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HashHubレンディングの運営においての基本的な考え方やリスク対応へについて


HashHubの平野です。

HashHubレンディングを2021年1月に先行リリースとして公開して早3ヶ月となりました。

HashHubレンディングは、貸借料率が世界の諸サービスと比較しても高水準であるレンディングサービスです。以下は2021年5月以降の貸借料率です。

レンディング素材 (5)

先行リリース版のユーザーの方に感謝を申し上げるとともに、夏頃の正式版リリースに向けて引き続き頑張っています。

実はこの期間、HashHubレンディングの潜在ユーザーや、ユーザーになって頂いた方とZOOMでお話させていただきました。ZOOMの窓口を設けていた理由としては、HashHubレンディングが先行リリース版でありユーザーエクスペリエンスの観点で不安にさせてしまう要素も残っていること、また私たち自身もどのような人がHashHubレンディングに関心を持ってくださっているかを理解するためです。件数としては100件近くのヒアリングをさせていただきました。

今回のブログでは、それらユーザーとの会話の中からよく指摘される懸念点とそれに対する我々のアプローチ、HashHubレンディングの運営においての基本的な考え方をお伝えしたいと思います。よく聞かれる質問の中にはお答え出来ないものもあるのですが、該当するものに関してはその理由も書いていきます。

当社サービスを気になっている人、あるいは既に利用を頂いている方に向けて参考になればと思います。

HashHubレンディングを行うにあたってのビジネスプライオリティ

今回のレンディングサービスを始めるにあたり、社内でビジネスプライオリティを定めています。私達のビジネスプライオリティは、上から順番に下記の通りです。

1.資金運用および資金管理上の安全性
2.自社の収益性
3.高い水準の貸借料率

当社サービスの現段階における一番の訴求ポイントは、「高い水準の貸借料率」ですが、あくまで「資金運用および資金管理上の安全性」「自社の収益性」を満たした上で優先しています。当社としては長くサービスを運営し、安心して使って頂ける状態を確保し、そのうえで出来る限り多くのユーザーが満足頂ける貸借料率を提示する方針です。

また、我々のサービスは性質上、お客様に安心して頂き、同時にコンプライアンスを遵守するためには様々なコストがかかってくる性質のサービスです。そういった種類のサービスであるからこそ、自社の収益性を確保して、強固な体制構築に投資をし続けることも不可欠であると考えています。

資金取り扱いの方針

HashHubレンディングでは、リスクコントロールに最大限の注意を払いつつ、アービトラージ・第三者への貸出し・ステーキング・DeFiを含んだ様々な暗号資産の活用を行う方針です。

HashHubレンディングでは、事業開始時点より、お客様からお借りした暗号資産につきまして以下の取引を禁止する内部ルールを定めております。

・顧客借入資産の売却および空売り禁止


・レバレッジロングなど価格変動リスクを伴う全ての取引の禁止


・個別銘柄の売買の禁止(例:BTCをETHに転換)

これらは最も基本的な内部ガイドラインであり、その他にも厳格な収益管理とリスク管理を行い、リスクをコントロールしたうえで暗号資産貸し出しサービスを展開しております。

なお、これらの方針は開示しながらも、当社の具体的な暗号資産の活用や個別戦略については開示しておりません。理由といたしましては、収益性確保や競争優位性確保によるものです。

内部犯行対策やセキュリティについて

次に内部犯行やセキュリティについてです。

当社のメインウォレットの資産は、CEOの私を含むあらゆる役員と従業員に限らず一人では資金を動かせないようになっております。
これは内部犯行の防止とともに、ある一つの資金管理デバイスがハッキングなどをされても、資金流出が起きない手立てでもあります。また、当社としては使用しているウォレットの選定や構成については詳細の公開は出来ないものの、セキュリティ体制については万全に行っております。使用しているカストディ事業者などについては近日中のアナウンスを予定しています。

いわゆる収益連動型のファンドと、レンディングサービス(貸借契約)の違い

HashHubレンディングは、いわゆる収益連動型のファンドではなく、貸借契約型です。HashHubレンディングでは、当社利用規約に同意頂くことで、株式会社HashHubとユーザーの間で、消費貸借契約を締結致します。

収益連動型のファンドであればパフォーマンスに応じて出資者への支払いが変動し、それは収益率のアップサイドも大きいものの同時に、出資した資産の元本を割るダウンサイドもございます。また、いわゆる集団投資スキームに該当する収益連動型のファンドは暗号資産建てに限らず一般募集を行うことはできず、当社はその形式には該当しません。

これに対して、HashHubレンディングのような消費貸借契約においては、貸借料は契約期間内で固定的です。(当社の現在のサービス設計では1ヶ月の自動更新内で固定的です)

貸借契約においては株式会社HashHubの収益や事業継続性がいかなる状態にあっても、株式会社HashHubはユーザーとの間の契約に基づく貸借料率による債務が発生し続けます。貸し出ししたBTC等の通貨ベースでは元本割れせず、弊社には全量返却義務があります。

ただし当社が倒産をした場合においては、債務不履行になる可能性があります。当社が倒産をした場合における債務不履行のリスクが、HashHubレンディングユーザーの最も典型的なリスクであり、その倒産可能性の要因を可能な限り排除する運営努力をしております。

貸し出し資産の保険について

前述の通り、当社が倒産時に債務不履行になる可能性がございますが、現時点ではその場合においても貸し出し資産について保険が適用されません。

HashHubレンディングでは一部待機資金の保管にBitGoのカストディを使用しています。Qualified Custodyサービスは、銀行レベルの鍵管理セキュリティ、最大1億ドル(約105億円)のデジタル資産の保険が付帯していますが、全期間において全額をカストディに保管しているわけでありません。

当社調べではございますが、一般的に貸し出し資産に全額の保険が適用されるレンディングサービスは世界でも2021年4月現在存在していないと認識しています。一部資金をカストディに保全をして、その対象分を保険適用されていると主張されているサービスはございますが、全額が保険適用されるわけではない類のものとなっております。

入出庫ウォレットなどのオペレーションについて

当社の貸し出し資産の受け入れや、返還に関わる送金、および内部トランザクションの処理については同じくBitGoの技術を採用しています。詳細なウォレット構成等については開示できませんが、資金移動の内部フローでの事故が起こらないようにも設計をしています。

当社決算などの公開について

当社の決算情報は公開しておりません。公開していない理由と致しましては、競争優位性確保によるものです。外部環境や当社の状況次第で決算情報を公開する可能性はございますが、少なくとも今年度中は予定をしておりません。

HashHubの今後の経営体制やプロダクト方針について

当社の今後の経営体制や資本政策等については質問頂くことも多いですが、詳細な回答は差し控えさせて頂いております。

回答できる範囲での基本的な方針として、暗号資産・ブロックチェーンならではの金融サービスや金融商品を、世界標準のレベルで作りたいと思っております。それに伴い、経営体制や資本政策に関しても準備をしておりますが、公表出来る段階になり次第、随時公表させていただきます。

レンディングサービスはリスクを伴う性質のものです

私たちは、企業としてHashHubレンディングというサービスを展開しているのでサービスをマーケティングしていると同時に、ユーザーの方にはレンディングサービスはリスクがある商品だと認識していただきたいとも思っております。

私達としては万全の体制を期して業務や開発を行っておりますが、それでもリスクがゼロでないことは間違いありません。厳密には、当社レンディングサービス、他社のレンディングサービス、あるいは銀行預金でもリスクがゼロの資金の置き場所というものは存在しませんが、客観的に捉えて当社サービス含め、暗号資産レンディングサービス事業者全般は明らかに銀行預金よりリスクがあることは間違いありません。

私達としては、出来る限りユーザーの方に当社のことやサービス性質を理解していただいたうえで、HashHubレンディングを使って頂きたいと思っております。利用される場合においても、ご自身の許容できるリスク範囲内での利用を基本的に勧めています。

当社の情報については、当社コーポレートサイトHashHubレンディングのサイトFAQ本noteのブログなどからご参照下さい。参照頂いてもご理解頂けない点がございましたら、lending@hashhub.tokyo までご連絡ください。本記事でもいくつかの項目が該当するように、回答できない質問もございますが、出来るだけユーザーの方の懸念に向き合いたい方針です。

また、当社サービス以前に暗号資産自体もリスクアセットではありますため、比較的最近に暗号資産への投資を始めた方については下記の記事もお勧めしています。

参照:初めてビットコイン・暗号資産に興味を持った多くの人にとって最適な5つの投資ステップ

最後に:HashHubレンディングの目指していることやサービス開始背景

最後に、HashHubレンディングの目指していることや、なぜサービスを開始したかについて触れさせてください。

暗号資産は、無国籍な新しいインターネットマネー、あるいは新しいインターネット・デジタルの裏側で作用する新しい資産クラスです。前者はBitcoin(BTC)であり、後者はEthereum(ETH)です。

Bitcoinは既にTeslaのような世界的企業がバランスシートに組み込んだり、まだ一部ではありますが生命保険のような資金運用者が保有するほどのアセットになっており、明確に資産クラスとしての地位を高めています。

後者のEthereumはやや複雑でわかりにくいですが、次世代の金融サービスや、公共性が強いオープンなアプリケーションなどの裏側でEthereumというネットワークインフラが自然に動くような世界がやってくるはずです。イメージがしやすい例では、最近ではNFTが流行っておりますが、その裏側には多くの場合Ethereumが採用されており、ユーザーが意識しなくともEthereumを利用する世界は少しずつ近づいています。そのインフラを使うための消費される資源はETHです。

これら暗号資産は過去10年で最もパフォーマンスが高い資産であり、同時に無国籍なデジタルコモディティが誕生したという事実は歴史的にも重要な出来事だったと言えます。そして次の10年は新しいインターネットの裏で動く資源や無国籍アセットとしての色が強くなり、同時により多くの人の手に届き、資産形成手段としてより一般的な選択肢になるとも考えています。つまり貯蓄・株式・保険に加えて、数%暗号資産を加えるというのが一般的な選択肢に少しずつなっていきます。新しいインターネット・デジタル資源をポートフォリオに加える感覚です。

HashHubレンディングはそういった新しい時代の資産クラスでの資産形成を簡単にできるサービスとして育てたいと考えています。トレードではなく、より一般に使いやすい資産形成のためのプロダクトです。

これらをパブリックブロックチェーンだからこそ実現可能な効率的なレンディングサービスとして拡張し、出来るだけ多くの人に届けたいと考えています。として拡張し、出来るだけ多くの人に届けたいと考えています。

【採用情報】
HashHubは「We Build Choice」を掲げて新しいコンテキストを前提にした選択肢を創出する企業です。
エンジニア・リサーチャー・ビジネスデベロップメント・経営幹部候補など様々なポジションを募集しています。


採用サイト:https://recruit.hashhub.tokyo/

会社説明資料:


【HashHub提供サービス】

HashHub Research
HashHub Researchでは、暗号資産やブロックチェーンのレポートを提供しています。法人・個人向けのサービス共に国内で広く利用されており、毎月20本以上公開されるレポート購読やイベント参加が可能です。専門媒体として業界企業や投資家に特に利用されています。

リサーチサイト:https://hashhub-research.com/lp

HashHub Lending
HashHub レンディングは、国内最高利率の貸し暗号資産(仮想通貨)サービスです。
2021年3月時点での募集年率はBTC7%、ETH12.5%、DAI14%です。HashHubレンディングでは、長期間のロックアップや解約手数料が発生せず、セキュリティ体制も万全です。
現在は先行リリース版を公開しており、正式公開は2021年夏を予定しています。

レンディングサイト:https://hashhub-lending.com/

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We Build Choice. 私たちは暗号資産・ブロックチェーン領域に取り組む創業企業です。ブロックチェーンを金融と広義のデータベース領域に大きな変化を生むインターネット以来のパラダイムシフトと捉えて未来の選択肢をつくっていきます。https://hashhub.tokyo/