退職ブログ:ソウルドアウト株式会社を退職しました(半年前に)

今年の4月末に、約12年も在籍したソウルドアウト株式会社を退職して以来、ずっと書こうと思っていた退職ブログですが、気づいたら半年経っておりました。申し訳ございません。


ソウルドアウト株式会社とは?

まず、在籍していたソウルドアウト株式会社について、ざっくりですがご紹介です。

  • 地方中小ベンチャー企業向けのネット広告代理店

  • 2009年に大手ネット広告代理店オプトの中小企業向き合いの部署がスピンアウトする形で100%子会社として創業

  • 2016年に資本業務提携により、ヤフージャパンが33.3%株主に

  • 2017年に東証マザーズ上場(証券コード:6553)

  • 2019年に東証一部上場

  • 2022年に博報堂DYホールディングスによるTOBにより100%子会社化で上場廃止

私は、創業3期目の2012年の6月に入社して、11年10ヶ月在籍して、2024年の4月末に退職しました。

(職務経歴書的に)何をしたのか?

次に、職務経歴書的に何をしたのかの振り返りです。
前半はソウルドアウト株式会社の祖業である広告代理を中心に、マーケティングやコーポレートブランディング、後半は主に子会社で新規事業開発や横断マーケ組織開発をやっておりました。

  • オウンドメディア「LISKUL」の立ち上げ・外部収益化

  • 上場直前期に取締役CMO、主力の広告代理の事業責任者

  • マザーズ上場に向けてのコーポレートブランディング

  • メディアサイトやグループ会社のM&AやPMIの推進

  • BtoB SaaSを提供するグループ会社CMOとして全社マーケ・インサイドセールス組織の立ち上げ・推進

参考記事

取材されたり、記事にしてもらったり、業界内のニュースにしてもらったりした痕跡が残っているので、(いつまで残っているかわからないけど)参考として。

このあたりのテーマであれば、何時間でも語れるはずので、お役に立てそうであればDMください。

実際のところ、何をしたのか?

転職活動では、上に書いたような耳障りのよい実績的な話をしてきたのですが、実際のところ、ソウルドアウトで何をしていたのか、改めて振り返ってみると、このひとことに集約されました。

とにかくいろいろやった。特に、未経験の領域に果敢に挑んでいた

前半は社長や他の役員からのチャレンジングな案件をなんとかするのに必死、後半は会社として理念を実現するには、こうすべきなんじゃないか、ということを自分なりに考えては、挑戦してみる、という日々だったなと。

そのほとんどは、パッとしない感じのまま自然消滅していった、失敗と呼ばれるような取り組みで、
ごくごくまれに形になった取り組みが、上記で紹介した、職務経歴書的な外に出せる実績になった、というのが現実です。

私は、性格的に、ビビり&人見知り、保守的で、何事もしっかり準備して、勝算のある時しか行動しないタイプなので、振り返りの結果を総括すると、未経験の領域に果敢に挑んでいた、と、なることに、だいぶビックリしました。

これはそもそも、ソウルドアウトという会社全体が、多動的というか、新しい挑戦を日常的にする会社だったからです。

ぶっちゃけ、入社した頃は、

・もっとちゃんと考えて計画しっかり立てて、勝算が見えてから動くべき、
・いろんなことに手を出しすぎて散漫になってる。全部にフォーカスって、フォーカスって言わないから
・やってみてイマイチな施策が、気づくとトーンダウンして、知らないうちに自然消滅するのよくないと思う

と、ずっと思っていたんですが、朱に交われば赤くなる的な感じで、気づくと、新しいことに挑戦していたように思います。

こうやって、周囲に刺激されて、影響受けて、本来の性格とは、真逆の毎日を過ごせたことは、(その時は結構嫌だった気がするけど)振り返れば、本当にありがたい環境だったと思います。
今となっては、無茶振りしてくれた上司やメンバーに感謝するばかりです。

「小さくまとまるな」→「小さくまとまろう」


32歳~44歳の仕事能力的にピークともいえる時期を、ソウルドアウトに居たおかげで、(意図せず)未経験の領域でも果敢に挑みもがき苦しむ日々を過ごせたのは、とてもよかったと思っています。

一方で、45歳、中年の危機と呼ばれるような年齢にさしかかって、人生の後半をどう過ごすか?を考えると、このまま未経験の領域に果敢に挑み続けて(ほとんど失敗して)いくよりも、自分に向いていること、周りに感謝されるような得意なことに集中した方が、失敗減るので環境にも良いし、自分としても穏やかに過ごせるのではないかと、この本を読みながら考えたりしました。

マネージャーとして、後輩や部下の面談の時に「小さくまとまるな」と言い続けてきましたが、45過ぎたら、小さくまとまろうと。

向いてないことは、25歳の頃に薄々わかっていたけれど、それでも45歳までやってみて、足掻いてみたけど、やっぱり向いてないことがわかりました。

今なにしてるの?

現在は、BtoBマーケティング、営業、新規事業等のコンサルティングを提供する、株式会社才流という会社で、現場のイチ担当者として、現場で手を動かす仕事をしています。転職活動もしっかりやって、悩んだ末、結果として20代の頃にやってた現場仕事に戻りました。

半年やってみて、やっぱり現場で顧客と直接向き合っているのが、(しんどいことも多いけど)楽しいし、向いているなと再確認する日々です。

あと、才流が副業OK&フルリモートな会社なので、個人の会社も設立してみまして、知り合い経由のお仕事をもらったりしつつ、(もう少し本業が落ち着いてきたら、)何ができるのか、漠然と考えようとしています。(何もしてない)

おわりに

人生の後半を迎えるにあたり、右肩上がりではなくなり、延長線上に未来ないかも、というタイミングが来る、ということは、あまり考えて来ませんでした。

20代の頃は、45歳になると思っていなかったし、45歳を前に転職するだなんて、30代の頃でも全く思ってなかったので、過去の自分と似たような状況の人に参考になることもあるだろうと思って、書いてみました。


あと、このブログをここまで読んだ知り合いの方は、
最近は、30分のオンライン雑談で旧友との関係を温めています。
気軽なGoogle Meetでの近況報告、いかがでしょうか?
もちろん、実際にお会いできる方は、ぜひ飲み会でも

FacebookやX(旧Twitter)で、気軽にDMください。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集