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漢服、JK風、ロリータ、中国で流行っているコスプレについてご紹介します。

皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。本日は中国で流行っているコスプレについてご紹介したいと思います。

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中国のコスプレイヤーを見ると、漢服、JK風、ロリータ、アニメキャラクターなど様々なコスプレをしているコスプレイヤーがたくさんいます。中国ではコスプレイヤーのことを「二次元」と呼んでいます。二次元の本来の意味は、平面である2次元画像で構成されている物を指しますが、日本アニメや漫画に興味を持つ若者が増えたことで、「二次元」という言葉、またはコスプレイヤーが中国で流行るようになりました。

しかし、中国では漢服、JK風、ロリータを全て「二次元」と認識している人が多くいます。実は漢服もJK風もロリータも厳密にいうと「二次元」ではありません。ここで、なぜ中国で漢服、JK風、ロリータが「二次元」として流行るようになったのかをご紹介します。

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(1)漢服について

漢服は中国古代の衣装で、「汉家衣装(漢族の衣装)」という意味です。しかし、現在販売されている漢服やコスプレイヤーが着ている漢服は、歴史上の実物と大きく異なっています。現在販売されている漢服は「二次元」の影響を受けおしゃれにデザインされています。また、漢服は日本で言うと着物や浴衣のような存在です。日本人にとっては着物や浴衣を着て外出することはおかしなことではなく、むしろ花火大会などの際に浴衣は女子にとっての必須アイテムですよね。でも、中国では漢服を浴衣のように着て外出する文化がほとんどなく、次第に漢服はコスプレの一つと見なされるようになりました。

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(2)JK風について

中国で流行っているJK風コスプレは、言うまでもなく日本の女子高生をイメージにしています。その中で、日本の女子高生の制服のようにガッツリJK風の衣装もあれば、ファッションに制服要素を入れている現代衣装もあります(リボンやネクタイ、セーラー服の襟など)。JK風が中国で流行った理由は、「二次元」の影響を受けたのはもちろんですが、なにより中国の制服が「ダサい」からです。中国の学校の制服のほとんどはジャージで、日本の制服に憧れる女性がたくさんいたことで、ここ数年JK風のコスプレが流行るようになりました。

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(3)ロリータについて

ロリータ風女子は日本にもたくさんいますよね。ロリータという用語の由来は、「ロリータ」というアメリカの小説からだそうです。これらの衣装はヨーロッパ風の影響を受けていて、女性をお人形さんのように見せる効果があります。ロリータ風とJK風、どちらも「可愛いタイプ」で似たようなジャンルのため、JK風のコスプレイヤーの一部はロリータ風のコスプレを取り入れたりもしています。ロリータ風もここ数年で人気になったので、日本のアニメや日本のロリータの影響を受けたのではないかと私個人的に感じています。

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現在、コスプレ文化が中国に浸透してきていることで、中国国内では多くのアニメイベントが開催されています。そんな中、数日前にコスプレイヤーに関するニュースがネット上で話題になりました。その内容は、上海で開催されたアニメイベントで、とあるJK風のコスプレイヤーが下品なポーズをしたことで、アニメイベントに来ていたお客さんに物凄い怒られたことです。JK風は女子高生をイメージにしていて、下品なポーズをすると女子高生のイメージを崩すことになります。なによりイベントに子供もたくさん来ているので、教育上良くないという理由でした。コスプレは衣装が可愛く、キャラになりきることを楽しめるので、ハマっていく人たちが増えています。コスプレ文化を大事に育てていくべきだとは思いますが、度を超えたコスプレは違う方向に行ってしまうリスクがあるので、適度に楽しむことが大事ですね。

以上、中国で流行っているコスプレと最新ニュースのご紹介でした。気になる方はぜひ橋本までご連絡ください。

メール:hashimoto@enjoy-japan.jp

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