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恒例出張の岡山(早島・祇園・虫明・牛窓)/人にとって表現とは何なのか

実家のある岡山には、一昨年度の夏頃から月1程度の頻度で通い、地域アーツカウンシル事業「おかやま文化芸術アソシエイツ」関係の企画協力や報告書づくりなどを担当させていただいています。

県内各地への出張あり、情報も入ってくる仕事なので、必然的に前泊、後泊が増えます。今回は早島町での事業立会いに加え、初詣的に岡山市内の神社、瀬戸内市の港町・牛窓界隈に足を伸ばしたりしました。

人にとって表現とは何なのか

仕事で携わっているおかやま文化芸術アソシエイツは、おおよそ月1本のペースで「文化芸術交流実験室」という他分野横断のトーク&ワークショップ企画をやっています。25回目となった今回のテーマは「表現」でした。

県内でアート活動にも力を入れていることで最近知られてきた「ぬかつくるとこ」のある早島を会場として実施。先輩活動にあたる京都・スイングの木ノ戸さん、東京の3331で公募展を行うポコラートの嘉納さんのお話も聞くことができました。

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ぬかは知人も働いていたりするので間接的には活動を見聞きしていましたが、まとめて聞くとかなり解像度が上がってきました。活動のネーミングがとにかくいちいちうまいし、スタッフの皆さんが楽しみ上手で、みんなで「表現」している感じがとてもよかったです。ランチはぬかで、利用者さんのトッピングがウリの「マンチャンカレー」をいただくことができました。

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スイングの活動もなかなかアグレッシブでいい。嘉納さんは、ポコラートとは直接関係のない民芸品なども多数持ち込み、作品や表現をまず「もの」としての性質からとらえようとしていたのが印象的でした。

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ちなみに通常の実験室はこの回が最後。3月4日(水)にまとめの回をやります!


備前国総社宮に初詣

1月だったので、岡山市内でも初詣に行こうと思い立ち、実家が氏子である大神神社(四御神)や、仕事の拠点が近い岡山神社(石関町)に行くという手もあったのですが、備前エリアの総社にあたる備前国総社宮(祇園)にはじめて行ってみました。12月にはたまたま備中総社宮へ行っていたし、今年も県内それなりにいろんな場所を訪れることになりそうなので、ちょうどいいかなとも思いまして(岡山県は地勢・歴史的に備中・備前・美作の3エリア)。

1992年に本殿が焼失、2009年に再建されたそうです。そんなわけであまり派手さはないのですが、綺麗ですっきりとした佇まいでした。お札も頂戴しました。

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目の前に、焙煎がメインと思われる「暮らしと珈琲 life and coffee」なる元剣道場を使ったギャラリー機能を併設した店があり、神社の敷地にあるベンチにテイクアウトしても良さそうな感じになっていました。ご近所の方がうらやましいです。

そして気になっていたのが、私の実家を含むこの界隈一帯の水源になっている一級河川・旭川の取水源もすぐ側にある点でした。取水口には小さな祠があって、祇園大桶と銘打たれている取水路の旧構造や石碑なども見ることができました。土手からは、たくさんの水門と水路から豊富な水が平野部に放たれていて、「治水」がしっかりと機能している様がわかりました。一昨年の豪雨災害の際にも、よく機能してくれたのでしょう。これがあっての日常です。

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虫明の牡蠣と牛窓テレモーク

岡山の冬は牡蠣のシーズン(広島と宮崎に続き水揚量が全国3位)なので、実家から近い虫明か牛窓あたりの港へも足を伸ばそうと考えていました。そこで、カキオコ(牡蠣のお好み焼き)を食べたいという香川の知人と連れ立ちさくっとドライブ。

カキオコはどうやら日生(もっと兵庫寄りにある港)のオリジナルみたいで、虫明ではカキ焼きという感じのメニューになっていました。「お好み焼 三笠」というお店でランチを頂戴しました。牡蠣が具に入っているというよりは、のっている感じで見た目のインパクトありでした。牡蠣小屋や日生のカキオコは次回のお楽しみに。

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この辺りは岡山市の東隣で、行政区としては長船・邑久・牛窓が合併した瀬戸内市というエリアです。おしゃれな図書館・瀬戸内市民図書館(もみわ広場)ができて、Library of the Year 2017の大賞・オーディエンス賞を受賞していたりと、県内では公共施設活用で少し実績があります。

そんな中で、公共R不動産によるサウンディング調査を経て最近スタートしたのが、旧牛窓診療所利活用事業「牛窓テレモーク」。この日はちょうどイベントが行われていたこともあり、運営事業者としても参画している知人に案内をしていただくことができました。

改修や運営にはあまりお金をかけることができないようで、まずはシンプルにスケルトンにした空間を「屋根のある公園」と考えてマーケットやコンサートをやっていました。港が目の前にあるので、確かに公園的な空間としては最高のロケーションです。

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公共交通があまり良くないのですが、県内平野部の人は少々遠くても車で動いているし、もしかしたら海からのアクセスをもう少し開拓できるのでは?なんて妄想もお話ししたりしてきました。牛窓にはゲストハウスもできたし、実は犬島へ渡る宝伝港へも車で20分くらいでいけますので、のんびり旅の人には今後、訪れるチャンスがあるかもしれません。

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岡山の遠征報告は、こんな感じであっさり目のメモになっていきそうです。

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