ある就職浪人の哲学的対話
大学を卒業して就職浪人していたころの話。同じく就職できずに大学院に進んだ友人と仙台市内をドライブしていた。市内で一番大きな四つ角に停車した際の会話。私が
「こいつはまさにヒューマンスクランブル!(『人間交差点』弘兼憲史著より)。」
と、つぶやくと、
「僕らは今日も信号待ちさ。」
と、友人。
今思い返すとなんと親不孝なダメ学生だった事か。とても両親には聞かせられない。ただ、この友人、単なるダメ大学院生ではない。ドライブつながりで別の話もある。ある日、市内をドライブしていたら、