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美しくなる、自分に恋をして。


あなたの感じる、『美しさ』とはなんですか?

わたしの感じる『美しさ』とは、『色気』があることだ。

ここで言う、『色気』とは、俗に言う『セクシー』ではない。
ルパン三世の峰不二子のようなお色気ムンムンで異性を惹きつけるセクシーさではなく、言葉ではなんとも表し難い、内面から滲み出る目に見えない、ナチュラルなフェロモンみたいなもので、とても静かなエネルギーのこと。


美輪明宏さんが、自著のなかでこんなことを書かれていた。

色気とは仕草や形ではなく、精神的に相手を包んであげる上品な優しさのこと。
それが滲み出てきた『気』が色気です。

美輪明宏 『花言葉』

深い。。。
最終着地は、ここを目指したい。これは色気の頂点だ。
ここを目指しながら、話を進めていこう。


わたしが、人の『色気』というものを初めて感じたのは、
文筆家の服部みれいさんと、ご主人の福太郎さんにお会いした時だった。

当時、みれいさんは42歳、福太郎さんは32歳。
お二人を目の前に、わたしはなんとも恥ずかしく、胸がドキドキして目を合わせられなかった。
お二人が、とても色っぽかったのだ。眩しくて、まるで恋をしてしまったかのような感覚を今でも覚えている。

その頃から、わたしは毎朝のルーティンである、アーユルヴェーダのオイルマッサージを始めていたので、このお二人のこの『色気』が『オージャス』と言うものなんだ、と解釈した。


オージャスとは、インドの伝承医学であるアーユルヴェーダの言葉で、サンスクリット語で、『生命エネルギー』という意味。
この、オージャスが満ちていると、健康で生き生きと若々しく、幸福感に溢れると言われている。

お二人は、まさに、お肌も艶々で目がキラキラしていて柔らかな雰囲気を纏っていたのだ。
わたしはこの時、オージャスと色気は同義語だ、と確信した。



少し、視線を今現在のわたしに向けてみる。

先日、仕事で年に2回の集まりがあった際、嬉しいことに数人の方に
「なんだか雰囲気が変わった」「なんか、綺麗になった?」と言われた。
もちろん、美容院を変えて素敵なスタイリストの方にケアしてもらいながらヘアスタイルも変えたが、それだけではないはずなのをわたしは知っていた。

その理由は、わたしがわたしを大切にして毎日を過ごしているからだ。
まるで、自分に恋しているかのように自分を見つめるようになったから。


アラフォーで、好きな人への思いは実らず失恋し、プライベートが充実しているとは言い難いかもしれない。
そして、少し前のわたしだったら、世間の物差しを元に、結婚・妊娠・出産などへの焦りや不安、仕事に関して、これからの生き方について他人との比較で自分を見失って落ち込んでいたかもしれない。

しかし、運のいいことに、わたしは自分を整えたいと思ってからそれに必要なその道の本物の方や、新しい仲間に出会い、意識の使い方が大きく変わった。
そして、まず決めたのだ、『自分を幸せにしてあげる。』と。
そして、自分が望むことをこれからたくさん実現していこう、と。

そして、今も実験中の毎日だ。
毎日、自分の身体の声、心の声を無視しないで、できる限り自分が心地よく過ごせる時間を少しでも作ってあげている。

それは、オイルマッサージだったり、お弁当を作ることなどの身体への気遣いのほか、買い物などの些細な決断でも自分の感覚を感じてあげること。
寝る前に、自分にありがとうを言うことなどなどだ。


野に咲く花が、薔薇を目指そうとはせず、美しくそこに咲くように、自分自身を認めて大切にすることで自分にエネルギーが戻ってくる。
わたしがこう思えるまで10年近くかかったが、今、わたしはとても幸せだ。
そして、少々おこがましいが、わたしはわたしを『美しい』と思っている。
ナルシスト、と言うことではなく、わたしはわたしに恋しているような感覚だ。

美輪明宏さんのおっしゃるように、『他人を優しさで包み込む色気』には達していないが、自分を優しさで包み込む色気は少しずつ満ちてきたのかな、と感じている。


『自分に恋をする』これが美しくなる方法のひとつだと、わたしは思うのだ。



晴海たお


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