度になったので、そうなることを信じて眠りにつきました。
２日目の朝。
起きて居間に行くと、たぬきちの水を入れた器を置いてあるあたりがびしょびしょにぬれています。「どしたんこれ？」と父に聞くと「ビギンがこぼした」と。ビギンが鼻を使ってたぬきちの水の器をひっくり返したらしいのです。「わざと？」と聞くと「たぶんな」と。オーマイガー。なんということ。お前が東京に帰らぬのなら、水を飲めないようにして息の根を止めてやると？ ほんとにビギンがそんなことを？
信じられなくて、器に水を入れて同じ場所に置いてみたら、ビギンがいそいそとやってきてひっくり返しはじめました。おい、やめろやめろ。そんなに嫌いか。
３日目。相変わらず水を置くとひっくり返すので、たぬきちには定期的にお水を持っていき飲ませていました。そんな夕方。
私は見たのです。たぬきちが、ビギンの水を飲んでいるところを。ビギンが見ていない隙に、さっと水を盗むたぬきち。気づかないビギン。ビギンは、敵の水をこぼすことには成功したが、そのせいで敵に自分の水を盗まれていたのです。これぞ因果応報。ビギンよ、器をひっくり返すのはもうやめよう。
初詣に行く時は、たぬきちをお留守番させてビギンだけ連れて行きました。たぬきちは知らない場所が怖くてリードを引っ張るから、もし首輪が外れてどっかに行ってしまったら大変だしずっと気を張っている人間も大変だからです。
その点ビギンは、初めての場所が大得意。むしろいつもの散歩道に飽きてる。
たぬきち抜きでみんなで車に乗っている時のビギンの幸せそうな顔といったらもう。これこれ、最初からこうすればよかったのだよと。ごめんねビギン。
じいちゃんちに行く時は、２匹連れて行ったけどね。
今年も、録音とかライブとか、やりたいことがたくさん。
健康第一。
今年もよろしくお願いします。