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セミナーで質問ができない人へ。恥ずかしがりを克服する9つのノウハウ

こんにちは。広告の会社でウェブマーケティングをやっている長谷川です。1年前まで業界未経験、経験者やメンターがまわりにいない中、半年で即戦力になるまでにやっていたのが、セミナーに参加することでした。

そして、セミナーでの吸収力を上げるのに即効性があったのが「質疑応答タイムで最初に質問する」と決めることでした。

(↓その他のノウハウはこちらで紹介しています)

質問する側に立つことは「受け身の姿勢」を、強制的に「質問する人=能動的な姿勢」に変えてくれます。

ただ、この「質問者になる」ですが「何を質問したらよいか分からない」「嫌な顔をされるのが怖い」「下らない質問で迷惑をかけたくない」という人が結構多いです。僕もそうでした。そんな恥ずかしがりが、大勢の人の前で質問できるようになるまでに、意識していた9つのポイントを今回まとめてました。

質問者になるための6つのマインドセット(心構え)

1.最初に質問する(手を挙げる)
2.「口開きをすることで主催者が助かる」と思い込む
3.ネクストアクションから質問を考える
4.質問のためのメモを分ける
5.自己紹介や謝辞は端的に
6.なるべく具体的なことを質問する

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1.最初に質問する(手を挙げる)

「最初に質問するぞ!」と自分に約束しておきましょう。質疑応答タイムは、後半になるほど手を挙げにくくなります。「同じような質問が出た」「時間がないから申し訳ない」「他の質問者が凄すぎて気が引ける」と思うからです。

2.「口開きをすることで主催者が助かる」と思い込む

最初に誰かが質問することで、質問者が続いたり、盛り上がったりするので「最初に質問するのは主催者のためにもなる」思い込みましょう。主催者側は、誰も質問しない時間が続くと気まずい思いをします。登壇者も「自分の話がつまらなかったかな…難しかったかな…」と悲しい思いをします。

3.ネクストアクションから質問を考える

「イベントの内容をもとに自分ならどうする?」をリアルタイムでシミュレーションしながら、そこで壁になるところを質問します。ネクストアクションを目的にすると、意味のある質問とない質問が見えてきます。

単純に疑問に思ったことを質問しても構いませんが「イベントの内容をもとに自分ならどうする?」をリアルタイムでシミュレーションしながら、そのネックになることを訊くのが、意味のある質問につながりやすいです。

(朝活イベントの例)
主催者「朝5時に起きましょう。夜22時に寝ましょう」
参加者(5時に起きたいが、職種上どう考えても24時に寝るのが精いっぱい…)
→質問「いまの仕事の関係上24時に寝るのが精いっぱいですが、どうしたら良いでしょうか?」

4.質問のためのメモを分ける

イベントメモと質問メモを分けるのが、おすすめです。「ここがよく分からなかった」「自分に落とし込むと、ここが分からなくなる」などを同時進行で考えながらメモを残します。メモを取るなかで「これは自分に活かせそう」「試してみよう」という項目は、メモの最後か別のメモで残すようにしましょう。

5.自己紹介や謝辞は端的に

たまに自己紹介や謝辞が長い人がいます。イベントの内容にもよりますが、回答者からするとあまり関係ない情報のことも多いので、端的に質問に入る方が親切です。

6.なるべく具体的なことを質問する

「良い質問をしたい!」という人にありがちですが「抽象的な質問」(例:「アイデアの本質とは何でしょうか?」)は、あまりおすすめできません。僕は「回答の抽象化は、回答者の役目」だと思います。質問者の具体的な質問に、回答者は具体的な回答をし、それを抽象化していく流れが良いのかなと考えています。

いまいち質問パターンを避けるポイント

逆に「これはあまり建設的じゃないなあ」と感じた質問のパターンもいくつかあります。NGというわけではないですし、回答者が名回答する場合もあるので、少しだけ意識してもらえるといいのかなと思います。

7.個人的すぎる質問をしない
8.なにが質問か明確にする
9.揚げ足を取らない

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7.個人的すぎる質問をしない

先ほど具体的な質問と書きましたが「個人的な質問」もあまり良くないです。

個人的な質問例
「地方から電機メーカーに就職で上京してきて3年になります。お金遣いが粗くて貯金がたまらず将来が不安でたまりません。彼女もできないし、昔からスポーツが苦手で体力がなく仕事も辛いので、もっと良い会社やIT業界に転職したいです。どうしたら良いでしょうか?」

個人的な質問は、慎重な回答が必要で、短い時間では回答しにくいケースが多いようです。また回答の抽象化の難易度も上がるので、他の参加者にとってあまりプラスになりません。

先ほどの例を具体的な質問に置き換えると「社会人3年目で転職を考えています。ノウハウのない別業界を検討しているのですが、何から始めたらよいでしょうか?」という感じになります。

8.なにが質問か明確にする

イベントの趣旨にもよりますが「これについて聞きたい・教えてほしい」を明確にしたほうが建設的な質疑応答になります。持論の主張を始めたり、感想を延々と述べ、質問そのものや質問の意図があいまいにしないようにしたいです。

9.揚げ足を取らない

内容の根幹でなければ、トークの一部分だけ切り取ったり、揚げ足を取るような質問は建設的ではないかと思います。トークセッション系のイベントだと、登壇者は意外とノリでしゃべっています。それがリアルイベントの良さだと思うので、あら探しや揚げ足取りはやめましょう。

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以上、人前で質問できるようになるまでの9つのノウハウをお届けしました!

誤解してほしくないのは「質問のための質問」ではなく「アクションのための質問」をするべきだということです!

なお、「イベントの内容を吸収するノウハウ」「マッチするイベントを見つけよう」というテーマでも記事を書いていますので、こちらも合わせてご覧いただけると効果が倍になると思います。ぜひ!

↓Twitterもやってます。マーケティングや編集に関するイベントの感想やレポートもつぶやいています。

編集協力:さかかなさん


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