大人になって落ち着くとは(2013年2月12日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです♪★

 特に、思春期での悩みは、私もそうでしたが、表に出さなくなりますよね。親も追いつめられるというか。しんどい数年を何とかして乗り越えるといったような。そして、青年期には、誰しも(思春期の攻撃性はなくなり)落ち着いてきて「やれやれ」と思う。でも、その落ち着き方は、やはり、それまでの支援の在り方で、違ってくるんだなとわかりました。

 「成人になれば落ち着きます」とよく聞きます。でも、その落ち着き方には、幾通りかある。

 周囲から決められた枠で言われて動くの「指示待ち」として落ち着く、お薬を使った「鎮静」という形で落ち着く、それから、自分で活動を選び、主張も自己管理もするという形で落ち着く。そのどれであれ、「落ち着く」と表現されるのです。
 
 だから、支援をしてきても、そうしてきていなくても、「ああ、落ち着きました」と人は話します。その言葉は、本当の姿を隠しているように思えてなりません。
 
 息子の思春期は、相当しんどかったです。けれども、そのトンネルを抜けたとき、自己主張やら自己選択、自己管理をする力があるのは、本当によかったなと感じています。それは、大人になったのに、いつまでも親から、「こうしたら」「ああしたら」「これがいいんじゃない」「あれはどうかしら」を言われなくても済む(私が言わなくても済んでいる)からです。

 「親は、いつまで、支援支援いうて、すんねんろ」これって、大きな課題ですよね。しなくて済むようになってこそ、自然な姿。それなのに「指示待ち」で落ち着く、「鎮静で」落ち着くであれば、いつまでも、親は、子供から、物理的に、特に精神的には離れないことになるんだなということも、大きくなって、わかったことです。
 
 結構、奥が深いです。だからこそ、一緒に考えていきたいなと思っています。

   ◆◆◆お めめどうのE-MAIL:
おめめどうのFAX:079ー594ー4667