どうすりゃいいのよ、この不安

せっかくパソコンを起動したのだから、なにか書こうと思ってWordを立ち上げた。

ニュースを見れば、参議院選挙と令和初の台風の話題で持ち切りだ。
選挙のことを書こうと思ったけど、それは専門の人に任せようと思ってやめた。
なので、残るは『令和初の台風』だ。

私は台風がものすごく怖い。
地震も火事も怖いけど、迫ってるのは台風なのでどうしても天気予報ばっかり見てしまう。
私の家に近くには川が流れていて、一回だけ氾濫寸前まで水位が上がったことがある。
けれど、そのとき私は小学生でよく覚えていないのだ。しかもだ。
あとから聞いた話しによると、川上の方で水をため過ぎて『ダムがあふれる!』と焦った市がいっぺんに水を流したことによる人災だったらしい。
今思うと、人の命に関わるとんでもないことだ。

学生のころは『台風が来る』って聞くと『学校が休みになるかも!』と嬉しかったけれど(今思うとすごく不謹慎)、大人になってしまうとどうしても現実を見ざる負えない。
つまり『台風で大雨が降ると川が氾濫するかもしれない』という恐怖の現実をだ。

顕著に台風が怖くなったのは去年(いくつも大型台風がきたから)からで、大雨が降れば眠れなくなってしまい、ひたすらパソコンでYouTubeを見て夜を明かそうとしたこともあった。
アプリの天気予報を三十分ごとに開いて台風の進路を確認したり、雨雲の位置まで確認をしたりした。
あと一時間で雨雲から抜け出すという情報を見れば、安心してちょっとうとうとしたり……。

思うに、ニュースでやる天気予報は地域全体のことを放送するから、見ると不安になるのだ。
我が家は夕方に放送するニュースは、見る局が決まっている。
アナウンサーも気象予報士さんも好きで、ずっとその局を見てるのだけど、私の住む地域も含めて『~地方』全体の予報をするから、どうしても地域全体的の予報を把握することになってしまう。
『80ミリ降ったあとさらに100ミリ降ります』って、それって全体(県単位や地方単位)の話しで、私の住む地域はどうなの??って(そんなに細かく天気予報をやれっていうのは無理な話しなのは分かってるけど)。

不安になると、私はさらに情報収集したくなる。
昨日、昼のニュースで『熱帯低気圧が台風に変わります』と知ってから、私は必死こいて台風の進路やどういう被害が起こりそうなのかの情報を集めている。
不安になるならニュースで天気予報を見なきゃいいのに、いつもは見ないワイドショーまで目を皿のようにして見た。
なぜかって?そりゃ安心材料がほしいから。
『あんまり雨は降らないよ』とか『進路が逸れたよ』とか言ってほしい。
そういう言葉を求めて情報を集める。
それでなにが得られたかって、さらなる『不安』なんだけどね。

台風や地震や大雨とかの天災はコントロールできない。予測はできても、日本から逃げださない限り避けることはできない。
でも、天災とか、自分でコントロールできないものに対する不安ってどうすればいいのだろう??
それが分かったら、私の台風に対する恐怖もちょっとは薄れてるんじゃないかな、と最近思っている。

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