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雨の日も神様と相撲を(作=城平京 画=戸賀環)後編 スポーツ、ファンタジック、ミステリ、でも最終的にその展開かよ‼︎

前編はこちら。

だいーぶ時間かかっちゃってすまんっす‼︎ というわけで、後編にてようやく今作の話をしますよぉ。

雨の日も神様と相撲を

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とりまWikipediaにガッツリしたあらすじがあるのでどーぞ

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Wikipediaより

概ね1〜2話分くらいのあらすじだけど、これ読んで頭に?が浮かんでる人、間違ってないよ‼︎ なかなか噛み砕くのには難しい、ならば無料で1話が読めるコミックDAYSの1話を貼っとくので興味ある人は参照をな。

「雨の日も神様と相撲を | 第1話 奇跡の村の神様」を読んでます! #コミックDAYS @comicdays_team https://comic-days.com/episode/13933686331689344584

コミックDAYS

奇怪な村で起こる青春×神事×ミステリ 「雨の日も神様と相撲を/【第1話】奇跡の村の神様」を読んだよ! #マガポケ https://mgpk-api.magazinepocket.com/landing?t=965&e=303144 https://mgpk-api.magazinepocket.com/landing?t=965&e=303144

マガポケでも読める模様。


ミステリ、ジュブナイル、スポーツ、伝奇、ファンタジー、そしてボーイミーツガール‼︎


前編でもちょろっと触れたけど、今回の作品がスゲェのはこれらをすべてぶち込んだ上で一つのストーリーとして成立させる。元は城平京先生の1冊の小説とのことだが、それにしてもよくぞこれだけの要素を成立させたなと言ったところ。単行本にして全3巻なのが信じられんくらい盛りだくさん‼︎

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ちなみに主人公の決め台詞は「相撲に愛されている」ということから来る。

主人公の文季は城平印の頭が良く、自分の弱点までよく分かっている物分かりのいい朴念仁てなところ。

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というキャラ設定すらも逆手に取る‼︎ というかそのための設定なのか?

これは「スパイラル」とかにも共通するけど、一見するキャラの都合の良さを後の逆転劇に繋げるってのは凄いよなぁ。

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初登場シーンで原チャリを持ち上げる怪力ヒロイン、真夏。当然この人が怪力な事自体がストーリーのギミックになっている‼︎

実のところこの物語は全部が全部ギミックであり、舞台装置でもあるから最初から最後まで気が抜けないぜ‼︎ いや全然そんな気を張って読む作品ではないのだけれどね、基本的には日常モノっちゃそうだから。

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「スナックバス江」より

多分何回もおんなじ事言ってると思うけど、城平作品の特徴である「それは都合が良すぎるだろ」って設定をどんでん返しに繋げるその発想はマジで凄い、これを出来る作家さんはやっぱ早々いねぇなと思うワケ。言ってみればこの作品なんて、ストーリーについて語る事とかキャラ設定自体が最悪ネタバレにもなるんだから結局語れる事など何もない‼︎ みんな読んで今すぐ‼︎

絶対ラストはビックリかつニヤニヤしちゃうからさ‼︎ みんなそういうの好きだべ?

で、終わらせても構わないんだけども

結局ただの消費者であるところのワタクシからしますと、こんな盛大に面白いマンガが新品で買ったとしても2000円もしないんだから読んでみてネ‼︎ と余計な蛇足を付け加えるのであった。でも上で挙げたようなことを丸ごとぶち込んでかつ美味い料理に仕上げる、ちゃんこ鍋のような作品なんだから素晴らしいと思いますよ‼︎(良いオチがつけた‼︎)

以上、注釈のない画像はすべて「雨の日も神様と相撲を」より。


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