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WANTED!

このタイトルを見て、ピンクなレディーたちが歌って踊ってる姿を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回指名手配されるのは、あんちくしょうではなく「ワルい猫」たち。ワルさのかぎりを尽くす悪党どもをご紹介します。

お魚くわえて…WANTED!

猫がするワルさの代表と言えば、お魚ドロボウ。国民的アニメの主題歌でも歌われています。しかし、実際に見たことはありません。飼い猫がネズミやらスズメやら虫やら、捕まえたものを見せにくる…なんて話は聞きますが。ドロボウ猫、見たことある方いらっしゃいます?

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足あとつけて…WANTED!

なんてこった!!これが新車だったり、洗車後だったりしたらかなりのワルですよ。極悪です。私も愛車にワルさされたことありますが…あまりに見事に足あとがついていると、洗い流すのちょっともったいない気がいたしますね。

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障子を破って…WANTED!

「勢いあまって格子にはまって途方に暮れているが、後悔はしていない」という表情です。これは猫飼ってる人でないと遭遇できないワルさですね。友人宅に遊びにいった時、猫がカーテンを駆け上がる場面には遭遇したことありますが、ついでに私にも駆け上がって、コートのフードに付いていたファーをバリバリされました。ワルいヤツめ!

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猫を描く

猫はとても好きな動物です。それゆえ今までにも版画やぽち袋の題材にしてきましたが、猫を描くことにいつも少しだけためらいがありました。たくさんのひとに愛でられ、たくさんの形でその愛を表現されている生きもの。そこへ中途半端に踏み込んでいいのだろうか?という気持ちが、ためらいの正体だと思われます。

今年2月、そのためらいも消えぬままにお誘いいただいた猫展への参加。せっかくなので新作を…と思い、描き始めたワルい猫たち。ああでもない、こうでもない、と描くうちに何だかちょっとステキな猫が描けたんじゃないの?という瞬間がきました。この機を逃すな!とばかりにさらに描き続けたところ、ようやく「晴三流の猫」のようなものがつかめたような気がいたします。

ブレイクスルーと言っていいのではないでしょうか。大げさですか。おかげさまで、猫を描くことに少しだけ自信がついた模様。猫展「ネコル」にお誘いいただいた三ツ山猫ストアさん、ありがとうございました。

その後、今年の新作てぬぐいも、5月の個展の新作版画も、すべて猫がモチーフになってしまったことは申し開きのしようがありません。
調子に、のりすぎ。


【期間限定(9/11~9/17)】今回紹介した木版画を販売します。

ワルい猫てぬぐいも販売中!


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