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兄からの性暴力の治療の経過や裁判の進捗について

こんにちは。

ものすごく間があいてしまいましたが、なんとか生きています。

性暴力による複雑性PTSDの治療の経過


昨年の12月ぐらいから、兄からの性暴力の複雑性PTSDの治療として持続エクスポージャー療法での治療をおこなってきました。
ブログにも書きましたが、過去の記憶と向き合う作業は辛く、死んでしまいたくなるほど苦しいものでした。

持続エクスポージャーの治療が12回ほど終わった時に、思ったほど効果が感じられないことなど、不安に思っていることをカウンセラーの方に相談しました。その結果、スーパーバイザーを務めていただいていた別のカウンセラーの方に担当カウンセラーが交代することになりました。

そこからは、記憶の蓋を開けた事で溢れ出てしまった感情をしまっていくようなカウンセリングを受けたり、STAIRという感情調整や対人関係のスキルを身につける治療を受けたりしてきました。

こうした治療をこの一年ぐらい続けてきて、途中で鬱のような症状が出てしまい仕事を休んだりしましたが、効果は確実に出てきているように感じます。

フラッシュバックはほとんど起きなくなり、性暴力に関するニュースなどの情報を見ると鬱のような症状が出てきてしまっていたのも無くなりました。パニック障害も治りました。過覚醒で四六時中イライラして、不安の中にいたのもなくなり、毎日穏やかに過ごしています。

治療中は本当に地獄のような、死んだ方がましだと思うくらい辛い思いをしましたが、治療前と後では全く違う人生のように毎日が穏やかで幸せに感じます。

裁判の進捗について

加害者と両親を民事裁判で提訴しているのですが、それも少しずつ進んでいます。
毎回、相手から提出される書面の内容は酷いものです。
性暴力をスキンシップだったかのように表現したり、全く事実無根の話を捏造したり、暴力行為を全く無かったことにしたり、公の文書にも関わらず嘘を並べ立てた文章でした。まるで、私が頭のおかしい人間だったかのように嘘を仕立て上げようとしている、悪意の詰まった内容でした。こんな犯罪者のような人が親であり、兄であったと思うと、自分のことだけど、とても惨めな気持ちになりました。

正直、今の日本の法律ですと裁判官の考え方次第の判断になると思いますので、一種のギャンブルみたいなものなので、そこは覚悟しておこうと思います。

複雑性PTSDの治療が一段落してからは、普通の人になれたような気がしてましたが、改めて自分の育った環境の異常さを目の当たりにした感じがしました。


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