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時間との闘い。音羽屋関連の本を集めて。

 資料を揃えるために、時間も労力もお金も惜しんではいけないと思ってきた。回り道もしたし、無駄と思える投資もしたけれど、古書店、新刊書店をとわず、お世話になってきたと思う。

 ただ私は、あまり収集癖はない。資料として読めればいいので、美本などを揃える趣味はもたなかった。今、進めている音羽屋の仕事のために、「菊五郎の色気」(文春新書)以来、久し振りに関連の本を手元に集めている。東日本大震災やその後の引っ越しが重なり、大切な本を手放してしまっていた。以前、手元にあった本を、再度、求めるのは気が進まないが仕方がない。

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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。