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見通しがつかなくても進み続ける仕事と、政府・自治体の支援策、逆境を楽しむ生活の術について

見通しがつかなくても進み続ける仕事

4月中〜下旬。39歳の誕生日、ノマドプロダクション新体制へ向けた総会の準備・サイトリニューアル準備、年度またぎの記録・編集系業務などがコロナ禍も関係なく進む。六本木アートナイトは中止となるも、TOKYO MIDTOWN AWARDはオンライン対応を視野に入れながら進行中であること、講座・ワークショップ系や企業研修の仕事なども延期やオンライン対応が見込まれるものの実施予定であることから、自分やノマドプロダクションの仕事自体に即時にクリティカルな影響はない状況。しかし中長期的にはどうだろうか。メンバーそれぞれの様子も気になる。

見通しがつかないなか、動いている仕事をまわしてもらう新たなスタッフの手をかりつつ、自分が中心となって対応してきた横浜や岡山の仕事を調整するなど、6月から秋田の仕事にコミットできる状況をつくることにも注力をはじめる。見通しがつかないのは自分たちだけではないから、当然ながら綱渡りすぎる調整が続くけれども完全なフリーランス時代のことを思えばそれは些細なことのようにも思える。

従業員を複数抱える法人は大変な状況に違いない。思えばノマドプロダクションが法人としての成長は目指さず、組合的なあり方を目指したのは正にこのような状況でもメンバー同士が様々な面で支えあったり、求められる仕事の変化へ柔軟に対応できるようにするというあり方を想定していたからだった。それは、急増する一方で、2020後に少なくとも一時的に訪れるであろうアートプロジェクト系の仕事の引き波も想定していた。それが前倒して訪れたとも捉えられる。

政府・自治体の支援策

政府の様々な対応や支援策をチェックする日々が続くも、具体的な施策が断片でしか見えず、ネットではそれが断片のまま情報として出回り是非が問われるという状況に嫌気が差してくる。文化芸術系では文化庁へ支援策の必要性の提言などが行われるなか、東京都がアーティスト支援策に5億円を計上し、ウェブ上に作品掲載・発信をするという発表。成果物を求めるというこの形式はおそらく内部的にも、対外的にもコンセンサスが取りやすく即時にできる事業としては評価したいが、やはり本質的な支援についても検討してほしいし(おそらく追って出てくるのだとは期待)、他の自治体が安易にこれにならい、これだけをやればいいとなってしまう思考停止への懸念をしてしまう。東京都は3.11後の復興支援でも、ヘブンアーティスト派遣みたいな事業を即時対応として行い、その後かなり時間をかけてArt Support Tohoku-Tokyoを立ち上げ、継続している。

同業者とのオンライン飲み会では、後々に文化支援の文脈で予算がつくときに政策・施策・事業化を適正にできる人材がいない(不足している)問題意識が共有される。では自分たちは何を提案できるか、ということを問いかけられる機会でもある。という思いをSNSでも共有する。

逆境を楽しむ生活の術

オンライン飲み会でも焚き火(映像)を囲めるという実践を真似てみたり、飲むんじゃなくてそれぞれ歩くテレ散歩という発明⁈に参加してみたり、お取り寄せ的な楽しみを送りつけあいで共有してみたりと、逆境を少しでも楽しく過ごすアイデアにオンしあえる友人たちの存在がうれしい。

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