スクリーンショット_2019-05-22_3

ドラマ「パーフェクトワールド」#5 をみて車椅子当事者が思うリアル /2019.5.21放送分※ネタバレあり

こんにちは。
橋口竜河と申します。

さて、今週もやります。
ドラマ「パーフェクトワールド」の感想ブログ。
前回の記事を読んでくださった皆様、ありがとうございました!

一応、今週もこんなタイトルにしていますが
障害の部分というよりは心情に対しての話が多くなると思います。
今回はめっちゃ辛い。。。

前回の記事→ドラマ パーフェクトワールド第4話 感想の記事※ネタバレあり

それでは今回のTOPICS.

------------------------
TOPICS
------------------------
◎ドラマ「パーフェクトワールド」とは
 ✏第5話PR映像 
 ✏第5話のあらすじ ※公式サイトより引用

◎今回書きたいこと
 ✏筆者が感じた4つのリアル
 ①こんな身体じゃなかったら。
 ②責任を感じてしまう
 ③何もしてあげられない
 ④大切に思うからこそ。
《あとがき》
1.今回の純粋な感想
2.第5.5話 チェインストーリー
3.第6話のPR映像

✏第5話PR映像

✏第5話のあらすじ ※公式サイトより引用
つぐみがしばらく仕事を休み、両親の暮らす松本の病院で治療に専念すると聞いた樹は、転院する前に一度、つぐみと話をしたいと考える。つぐみに会うために訪れた病院で、樹は元久と偶然再会、2人で話をすることに。つぐみの幸せを願う元久が、樹に伝えたこととは…!?

パーフェクトワールド 番組HP
https://www.ktv.jp/perfectworld/index.html

✏筆者が感じた4つのリアル
①こんな身体じゃなかったら。

つぐみの病室で父親に責められてしまった樹。

電車のホームのシーンもですが
こんな身体じゃなかったらということはやはりあります。
このお話の場合は好きな人が無理をしていたことに気づけなかったという部分に
焦点が当たっていますが、これまでにも描かれている

数々の障壁を感じてしまうとき。

こんな身体じゃなかったらと感じるときはあります。
もちろん、是枝くんの言う通り「たられば」を願っても仕方のないことですが

してあげられなかった想い

これが大きく残ってしまうのです・・・
樹に感情移入をしてしまい、このシーンで私も心が傷んで泣いてしまいました。

②責任を感じてしまう

全てにおいて責任を感じてしまう。
そんな思いを上司・渡辺に吐露する樹。

どうしようもないというのは頭では分かっていても
知らなかったこと、無理をさせてしまっていたこと。
責任を追ってしまうというのはあるからかもしれません。
誰しも感じることのあるものだとも思いますが、
一話での迷惑かけたくないとつぐみに話していたことからすると

すべてを背負い込む性格になってしまう

ということはあると思います。
私自身も周りから見るとそういう部分もあるらしい。

③何もしてあげられない

悔しくてさ。。。。俺、お前に何もしてやれないから。
俺、お前のことどんどん不幸にしてる。。。

幸せにしたいはずなのに、一緒にいることは幸せなのに。
一緒にいることが辛くなってしまう。
何もしてあげられない。
つぐみばかりに背負わせて。。ということだと思ってます。

そんな気持ちを汲みながら見ていた私は
誰かに頼ることはあっても頼られることはないから。
といった樹のセリフを思い出していました。(一話参照)

やっぱり、障害。歩けないことだったり、
一つ一つの病気、もっと言ってしまえば

車椅子の可動域の狭さが相手に負担をさせている

と、思ってしまう。
きっと、気を使わせてしまうこともあるだろうなとか。
前回も書いた気はするのですが

優しいのが辛いんです。


④大切に思うからこそ。

今までありがとう。俺たちもう終わりにしよう。。。終わりにしよう。。。

それぞれを大切に思うからこそ、その選択をするしかなかった。
一見、想いがすれ違っているようにも見えますが
きっとそうじゃない。気持ちは繋がっていてほしい。
今までありがとうと言うしかなかった。樹の想いが辛かった。。。

そう、本当は想いは一緒のはずだから。

《あとがき》
1.今回の純粋な感想
今回はあとがきが長くなりそうな予感です。

①つぐみの優しさが切ない

良かった。。。手が届いてたら鮎川くんを巻き添えにしてたかもしれない。
届かなくて。。良かった。。。

つぐみ自身が危ない状況にあった中、
無力に感じている樹を想ったのか、こんな言葉が出てくるなんて
優しすぎる。。。。
なんでそんなに優しいの?って思ってしまうほど。
そんなに優しくしないでほしいなと見ながら思ってました。

②長沢さんの行動

結構、反応の多かった長沢さんの行動についてまとめてみました。

つぐみが怪我をしてしまったのは自分のせいと責める樹に寄り添う。

嫉妬心からつぐみからの着信履歴削除

病院へ運ばれた樹に献身的に寄り添う

是枝くんにもやもやしている思いを打ち明ける

つぐみがサポートをすると言ったことに対して疑問を持つ長沢さん

樹への感情をつぐみに打ち明ける

今、あなたの気持ちはどうだっていいのよ。
愛があれば障害は乗り越えられるなんて幻想
障害を日常として捉えられなければいくら愛してても一緒に生きられない
あなたがいたら彼は苦しむだけなのに
私も樹くんが好き。
何が起きても彼を支えていく自信が。あなたよりも彼の役に立つ自信が。
分かったら帰って。

かなりぶちまけてますが、長沢さん怖い。。。。
恋愛感情が乗っているからなのか長沢さんの行動にも違和感が。。。

樹につぐみと是枝の一緒にいるところを見せてしまう

長沢さんの想いがかなり出てしまった今回。
次回はどうなるのだろう。。。。
反応を見る限りかなり嫌悪感を抱いている人も多そうですが、
チェインストーリー、今回は長沢さんにスポットが当たってます。

伝わらない、長沢さんの切ない思いを感じました。
きっと強く出ているけど、仕事だから近づきすぎちゃいけないというのも
どこかで思っているような気がしました。
※チェインストーリーへのリンクは最後に貼っておきます。

③今回の障害の描き方について
空洞症など摘便に関してはきっといろんな方が書かれていると思うので
探してみてください。
以前もお話しておりますが脊損とはまた違った障害のため
そういったことを書くのは控えておきます。

今回はここまで。
今週もお読みいただきありがとうございました。

2.第5.5話 チェインストーリー

3.第6話のPR映像

✏筆者プロフィール

橋口竜河 (はしぐちりゅうが)
1996.02.02 生まれ 神奈川県出身
車椅子での生活をしながらシンガーソングライターとして活動している。
《ハートフルシンガーソングライター》として心情に嘘のない歌を歌い続ける。
過去には自主企画ライブを開催し、ライブオーガナイザーとしての経験もある。
配信Single《ガーネット》がApple Musicをはじめとする各種音楽配信サイトにて配信中!!
公式サイトはこちら


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?