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後輩たちへ。

初めてボールを蹴ったあの日から15年。
私のサッカー人生は終焉を迎えた。

高校サッカーで全国に出る。
黄色いユニフォームに袖を通して、プロの舞台で躍動している。
そんな夢は、歳を重ねるごとに消えていく。

そもそもなぜ大学でサッカーを続けたのか?
プロになれないなら、サッカーをしない決断もできたのではないか。

たくさんの選択がある中で、22歳になった今でも、周りの仲間が引退していく中でも、私はボールを追い続ける道を選択した。

その選択によって、”サッカー人生史上最も熱い時間”を、謳歌することができた。

最高の監督と、最高の仲間たちと、90分間という短い時間の中で、歓喜し、涙を流し、分かち合うことができる。

文教大学体育会サッカー部の歴史に名を刻むために掲げた、”北関東大学サッカー1部リーグ昇格”という目標。

今回のテーマは「リーグ戦を振り返って」
自分の想いを綴ります。


2022年10月16日、北関東大学サッカー2部リーグ第18節
宇都宮大学戦に勝利し、大塚体制で戦うリーグ戦が終了した。

振り返ると1年前、3グラがほとんど使えず、リーグ戦は日曜、水曜の週2回の開催。

今年は週5回、第3グラウンドで練習し、有観客でのホーム開催も行うことができた。

この環境を作っていただいたよしさんを始めとするスタッフの皆さんにはとても感謝している。

結果は、北関東2部リーグ残留。
あと一歩。目の前まで見えていた昇格という目標は、儚く散った。

僅かな差か、絶望の距離か。

日々の練習で、いかにその差を埋めることができるか。
数ミリ単位まで拘ってプレーできるか。

私は彩の国杯までプレーする。
後輩たちの悔し涙は、もう見たくない。

あの敗北があってよかった。
そう言えるような結果を求めて戦いたい。


リーグ戦を通して、このチームの課題が明確になった気がする。

それは、

”チームが苦しい状況の中で、どれだけチームに影響を与えることができるか。”

来年の國保体制でも、改めて突き詰めてほしい。

都合が悪いとき、不利な時に人間はボロが出る。byキング加地

私は、チームも同じだと思う。

チームが勝てているときは、雰囲気が良いのは当たり前。

チームが勝てない状況のときに、どれだけチームに対してポジティブに振舞うことができるか。

そして、この思考を持つ選手を、どれだけ増やすことができるか。

幹部だけじゃない。試合に出る、出ないなんて関係ない。

花となるより、根となろう。by俺。

文教という名の花を咲かせるために、一人一人が根っことなって、チームを支える。

全員が当事者意識をもって、2年連続昇格という目標に向かって突き進んでほしい。

来年は間違いなく、文教がリーグを引っ張る存在になる。
うまくいかない時こそ、拘ってほしい。

関東3部リーグでの活躍を期待しています。





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